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オンライン講演会SYMPOSIUM

イベント当日のタイムスケジュールです。 参加するためには、「参加登録」とZoomのダウンロードが必要です。当日は、メールでお知らせしたURLよりZoomにご参加ください。
※イベント当日に、Zoom以外での「動画配信」予定はありません。
※質疑応答など、講演者とお話しできるお時間は設けておりません。

はじめに13:00-13:03

花岡写真

所長花岡 文雄

東京大学薬学部製薬化学科卒業、同大学院薬学研究科博士課程修了(薬学博士)。
東京大学薬学部助手、米国ウィスコンシン大学マッカ―ドル癌研究所ポスドク、東京大学薬学部助教授を経て、理化学研究所細胞生理学研究室主任研究員。大阪大学細胞生体工学センター教授、同大学院生命機能研究科教授、学習院大学理学部生命科学科教授、筑波大学生存ダイナミクス研究センター(TARAセンター)センター長を経て、2018年より国立遺伝学研究所第10代所長に就任。
専門分野:DNAの複製と修復の分子メカニズム。

ご紹介13:05-13:15
木村資生:科学•社会に与えたインパクト

講演①13:15-13:35

野生動物の進化の遺伝学

教授北野 潤
▶︎ 生態遺伝学研究室

野外で生物を観察すると実に多様な生き物がいます。これらの多様な生物がどうやって進化してきたのか、今後どのように進化していくのか、それを解き明かすのが進化生物学という分野です。現在の進化生物学の根幹となる理論的枠組みこそ、木村資生が確立した中立説、および、彼らが中心になって確立した集団遺伝学です。本講演では、最初に木村資生の業績およびそれを基に発展してきた進化生物学を概観したのち、私の研究室で行なっているトゲウオという魚を用いた進化研究の最前線を紹介します。

所要時間約30分

講演②13:40-14:00

野生イネのゲノム解読が紐解くイネの進化

教授佐藤 豊
▶︎ 植物遺伝研究室

我々が日々食糧として利用している農作物のほとんどすべては、人が作り出した生物です。作り出したと言っても遺伝子組換えやゲノム編集を行なったわけではありません。最も古くから人が農耕に利用してきた作物の一つであるイネの場合、約1万年以上もの長きにわたり人為選抜が繰り返されて野生植物から現在のイネ品種が作られています。このような、野生祖先種から人為選抜により農作物が作り出される過程は進化の一形態であり特に栽培化と呼ばれます。この講演では、イネを題材に作物栽培化の歴史を遺伝学の視点から紹介します。

所要時間約22分

講演③14:05-14:25

ゲノムサイエンス時代の遺伝研の貢献

教授黒川 顕
▶︎ ゲノム進化研究室

生命の設計図であるゲノム。DNAシーケンシング技術とバイオインフォマティクス技術の飛躍的な進歩により、ヒトゲノムを数万円で解読できる時代が到来しました。本講演では、分子進化学の先駆的業績を礎とし発展してきたゲノム解析技術を駆使し、国内外の最先端研究を支える遺伝研の役割について紹介します。さらに、ゲノムサイエンスが切り拓く未来の可能性も展望します。
 

特別講演①14:30-14:40

肌身で感じた木村資生の科学と人間性

名誉教授五條堀 孝

日経サイエンスという雑誌で、木村資生の特集が「ダーウィンを超えた男」という題目で組まれました。生物進化を分子レベルでみると、ダーウィンのいう「自然淘汰説」だけでは説明がつかないことがあることを、木村資生は強力な証拠とともに合理的に理論を展開してみせました。この分子進化の中立説は、木村という姓から「キムラリアン・エボリューン」とも世界的に呼ばれることがあります。そんな科学史上の巨人は、どういう人間だったのだろう?ダーウィンをどう思っていたのだろうか?日常はどういう生活をしていたのだろうか?そんな疑問に答えるべく、木村資生の身近にいた者として、自身の肌身で感じた木村資生の科学と人間性について話をします。

所要時間約11分

特別講演②14:45-14:55

ゲノム進化の根本「中立進化」を提唱した木村博士

名誉教授斎藤 成也

チャールズ・ダーウィンが自然淘汰による進化というモデルを19世紀に唱えて以来、生物進化学の分野ではずっとこのモデルが支配的でした。これは形態などのデータを仮定していました。ところが遺伝子の物質的本体がDNAであることがわかった1950年代以降、急速に分子レベルでのデータが蓄積しました。それらの新しいデータを解析した結果、木村資生博士は大部分の進化が偶然によって左右されるという、中立進化論を1968年に提唱されました。現在ではこの理論が正しいことがゲノム配列を含む多くの分子データによって立証されています。

所要時間約14分


おわりに14:55-15:00


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