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イベント情報
イベント情報
2022年(令和4年度)
2022年度SPARC Japanセミナー年間予定表

SPARC Japan セミナー2022
「電子ジャーナルの転換契約とAPC問題で変わるオープンアクセスの現状と課題」

日時

2023年2月17日(金)13:00-17:00

場所

オンライン開催

イベントは終了しました。多数のご参加,アンケートへのご協力ありがとうございました。

更新記録

Beamer氏ドキュメント(英)を追加掲載しました。(2023/08/23)
ニュースレターを掲載しました。(2023/07/26)
ドキュメントを掲載しました。(2023/07/12)
平田氏発表資料を更新しました。(2023/04/14)
開催報告を公開しました。(2023/03/20)
追加資料ビデオ映像を公開しました。(2023/03/20)
発表資料を公開しました。(2023/02/16)
参加申込受付を開始しました。(2023/01/26)
・ウェブページを公開しました。(2023/01/26)

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SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

SPARC Japanセミナー2022

アウトライン

【概要】

  オープンサイエンスは研究データの活用やシチズンサイエンスの発展など、科学研究の姿を変えるものとして注目を浴びています。
  一方、研究活動に依然として重要な役割を果たしている論文を中心とした学術情報流通も大きく変化しており、オープンアクセスを巡る状況においても、その黎明期で機関リポジトリが日本でも始まった2000年代、あるいは、商業出版社がGold OAを創刊しだした2010年代とはまた違った様相を呈しており、オープンアクセス自身も変化し続けています。
  本セミナーでは、オープンアクセスの現状について、その背景を今の文脈で捉えなおし、APC問題と電子ジャーナルの転換契約を中心に議論を行い、学術情報流通の課題の再確認とステークホルダーを超えた解決策を模索します。

【参加対象者】
  学術情報流通に関わる全ての方(特に図書館員,研究者,URA,学術出版に関わる方,政策担当者,研究助成機関の方)

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プログラム
司会: 矢吹 命大 (横浜国立大学)

時間

内容

講師

発表資料

ビデオ映像

ドキュメント

13:00-13:05

開会挨拶・概要説明

林 和弘
(科学技術・学術政策研究所)

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13:05-14:05

SPARCの経緯とオープンアクセスの変遷

※同時通訳付き

Jennifer Beamer
(The Claremont Colleges)

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14:05-14:50

#転換契約 は #電子ジャーナル問題 を解決できるか?

大隅 典子
(東北大学)

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14:50-15:00

休憩

15:00-15:10

オープンアクセスの実現手段としての機関リポジトリ

西岡 千文
(国立情報学研究所)

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15:10-15:20

オープンアクセスを実現する方法としてのSCOAP3国際連携プロジェクト

池松 克昌
(高エネルギー加速器研究機構)

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15:20-15:30

オープンアクセスの推進による研究力強化

小泉 周
(自然科学研究機構)

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15:30-15:40

生命科学系研究におけるAPCの事例紹介

小野 浩雅
(ライフサイエンス統合データベースセンター)

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15:40-15:50

大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)の論文公表実態調査について

平田 義郎
(東京大学)

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15:50-16:05

休憩

16:05-16:55

パネルディスカッション

【モデレーター】
池内 有為
(文教大学) 

山形 知実
(北海道大学) 

【パネリスト】
大隅 典子
(東北大学)

西岡 千文
(国立情報学研究所)

池松 克昌
(高エネルギー加速器研究機構)

小泉 周
(自然科学研究機構)

小野 浩雅
(ライフサイエンス統合データベースセンター)

平田 義郎
(東京大学)


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16:55-17:00

閉会挨拶

竹谷 喜美江
(国立情報学研究所)

 

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参加費
無料
参加申込

イベントは終了しました。多数のお申込み誠にありがとうございました。

お問い合わせ先:国立情報学研究所 学術基盤推進部学術コンテンツ課支援チーム SPARC担当
E-mail sparc-seminar@nii.ac.jp

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講師紹介

◇Jennifer Beamer  (The Claremont Colleges)

米国カリフォルニア州クレアモント・カレッジ、学術コミュニケーション&オープン出版サービス部長。オープンアクセスおよびオープンインフラの推進者。最近、北米のSPARCおよびSPARC Japanがどのようにオープンアクセスのインフラを支援するかについて博士論文を完成させた。2022年NIIで2ヶ月間のJSPS短期ポスドクを修了。SPARC運営委員会メンバー。SCELC(Statewide California Electronic Library Consortium)・学術コミュニケーション委員会およびIR分科会の委員長。Association of College and Research Libraries (ACRL) の学術コミュニケーション・ロードショーでプレゼンターを務める。2019~2020年SPARCオープンエデュケーションプログラム、2014年および2016年OpenCon修了。ハワイ大学マノア校より情報コミュニケーション学博士および図書館学修士の学位を取得。図書館員として、教員らが様々な方法でオープンアクセスに参加できるような政策の研究と促進に取り組んでいる。

◇大隅 典子  (東北大学)

東北大学副学長(広報・ダイバーシティ担当),附属図書館長,医学部・医学系研究科教授。1989年東京医科歯科大学大学院歯学研究科修了,歯学博士。専門は,発生生物学,分子神経科学,神経発生学。

◇西岡 千文  (国立情報学研究所)

国立情報学研究所コンテンツ科学研究系/オープンサイエンス基盤研究センター・助教。クリスティアン・アルブレヒト大学キール大学院工学研究科より博士(工学)の学位を取得(研究拠点はドイツ経済学中央図書館)。2017年3月より京都大学附属図書館にて京都大学重点戦略アクションプラン・オープンアクセス推進事業に従事したのち、2022年4月より現職。学術情報流通、オープンサイエンスに関する調査研究、研究開発に取り組んでいる。

◇池松 克昌  (高エネルギー加速器研究機構)

高エネルギー加速器研究機構 (KEK) 専任リサーチアドミニストレーター。2004年広島大学大学院理学研究科物理科学専攻博士課程後期修了。博士(理学)。2004年ドイツ電子シンクロトロン研究所リサーチフェロー,2008年KEK素粒子原子核研究所研究員,2010年ジーゲン大学第4(理工)学部研究員,2014年佐賀大学大学院工学系研究科研究員,2016年東北大学多元物質科学研究所講師を経て,2021年4月より現職。欧州の加速器研究施設に十数年間常駐して高エネルギー物理実験,測定器開発および放射光ビームライン技術開発に従事した後,その経験を生かして国際連携プロジェクトの推進に取り組んでいる。

◇小泉 周  (自然科学研究機構)

慶應義塾大学医学部卒業。卒後、生理学教室で、電気生理学と網膜視覚生理学の基礎を学ぶ。2002年米ハーバード大学医学部リチャード・マスランド教授に師事。2007年に帰国し、自然科学研究機構生理学研究所の広報展開推進室准教授。2014年より、大学共同利用機関におけるURAとして、自然科学研究機構本部の研究力強化推進本部・特任教授(統括URA)。この間、文部科学省研究振興局学術調査官、JST科学コミュニケーションフェロー、文部科学省・科学技術学術審議会・基礎研究振興部会・臨時委員を兼任。THE世界大学ランキング国際アドバイザリーボードメンバー。大学の研究力分析手法の開発、大学の社会インパクトに関する分析などを実施。

◇小野 浩雅  (データサイエンス共同利用基盤施設 ライフサイエンス統合データベースセンター)

日本大学大学院生物資源科学研究科に在籍中の2005年より、脂肪細胞等の脱分化機構を網羅的に解析するためバイオインフォマティクスを学ぶ。2007年よりDBCLSにリサーチアシスタントとして勤め、特任技術専門員を経て2012年より特任助教。遺伝子発現情報を中心とした大規模データの利用技術開発ならびに生命科学における統合データベースに関わるコンテンツの作成・整備を担当し、バイオインフォマティクスツールやデータベースの使い方を動画で紹介する「TogoTV」などの制作・編集のほか、「RefEx」、「TogoID」などの開発に携わる。

◇平田 義郎  (東京大学)

東京大学工学系・情報理工学系等情報図書課長。国立大学の図書館職員として勤務しながらJUSTICE作業部会員として交渉作業部会及び広報作業部会に所属(2011.4-2018.3)。JUSTICE事務局長(2018.4-2022.3)を経て、2022年4月より現職かつJUSTICE協力員としてOA2020対応検討チームに所属。

◇池内 有為  (文教大学)

文教大学文学部准教授。博士(図書館情報学)。慶應義塾大学法学部卒業(1995年),同文学研究科図書館・情報学修士課程修了(1997年)の後,1997年から2005年までフェリス女学院大学附属図書館勤務。主婦,筑波大学大学院博士後期課程を経て,2019年より現職。専門領域は研究データ共有とオープンサイエンス。日本学術振興会人文学・社会科学データインフラストラクチャー構築推進センター研究員,文部科学省科学技術・学術政策研究所客員研究官,2020年度よりSPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。

◇山形 知実  (北海道大学)

北海道大学附属図書館研究支援課研究支援企画担当係員,2022年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。 大学図書館コンソ―シアム連合(JUSTICE)協力員としてOA2020対応検討チームに所属。主な関心は,オープンアクセスの広がりによる学術情報流通の変転。

◇林 和弘  (科学技術・学術政策研究所)

科学技術・学術政策研究所 データ解析政策研究室長。1995年ごろより日本化学会の英文誌の電子ジャーナル化と事業化を大学院時代のアルバイトを端緒に行う。電子投稿査読,XML出版,J-STAGEの改善,電子ジャーナル事業の確立と宣伝活動など,幅広いフェーズで実務に基づき考察と改善を加え,当該誌を世界最速クラスで発行する電子ジャーナルに整え,2005年にはオープンアクセス対応を開始し,電子書籍(ePub)対応の技術立証も行った。その経験を生かして日本学術会議,SPARC Japanなどを通じて日本発の情報発信をより魅力的にするための活動を行い,電子ジャーナルの将来と次世代の研究者コミュニケーションのあり方についても興味を持つ。2012年より文部科学省科学技術・政策研究所において政策科学研究に取り組んでおり,科学技術予測調査に加えてオープンサイエンスのあり方と政策づくりに関する調査研究に取り組んでいる。内閣府,G7科学技術大臣会合,OECD、UNESCOのプロジェクトにおけるオープンサイエンス専門家として活動。

◇上野 友稔  (電気通信大学)

電気通信大学学術国際部学術情報課学術情報サービス係長(IR専門員兼任)。2022年4月より現職。修士(哲学)。図書館では、図書館サービス業務の統括を行うとともに,図書館システムの調達・運用,AI研究・教育DXに貢献するための学修・実験的研究空間(UEC Ambient Intelligence Agora)の機能強化を担当している。また,学内では大学IRへの協力,事務デジタル化にも携わっている。

◇前田 隼  (国立情報学研究所)

北海道大学附属図書館職員、国立情報学研究所(JPCOAR事務局)出向職員、2022年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。

◇矢吹 命大  (横浜国立大学)

2022年度SPARC Japanセミナー企画ワーキングメンバー。横浜国立大学大学戦略情報分析室准教授/研究推進機構リサーチアドミニストレーター。 筑波大学大学院人文社会科学研究科国際政治経済学専攻単位取得退学,修士(国際政治経済学)。筑波大学大学院人文社会系特任研究員として巨大科学を巡る国家間関係の研究に従事した後,2014年横浜国立大学特任教員(講師)・URA。2020年4月より現職。大学戦略情報分析室において大学経営判断を支援する各種情報収集,提言を行うと共に,URAとしては研究力分析,オープンサイエンスの推進に取り組んでいる。
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講演要旨

◆SPARCの経緯とオープンアクセスの変遷

   (Jennifer Beamer)

北米のSPARC(Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition)と日本のSPARC Japanの設立の由来と経緯は興味深い。両組織ともOpen Access(OA)運動の確立に重要な役割を果たしてきた経緯があり、また、現在は、その変革を導く存在となっている。OAの支援にあたり、それぞれ独立した組織として、技術的なインフラの構築、社会的規範に関する教育の提供、政策や実践への提唱など、異なる道を歩みつつ、OAの展望を描き、開拓してきた。過去10年間に、OAは多くの新しく刺激的な紆余曲折を経験した。本講演では、SPARCがオープンアクセスの変容に与えた影響と、学術情報流通の未来について考察する。

◆#転換契約 は #電子ジャーナル問題 を解決できるか?

   (大隅 典子)

大学が支払う電子ジャーナル購読料が年々増加する一方で、論文の著者がオープンアクセス化選択した場合に支払う料金(APC)の金額も増え続けている。この問題への短期的な切り札の一つとして電子ジャーナル購読料をAPCに段階的に移行させることによりOA出版の拡大を目指す手段である「転換契約」がある。複数の大学と共同で大手商業出版社との転換契約パイロットプロジェクトを開始した東北大学から、その状況を報告するとともに、生命科学研究者の立場から今後の展望について提言する。

◆オープンアクセスの実現手段としての機関リポジトリ

   (西岡 千文)

1990年代後半以降、研究者、図書館、出版者等のステークホルダーが各々の動機に基づいてオープンアクセスの推進に取り組んできた。その中で、図書館コミュニティは、機関リポジトリをオープンアクセスを実現するチャネルとしても捉え、機関リポジトリでの学術論文の著者最終稿の公開(グリーンオープンアクセス)を実施している。事例紹介では、オープンアクセスにおける機関リポジトリの現在地や課題とともに、海外での動向を踏まえた上で今後の可能性について述べる。

◆オープンアクセスを実現する方法としてのSCOAP3国際連携プロジェクト

   (池松 克昌)

欧州合同原子核研究機関 (CERN) が主導するSCOAP3 (Sponsoring Consortium for Open Access Publishing in Particle Physics) 国際連携プロジェクトは,高エネルギー物理学 (HEP) 分野のオープンアクセス (OA) イニシアチブであり,現在,45カ国で構成されている世界規模のコンソーシアムである。2014年に開始されて以来,2022年5月には通算50,000本の査読付き論文がSCOAP3によってOA化されるというマイルストーンを達成した。このことは,SCOAP3対象の学術雑誌11誌(日本物理学会が刊行するProgress of Theoretical and Experimental Physicsを含む)によりHEP分野の論文の90%以上がOA出版されており,著者がAPCを負担することなく論文を投稿できるようになっていることを意味する。SCOAP3の成功には分野の特殊性(プレプリントサーバarXivやWWWもHEP分野において生み出された)が関係していると考えられるが,その背景を探りながらプロジェクトの現状について紹介する。

◆オープンアクセスの推進による研究力強化

   (小泉 周)

各種の指標において、日本の大学の研究力低下が顕著となっている。そもそも研究者の研究活動は、一つ一つの「レンガ」を積み上げていく知的な探求活動であり、そのレンガをどう作り、組み合わせていくのかが、とても重要である。レンガ一つだけでは解決しないような大きな学術的な課題や社会課題に向き合うためには、研究者一人だけの力ではなく、たくさんの研究者が、いくつものレンガを持ち寄り、それを組み合わせていくことが必要だ。そのためにも、研究者同士、大きな目的を共有し、研究成果を可視化していくことが求められる。論文等のオープンアクセス化は、自身の研究成果を多くの研究者やステイクホルダーから見えるように可視化することによって、より大きな課題に挑戦するために必須となるプロセスである。本講演では、オープンアクセスの推進による研究力強化の在り方を議論する。

◆生命科学系研究におけるAPCの事例紹介

   (小野 浩雅)

近年、多くの学術雑誌で出版されるオープンアクセス論文にかかる費用が大幅に増加している。その主な原因として、Article Processing Charges(APC)が高騰していることが挙げられる。このことは、特に資金力のない機関や国の研究者にとっては経済的な負担になり、研究成果をオープンアクセス論文として発表することが制限される可能性があると懸念されている。DBCLSでは、生命科学系データベース(DB)間のつながりを探索的に確認しながらID 変換を行うことができるウェブアプリケーション「TogoID」に関する論文を、2022年9月にBioinformatics誌で発表した。研究リソースとして広く多くの生命科学者に利用してほしいとの願いから、オープンアクセスでの即時公開を選択した。研究者の立場から、それらの実例とともにAPCとオープンアクセスの変容について情報共有をしたい。

◆大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)の論文公表実態調査について

   (平田 義郎)

大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)では,これまで購読条件に関する出版社との交渉に注力してきた。しかしながら,APC支払によるゴールドOAの進展を踏まえ,購読料とAPCによる包括的な交渉が必要であるとの認識に至った。その認識に基づき,2015年度から日本の研究機関に所属する研究者の公表論文数,OA率およびAPC支払推定額の調査を実施してきた。JUSTICEのOAへの取り組みを説明しつつ,この調査の概要を紹介する。

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開催報告
2023年2月17日(金)にSPARC Japanセミナー2022「電子ジャーナルの転換契約とAPC問題で変わるオープンアクセスの現状と課題」を開催しました。
オンライン視聴者の皆様にアンケートにご協力いただきましたのであわせてご報告します。
参加者数(Webex Webinars) 638名(延べ人数)
◆会場参加者アンケートから
アンケート結果 回答数:237 

※ご意見は,公開の同意をいただいたものです。

■参加目的
    業務に関連するため:216  研究に関連するため:17  教養:26  その他:7  無回答:0
■今回の内容について
  目的達成度
    役に立つ:206  普通:31  期待と異なる:0  無回答:0
  ご意見 【所属/職種】
  【学協会/学術誌編集関係】
   
  • 歴史的背景や分野の異なる団体様の対応事例を伺うことができて大変役に立ちました。
  【大学/図書館関係】
   
  • ほぼ知識がないため、難しい内容でした。
  • 研究者視点からのお話が非常に参考になりました。
  • 所属大学でちょうど転換契約が始まったところなので、特に転換契約について興味深く拝見しました。オープンアクセスの現状とその中での転換契約の位置づけ、今後目指すべきところがどこにあるのかなど、俯瞰した視点を得られたことが良かったです。また、異なる職種・異なる研究分野の方から報告いただいたことで、オープンアクセスの実現方法についても、現状認識やビジョンに違いがあることが分かりました。現在は組織内で図書担当者と他の担当者が情報共有している状況ですが、今後、さらに先を見据えて組織内でどういうビジョンを共有していくのか、考えていくきっかけになりました。
  • 全学的、全国的に取り組むことであることが確認できた。上層部の理解なくしてはできない案件。先駆者の事例報告は、事態を把握しやすく、とてもありがたい。
  • 大隅先生のお話が、幅広い視野に基づきご説明されており参考になりました。
  • 転換契約およびAPC問題はジャーナル契約上の喫緊の課題のため、教員への説明や大学全体での検討視点など参考となりました
  • 転換契約については、国立大学の皆さんにとってはすでに何年も取り組んできたことのようですが、私立大学にとっては今年度あたりから突然話題になったので、まだ全く理解が及びません。そのため、セミナーで皆さんが話されている内容の大前提としての知識が著しく欠如しており、国立大と私大の断絶の大きさを感じました。だんだん分かってきたのは、転換契約は教員、特に理系の研究者が検討の主体になる必要があり、図書館の事務局がいくら話を聞いても進まないということです。JUSTICEが扱うスケールメリットを生かしたパッケージ購読契約とは全く性質が異なるということもようやく見えてきました。図書館向けの情報発信ではなく、大学法人や研究団体への発信を強めていただきたいと感じました。
  • 転換契約について教員からも問い合わせがあるため、大変参考になりました。
  • 本学でも転換契約するかどうか担当で検討していたが、今年度の契約では見送った。他大学の状況や世界の動向を知ることができ参考になった。既に出版社では研究者の動向を先読みしてプレプリントの買収を行っていることを知り、大学として対策できる範囲を超えていて不安を感じた。国として動かないとどうにもできないのではないかと感じた。
  【企業/学術誌編集関係】
   
  • 学術出版社が提供するサービスとPreprint、リポジトリは並列で考えられるべきものではないので、もう少しそれぞれのサービス内容を正当に評価、特徴を演者と聴講者で理解したうえで議論に発展できたらよかったと思う。大隅先生と小泉先生のお話しは良かったと思います。
  【企業/その他】
   
  • OA・転換契約について、図書館関係者だけでなくさまざまな視点からのお話を伺え、非常に興味深く参考になりました。
  • 大変勉強になりました。
  【その他/図書館関係】
   
  • 2024年のジャーナル購読契約の検討において、転換契約も検討したいと思っており、多くの示唆を得ることができました。
  • いろいろな方の意見が聞けてとても参考になった。
  • 毎回講演の内容はよいと思うのですが、自機関の職員や上層部の認識が追いつかずなかなか役立てることは難しい。
  【その他/研究者】
   
  • 大変に役立つ、役立たせる必要があると思います。オープンサイエンスの現状と課題がよくわかりました。
  【その他/その他】
   
  • 今、ホットなオープンアクセスに関する情報を聞けて良かった。
■今後,聞いてみたい内容・テーマ・講演者について
  【学協会/その他】
   
  • 著作権との関連
  【大学/図書館関係】
   
  • オーバーレイジャーナルについて、さらに踏み込んだ内容を聞いてみたいと思いました。
  • オープンアクセス、オープンサイエンスについて、大学の一般的な研究者(分野別に数名)の話を伺いたい。
  • オープンアクセスやAPCの動向など半年ごとにこういったテーマでセミナーを開いていただけたら幸甚に存じます。
  • オープンサイエンス
  • オープン査読や研究評価に関すること
  • これからの学術情報流通のあり方について。コスパの問題などあるでしょうが、商業出版に学術情報を委ねている限り所謂ジャーナル問題は無くならないと思います。特に研究者の視点で商業出版(ジャーナル)を介さない新たな学術情報流通システムを構築することについて、研究者間における質保証・評価のあり方も含め何かドラスティックなアイデアなどないでしょうか。
  • ダイヤモンドOAの実現方策について
  • データリポジトリについて
  • 医学生命科学や物理学といった分野だけでなく、社会科学分野の研究者の声も聴きたい。総合大学において、研究分野間における温度差をどのようにして縮めていけばよいかを考えたい。
  • 機関リポジトリの方向性や戦略、Gold OAとの棲み分けなど、国内外の研究機関事例を交えた内容を期待しています。
  • 研究データがらみのセミナーは食傷気味であってもやはり知識をアップデートしてついて行かなくてはならないので定期的な開催を望みます。
  • 現在、電子ジャーナルの購読料が年々高騰するため、購読誌を中止したりしています。次にできることを模索中ですが、電子ジャーナルの契約内容変更(PPV等)を実施した大学の導入事例をお聞きしたい。
  • 現在特にありません。
  • 国内のOA支援策の具体的な事例を紹介してほしいです。
  • 今回と同様のテーマでも短期間での変化が大きいため、定期的にアップデートしていただきたい。
  • 今回と同様の内容で来年でも進捗情報が聞きたい。
  • 今回はいわゆる研究系大学を対象としたOAの対応に関する内容だったが、教育重視一般私立総合大学レベル(APCも少ない)に於ける対応方向性等。
  • 図書館が研究データ管理の中心になるのは特に本学では困難です。かといって、研究、教育部門等他部局は我関せずです。大学図書館向けの広報ではなく、研究、教育部局宛に当該部局が意識をもつようなテーマにして頂き、案内も図書館ではなく当該部局宛にも送って頂きたいです。
  • 大変初歩的なことで恐縮ですがこれから過去分の紀要などをリポジトリに掲載する予定です。過去分の掲載について学内でどのような流れで先生方などへ連絡して掲載に至ったのか具体的な経緯などを教えていただけますと幸いです。
  • 転換契約、プレプリント
  • 転換契約の動向(続報・経過報告)
  • 電子ジャーナルの価格高騰はオープンアクセス化で解決するのか。
  • 電子ジャーナル問題、オープンサイエンス問題について、引き続き最新の情報を扱っていただけるとありがたいです。国の政策なしには解決できない問題だと思うため、文科省の見解もお聞きしたく、文科省の方を講演者、パネリストとして巻き込んでもよいのではと思いました。
  • 聞いてみたい内容・テーマ・講演者
    査読のオープン化(Open Peer Review)の動向
    同志社大学免許資格課程センター佐藤翔氏
    研究者が納得できるOpen Peer Review システムが構築できれば、もう商業学術雑誌に頼る必要はないのではないでしょうか。商業学術雑誌に無償で査読をしている研究者が、非営利団体が運営している査読コミュニティで、しっかり論文を査読してくれれば、なにも学術雑誌載せなくても、自分の大学の紀要にでも載せれば済む話です。論文を体裁よく加工したいなら、既存の出版社にAPCを払って加工させればいいと思います。その場合は、APC料金の価格競争が起きるので、APCの価格は下がると思います。本学でF1000 Researchの導入を執行部に打診したところ、なんでこれを筑波大学と商業出版社のTaylor & Francis社がやるのかと不信感を示しました。こういうのは非営利でやるべきだとの意見で、それ以上話は進みませんでした。しかし、こういったオープン査読に通った論文なら、本学紀要に載せても本学の評価対象になるだろうとのことでした。
    転換契約も出版社によって提案内容がまちまちで、お得なのかがわかりにくいです。お金がなくて電子ジャーナルを購読できなくても、ILLで数百円程度で論文を入手することは可能です。しかし、転換契約によって学術誌がAPCが必要なOA誌に全部とってかわられたら、APCを払えない研究者は論文を投稿することすらできなくなるのではないかと危惧しています。もうこれ以上、電子ジャーナルの契約に振り回されたくないです。
  【大学/研究者】
   
  • OAと評価
  【大学/URA】
   
  • リアル開催でネットワーキングの機会があるとありがたいです。
  • 変化の大きい時期だと思うので、これからの変化を解説してほしい。
  【大学/その他】
   
  • プレプリント、従来の研究成果発表についての議論が最後に少しありましたが、その二つでなく他の方法がないのか、もっと日本の研究者の研究発表の方法にバリエーションを増やせないものかと思いました。その点について、プレプリント vs 従来の出版方法という図式でなく、①従来の出版形式②プレプリント③それ以外の色々な研究成果OUTPUT方法という形で並列して紹介、フラットにどの分野のどの研究にプレプリントが向いていたか等、実際の例を交えながら、それぞれのメリットや問題点を議論できたら非常に有意義と思います。
  • 機関リポジトリを有効活用しての研究力発信について
  • 機関リポジトリ運用についてもっと詳しく聞きたい。
  • 転換契約の実際業務内容
  【企業/学術誌編集関係】
   
  • Natureなどの演者から、最近のオンライン出版サービスの動向に関するテーマでお話しを伺いたいと思います。
  【企業/その他】
   
  • オープンサイエンスの取り組みについて知りたいです。
  • プランSの最新情報・将来像や国内のオープン化の義務化の動きなど。
  • 今回のような主題で、大学の研究担当理事や研究支援部門の方々からのお話を伺えると興味深いものになると思います。
  • 転換契約に際しては大学における部門横断的な連携に困難が多く、そんな中で図書館が主体性を持ってなんとか進めようとしているように思われました。大学運営側の見解や、うまく横断連携出来ている組織の経験談などを伺ってみたいです。
  • 転換契約後の発表論文数の傾向
  【その他/学術誌編集関係】
   
  • 冊子(印刷物)の将来像
  【その他/図書館関係】
   
  • 引続き外国雑誌契約関連について。また、これからの図書館等の在り方などの新しい情報について。
  • 研究データ管理
  • 図書館の構成員は、ライブラリアン(司書)、エンジニア(技術者)、クラーク(事務員)で構成されると思います。規模の大きな大学図書館は司書が正規職員である場合が多く運営がスムーズですが、小規模な場合や国研の図書館は司書は非常勤、正規職員は事務員で、本来司書だから理解できる検討事項や業務を正規職員という理由だけで専門知識を持たない事務員が判断し運営しおかしなことになっていたりします。図書館を病院に例えたなら、ライブラリアン=医師、エンジニア=技師、クラーク=事務員なわけで、病理診断や手術を病院事務員がしているようなものです。この逆転現象を解消するための問題提起をしていただけると、日本の図書館や学術界全体のレベルアップになるものと思います。
  【その他/研究者】
   
  • うまく表現できませんが。これだけwebが発達して来たので、出版社と雑誌のIPから逃れた論文発表はないものでしょうか? それを可能にする戦略があればぜひ、聞いてみたいとい思います。
  • 学術ジャーナル関係者からオープンサイエンスの今後の展望について伺いたいです。
  【その他/その他】
   
  • オープンアクセスが絶対善という考え方は、そろそろ見直した方がよさそうです。転換契約や、さらにはオープンアクセスそのものも目的ではなく、手段だと考えます。学術情報流通の究極の目的は何で、そのために取りうる手段にはどのようなものがあり、それがどの程度、目的を達成できているのか、というテーマについて議論する場を望みます。勝手を言いますが、RCOSでこのようなテーマの研究を進めていただけないかなぁ、と思っています。
  • オープンアクセスについて、出版側(国内ジャーナル含む)からの問題意識を聞いてみたい。
  • 査読付論文の将来とプレプリントサーバーとの共存
■その他,当企画に関するご意見・感想
  【学協会/学術誌編集関係】
   
  • まさに「今の旬」の企画でした。大変ありがとうございました。
  • 通訳が何を言っているか、よくわかりませんでした。
  【学協会/その他】
   
  • YouTubeでの同時公開いただき、視聴しやすくなりました。多様なお立場からのご発言が大変参考になりました。進行も的確でスムーズでした。貴重な機会をありがとうございました。
  【大学/図書館関係】
   
  • 10分の発表時間は短く感じました。
  • slidoによせられた質問で「いいね」が多いにもかかわらず最後のディスカッションで取り上げられず、逆に「いいね」が少ないものが取り上げられるなどして少し残念だった。「いいね」が多いものは聞きたいと思った人が多いということなので、ディスカッションの流れもあるとは思うが、一問一答みたい形でやっていただければよかった。(後で共有はあるかと思いますが、その場でご回答を聞きたかったので)
  • ありがとうございました。
  • いつもお世話になっております。ありがとうございます。
  • いつも大変ためになるセミナーを開催していただき感謝申し上げます。これからもオンラインでしたら参加できますのでオンライン、または動画視聴可能でのセミナー開催をお願いいたします。
  • オープンアクセスについて、いままでの経緯と現在の状況、また海外の先駆的な活動を紹介いただき大変参考になりました。「持続可能な」というキーワードが随所で発言されており、まさに転換契約が今後どのようになっていくのか、リポジトリとの関係など大変示唆に富んだ内容でした。また、SCOAP3は、ジャーナルの購読のためのパッケージという認識でおりましたが、オープンアクセスを使命としているという認識はありませんでした。最後に大隅先生のおっしゃられた「どうしたら知のインフラをみんなで支えるか」というお言葉には大変共感いたしました。本日はこのような機会を提供くださりありがとうございました。
  • とても勉強になりました。長時間おつかれさまでした。またぜひ同様の内容で開催していただきたいです。
  • とても良いセミナーでしたが、盛りだくさんな印象を受けました。焦点を絞って分散して開催していただけると助かります。
  • 海外や転換契約にいち早く取り組んでいる大学、またOA化に成功している分野など、さまざまな立場の方の講演を聞くことができ、大変興味深い内容でした。ただ、トータルで4時間のセミナーは少し長かったです。
  • 企画ありがとうございます。大変勉強になりました。
  • 基調講演以降の講演について、各10分程度ではもったいない内容であった。
  • 現在特にありません。
  • 今後ともよろしくお願いいたします。
  • 最後のパネルについては、モデレーターお二人の力量を感じました。とても興味深いご意見ばかりでした。講演者をはじめ、運営の方々には感謝申し上げます。
  • 参考になるセミナーでしたのでこのような機会をまた設けていただきたいです。
  • 初めて参加しましたが、半日のプログラムが短く感じられるくらい興味深い内容でした。遠方のため、今回のようなオンラインセミナーは大変ありがたかったです。専門の方による長い時間じっくり聴くスタイルも良いですが、今回のように、短い時間でたくさんの方のお話を聞けるスタイルを併用するのも、最後まで集中力が途切れず楽しめたので良かったと思います。(準備が大変かと思いますが…)大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • 大学図書館にいるため、オープンアクセスというと図書館目線でのR&Pなどの転換契約の講演は何度か聞いたことがあったが、複数の研究者の目線でのオープンアクセスの話はあまり聞いたことがなかったので、新鮮だった。特にSCOAP3の方の話は新鮮でした。
  • 地方に住んでいるので、なかなか会場に行くことが難しいです。リアルとオンラインのハイブリッド開催か後日動画の公開をしていただけますと大変有り難いです。
  • 中小規模の大学では、転換契約を結ぶことが本当に大学にとって利益なるのか判断が難しく、現場(図書館)としてなかなか積極的な行動ができません。試行的に転換契約を実施されている大学様に数年間の実績を溜めて調査いただき、転換契約の前後で経費の変化を分析いただけるとありがたいです。
  • 転換契約、APC、OAに関する現状と諸問題が浮き彫りになる有意義なセミナーでした。各講演もパネルディスカッションも楽しく興味深く拝聴しました。今後もどんどん状況が変わっていくと思いますので、また類似のテーマで開催されれば参加したいと思います。
  • 転換契約など個別のテーマだけでなく、オープンアクセスに関する様々なトピックが盛り込まれていて大変参考なりました。
  • 転換契約の先頭を走る方々の講演を一時に拝聴できて、とても参考になりました。図書館員だけが躍起になってもOAがなかなか進まない焦燥感を共有できた気がいたしました。
  • 電子ジャーナルも同様に近年の動きが激しいので為になります。ありがとうございました。
  • 同時通訳は非常に理解しにくく、今回も残念ながら何の話をしていたのか全く頭に入ってきませんでした。パネリストの方たちの内輪話になってしまっていたと思います。次回からは逐次通訳か録画配信で字幕をつけるなどに変更をお願いします。
  • 特にパネルディスカッションが濃い内容で勉強になりました。
  • 熱量のある発表、ご意見、興味深く拝聴しました。ありがとうございました。
  • 半日という長時間のセミナーのため、参加できない時間もありました。また当日視聴できなかった人へ、動画があれば、参考になるため視聴を勧めたいと思います。動画配信していただけるとありがたいです。
  • 複数の講師からのお話は、それぞれの立場や考え方の違いなどが出て、様々なアイデアや意見などが行き交い、興味深く視聴しました。長時間にわたるセミナーだと、業務の合間に細切れに視聴する程度で理解が不十分なところも多かったのですが、後日配信等いただけるのであれば、とてもありがたいです。大隅先生のお話はやはりとても頷ける内容でした。
  • 面白かった。勉強になりました。色々と情報を知れるのは良いですね。
  • 役に立つ情報を得ることができました。ありがとうございます。
  • 様々な立場で携わる方々のご講演が拝聴でき、大いに参考になりました。各御講演者の時間配分やパネルディスカッションも非常に良かったと思います。誠にありがとうございました。
  【大学/URA】
   
  • とてもよかった。
  • 少し離れた業務を行っていますが、動向を知ることができて助かっています。
  【大学/その他】
   
  • 10分の講演は短すぎた。
  • 大変、分かりやすい言葉で理解できる形でのプレゼンが有難く、全てのプレゼンターの話されるトーンや言葉使い、現場の情報の伝達の方法が素晴らしく現在の日本のオープンアクセス、転換契約の現状が把握できる大変有意義なイベントでした。最後の座談会で司会をされていた方も、極めてうまく議論をリードされていたかと思います。JUSTICE様の説明も大変分かりやすく、国、大学、図書館、コンソーシアムなど様々な立場から同じトピックについて語られたことに意義を感じました。
  • 転換契約、オープンアクセスについて機関として具体的にどうあるべきか悩ましいところであり、大変有意義でした。
  【企業/学術誌編集関係】
   
  • 回答されなかった興味深い質問がたくさんありました。後日回答は掲出されるのでしょうか? また、学協会や研究者、出版社の立場の人たちも参加したセミナーをお願いします。
  • 今日の話は、雑誌の発行元である「学会」のことがほとんど登場しなかったことや、批判の多い外資出版社の利益率の話がほとんど俎上にのらなかったため、OAをとりまく話として全体像が見えづらく、消化不良な印象になった。
  • 様々なバックグラウンドの方が話される講演で、大変参考になりました。企画運営をありがとうございます。ただ、肝心の出版社が抜けている分、論点に偏りがあったのが、残念でした。また、最後のパネルディスカッションでは、出された質問が「いいね」の順番でもなくランダムだったので、聞きたい質問の回答が得られず大変残念でした。また、質問も、別のサイトに入力する方法では、質問を読む参加者も限定的になるのではないでしょうか(「いいね」の数も多くて9とか8くらいでしたので参加者が350超と比べて見られている数が少なかったのではと思われます。)。質問も字数制限のために、希望通りの質問にできず、また編集に時間がかかり、制限字数が短すぎると感じました。改善いただけたら嬉しいです。
  【企業/その他】
   
  • 4時間と長いセミナーでしたが、最初から最後まであきることなく、非常に勉強になりました。パネルディスカッションはモデレーターの方がとてもうまく進行されており感心しました。どうもありがとうございました。
  • 過去から最新の動向までさまざまなお話をお伺いすることができとても有意義な時間でした。
  • 貴重なご講演ありがとうございました。
  • 初めての用語も多く難しかったですが、知りたかったオープンアクセスや状況について分かり、今まで以上に理解が深まりました。ありがとうございました。
  • 大変興味深い発表がたくさんあり、勉強になりました。
  • 転換契約・APC問題・OAに関しては、私自身学び始めたばかりですが、今回講演者の皆様の生の声を聞くことで、非常に勉強になりました。オンラインで開催されたことによって、質問もしやすくなり、より充実したセミナーとなったのではないかと思います。
  【その他/学術誌編集関係】
   
  • 特にAPC情報が有用
  【その他/図書館関係】
   
  • ジャーナル問題は出版社とのいたちごっこです。毎年の状況の講演がきけるとよいと思います。
  • とてもタイムリーなテーマで大変勉強になりました。運営もとても素晴らしかったのですが、1点、レーザーポインターがWeb会議に対応していなかったため、ご講演中にどこを指示されているのかが分からなかったことが残念でした。
  • パネラーの忌憚ない意見とそれを引き出す司会の方の捌き方が素晴しく、たいへん興味深く拝聴させていただきました。
  • 久しぶりに高い視点からの学術情報流通の現在と今後についてお話を伺うことができ、自分が現場で取りくんでいる業務の向かう先に何があるのか再確認できました。大変勉強になりました。ありがとうございました。
  • 後日資料を読むだけで十分というセミナーも少なくない中、様々な立場の方の率直なご意見を拝聴することができ良かったです。主催してくださった方々、ご登壇の方々に心から感謝申し上げます。
  【その他/研究者】
   
  • なかなかこのような機会はありませんので、大変ありがたく視聴させていただきました。今後もどうぞよろしくお願いいたします。
  • 全体を通して興味深く拝聴させていただきました。
  【その他/その他】
   
  • リアルタイムでの公聴が難しい場合もありますので、アーカイブ配信も増やして欲しい。
  • 毎年参考にさせていただいており、ありがとうございます。

最終更新日:2023年08月23日