週末オススメ本ミシュラン
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「本業2024」水道橋博士著/青志社(選者:中川淳一郎)
「本業2024」水道橋博士著/青志社 浅草キッド・水道橋博士氏による83冊の「タレント本」の書評集である。664ページの大著であり、帯の「よくこれだけのモンを書いたなー! この本、重いよ! バ…
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「冤罪 なぜ人は間違えるのか」西 愛礼著/インターナショナル新書(選者:佐藤優)
「冤罪 なぜ人は間違えるのか」西愛礼著 日本の刑事裁判は江戸時代のお白州に近い。北町奉行遠山金四郎景元(遠山の金さん)は、検察官と裁判官を兼ねている。弁護人はいない。1審制で自白偏重だ。しかも…
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「Z世代のアメリカ」三牧聖子著/NHK出版新書(選者:稲垣えみ子)
「Z世代のアメリカ」三牧聖子著/NHK出版新書 アメリカ大統領に再びトランプ氏! 一体どうなっちゃうのと思わないわけじゃないが、不安とは結局「わからない」から来るのであり、今回の場合で言えば、…
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「国家は葛藤する」池田清彦、内田樹 著/ビジネス社(選者:佐高信)
「国家は葛藤する」池田清彦、内田樹 著/ビジネス社 1947年生まれで山梨大学や早稲田大学の教授をした生物学者の池田が79年に山梨大の講師になって間もなく、統一教会から電話がかかってきた。 …
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「生成AIと脳 この二つのコラボで人生が変わる」池谷裕二著/扶桑社新書(選者:中川淳一郎)
「生成AIと脳 この二つのコラボで人生が変わる」池谷裕二著 生成AIに関する論は極端になりがちである。「生成AIは人間の仕事を奪う」「生成AIを使いこなせない人間はこれからの時代についてこられ…
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「仏教の未来年表」鵜飼秀徳著/PHP選書(選者:佐藤優)
「仏教の未来年表」鵜飼秀徳著/PHP選書 日本の仏教が抱えている問題点をわかりやすく指摘した好著だ。評者が鵜飼秀徳氏と知り合ったのは、同氏が経済誌の記者兼編集者をつとめていたときだ。鵜飼氏が浄…
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「転の声」尾崎世界観著/文藝春秋(選者:稲垣えみ子)
「転の声」尾崎世界観著/文藝春秋 ネットが社会のインフラになったのはせいぜい十数年前と思うが、以来、世界は根っこからひっくり返ったように思う。今やそれぞれの人生の大半の出来事が、それぞれの「脳…
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「旧統一教会 大江益夫・元広報部長懺悔録」樋田毅/光文社新書(選者:佐高信)
「旧統一教会 大江益夫・元広報部長懺悔録」樋田毅著/光文社新書 今回の選挙は「SUT」のパージがポイントだと強調した。Sは世襲、Uは裏金、Tが統一教会である。自民党は裏金議員の一部を非公認とし…
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「データ・ボール アナリストは野球をどう変えたのか」広尾晃著/新潮新書(選者:中川淳一郎)
MLB関連の中継やニュースを見ると、「大谷翔平が打ったホームランの速度が190キロで、打球角度は22度」といった描写がされる。また、OPS、WARといった数値も頻繁に登場するが、これらデータを重視す…
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「本を書く技術 取材・構成・表現」石井光太著/文藝春秋(選者:佐藤優)
「本を書く技術 取材・構成・表現」石井光太著/文藝春秋 ノンフィクション文学の第一人者である石井光太氏による書くことを中心とする表現活動についての優れた指南書だ。本書で扱われている内容はジャー…
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「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」J.D.ヴァンス著、関根光宏・山田文訳/光文社(選者:稲垣えみ子)
「ヒルビリー・エレジー アメリカの繁栄から取り残された白人たち」J.D.VANCE著、関根光宏・山田文訳 アメリカ大統領選挙はハリス氏の登場で混沌としてきたが、その前まで、どうにもトランプ氏が…
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「冤罪を追う」鎌田慧著/皓星社(選者:佐高信)
「冤罪を追う」鎌田慧著/皓星社 先ごろの自民党総裁選の9人の立候補者の中で、女婿の加藤勝信を含めれば5人が世襲議員だった。これが自民党の劣化の大きな原因だが、この国の会社のトップの世襲も異常な…
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「パパもママも必読!子育てがラクになるノウハウを集めた育児ハック」ヨッピー著/KADOKAWA(選者:中川淳一郎)
「パパもママも必読!子育てがラクになるノウハウを集めた育児ハック」ヨッピー著/KADOKAWA 「親の愛」「充実した人生」を感じる本を久々に読んだ。タイトル通り、いかにして育児をラクにし、夫婦で…
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「人はどう悩むのか」久坂部羊著/講談社現代新書(選者:佐藤優)
「人はどう悩むのか」久坂部羊著 小説家で医師の久坂部羊氏による実用性の高い人生指南書だ。人間は群れをつくる動物だ。悩みのほとんどは、個体である「私」と群れの他のメンバーの間で生じる。解決策は究…
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「Z世代化する社会 お客様になっていく若者たち」舟津昌平著/東洋経済新報社(選者:稲垣えみ子)
「Z世代化する社会 お客様になっていく若者たち」舟津昌平著/東洋経済新報社 正直、近頃の若者(Z世代)が好きになれない。というか、正確に言うとよくわからん。わからないものは不気味だ。例えば、こ…
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「決断」寺岡泰博著/講談社(選者:佐高信)
「決断」寺岡泰博著 「労働組合は企業の病気を知らせる神経だ」と言ったのは宅急便をスタートさせたヤマト運輸の小倉昌男である。しかし、そう考える経営者は本当に少ない。 「そごう・西武61年目の…
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『「ネット世論」の社会学 データ分析が解き明かす「偏り」の正体』谷原つかさ著/NHK出版新書(選者:中川淳一郎)
『「ネット世論」の社会学 データ分析が解き明かす「偏り」の正体』谷原つかさ著 「ネット世論」という言葉が一般化して久しいが、実際にそれが「世論」なのかどうかについて、さまざまな手法で調査した結果…
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「世界を支配するアリの生存戦略」砂村栄力著/文藝春秋(選者:佐藤優)
「世界を支配するアリの生存戦略」砂村栄力著/文藝春秋 本書を読んで、アリは善良な働き者であるという好意的印象が崩れた。アリ(特に外来のヒアリやアルゼンチンアリ)は、わが国周辺の独裁国家に匹敵す…
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「クマにあったらどうするか ─アイヌ民族最後の狩人 姉崎等」姉崎等 著、片山龍峯 聞き書き、畠山泰英 編/ちくま文庫(選者:稲垣えみ子)
「クマにあったらどうするか ─アイヌ民族最後の狩人 姉崎等」姉崎等 著、片山龍峯 聞き書き、畠山泰英 編 約8年前にこの本を読んだのは、まさに「クマにあったらどうするか」を知りたかったから。新…
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「負け組のメディア史」佐藤卓己著/岩波現代文庫(選者:佐高信)
「負け組のメディア史」佐藤卓己 最初に新潮選書で出た時のこの本の題名は「天下無敵のメディア人間」で、こちらの方がしっくりくる。副題が「喧嘩ジャーナリスト・野依秀市」。 「実業之世界」や「…