【元阪神、ハム江越大賀】「子供にもちょっと格好いいところ見せられたらいいな、と」

今年もプロ野球のキャンプが2月1日にスタート。ルーキーたちを迎え入れ、新たなシーズンが始まります。その一方で、引退していく選手もいる世界です。

昨年12月24日、バンテリンドームで、現役引退を決断した選手のセレモニーを兼ねた試合「THE LAST GAME」が開催されました。参加者の思いをお届けします。

元阪神、日本ハムの江越大賀さん(31)は昨季限りでユニホームを脱ぎました。現役時代は、走攻守3拍子そろったプレーヤーとして多くのファンを魅了。10年間のプロ生活を振り返りながら、家族やファンへの感謝、阪神の野球振興室のアカデミーコーチとなった第2の人生への意気込みについても聞きました。

プロ野球

◆江越大賀(えごし・たいが)1993年(平5)3月12日生まれ、長崎県出身。海星、駒大から14年ドラフト3位で阪神入団。公式戦初出場は15年4月2日、ヤクルト戦。同年56試合、16年には72試合に出場し、自己最多7本塁打を記録した。22年オフにトレードで日本ハム移籍。23年に自己最多100試合に出場。24年限りで引退。プロ通算453試合、111安打、打率1割8分4厘、18本塁打、51打点。182センチ、83キロ。右投げ右打ち。

試合後、子どもたちを抱きしめた

試合後、子どもたちを抱きしめた

「練習は、まあちょっとだけ」

―参加のきっかけ

きっかけはそうですね、話をいただいた時にファンの方や家族にちゃんと最後の姿を見せるいい機会だなと思ったので。家族に相談して「行ってきたら」っていうふうに言われたので。

―今日はご家族も見に来られてる

そうですね、はい。

―家族にいい姿を

そうですね。妻もそうですけど、子供にもちょっと格好いいところ見せられたらいいなと思っています。

―ヒットを打つ姿を見せたい

そうですね、ヒットは打ちたいですね。

―試合のために練習は

練習は、まあちょっとだけ(笑い)。

―バッティング練習を

バッティングを。はい。

―守備や走塁の自信は

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2001年12月生まれ。千葉県千葉市出身。10年に地元球団のロッテが日本一になった瞬間をテレビで見たことがきっかけで、野球の面白さを知る。高校時代は、土日休みだった硬式テニス部に入部し、週末になると野球観戦に出かける日々を過ごしていた。
武蔵大社会学部メディア社会学科を経て、2024年4月に入社。夏の高校野球取材では東東京地区を担当。東東京代表の関東第一が甲子園でも決勝まで勝ち上がり(結果は準優勝)、胸が熱くなった。同年10月から野球部配属となり、遊軍として各球場を転々とした。
25年1月から巨人担当。趣味はドラマ鑑賞、神社仏閣巡りなど。好きな食べ物はラーメン(特に家系)。