今季J3で3位のカターレ富山と同6位のFC大阪が対戦したJ2昇格プレーオフ準決勝は、ドローで富山が決勝進出を決めた。
ホームの富山はFC大阪の攻撃を受ける展開となりながらも、前半36分に先制に成功する。MF松岡大智(25)が入れたクロスから、折り返したボールをMF布施谷翔(24)が頭で押し込んだ。
先制されたことで2点が必要になったFC大阪は、その後も攻撃姿勢を貫いて上位の富山ゴールを脅かす。前半アディショナルタイムにはDFを巧みにかわしたFW増田隼司(26)が右足でゴール左隅に決めて同点とし、後半に入っても4分、6分に決定的な場面を作るなど攻め続ける。しかし後半途中から5バックにして守りに入った富山の守備を最後まで崩しきることができず、1-1のままタイムアップを迎えた。
規定により、リーグ上位の富山が7日に行われる決勝に進出することが決定。先制点を挙げた富山の布施谷は「素直にうれしい。前日練習であの形が出ていた。そのイメージでやったら入った」と狙い通りのゴールだったことを明かし、殊勲のゴールを喜んだ。