バレーボールの全日本選手権第5日は21日、Asueアリーナ大阪でSVリーグ勢による女子決勝が行われ、姫路がSAGA久光に3-2で逆転勝ちし、初優勝を果たした。

2セットを先取されて追い込まれたが、底力を示した。SAGA久光には10月のSVリーグで2試合続けてフルセットで勝っている。セリンジャー監督の「1つ1つのプレーに集中すれば自分たちのリズムになる」との言葉に選手が応えた。第3セット以降はパリ・オリンピック代表の井上愛里沙、宮部藍梨が要所で得点し、フルセットの熱戦をものにした。宮部は「焦らずに好機を待ち、一気に畳みかけられた」と胸を張った。

姫路は16年設立で、昨季はVリーグ2部で戦った。チームにとって、主要大会で初のタイトル。最優秀選手に選ばれた井上は「ここからがスタート。SVリーグで優勝できるように、また全員で頑張っていきたい」と高らかに言った。