脱炭素に関する各国・地域や民間団体の動きは速く、新たな概念やルールが次々と登場しています。「GX Keyword」はサステナビリティーの担当部署に限らず、幅広い部門で働く方の参考になる基礎的な用語を簡潔に整理して紹介します。原則として金曜日に掲載します。
二酸化炭素(CO2)排出量の少ない方法でつくられた水素やアンモニアの供給・利用を促すため、2024年10月に施行された。天然ガスなど化石燃料との...
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水素・アンモニア、Jークレジット創出の対象に
水素やアンモニアを活用した二酸化炭素(CO2)の排出削減が、排出枠を認証する国の制度「J―クレジット」の対象になることが決まった。制度運営委員会で承認されたのを受け、年内にも適用される。燃焼時にCO2を排出しない次世代エネルギーを優遇することで企業の利用拡大を後押しする。 企業が化石燃料の代替燃料として水素などを活用した場合、切り替えに伴うCO2の削減分に対してクレジットを付与する。太陽光発電に
試練のコンビナート、鍵握る水素 推進法に期待と懸念
日本の成長を支えてきたコンビナートが、公害などに続く3度目の試練に直面している。温暖化ガス(GHG)排出を減らすGX(グリーントランスフォーメーション)の波は、立地する産業や自治体の競争力を左右する。政府は水素社会推進法で水素・アンモニア活用を価格面などで支援し、関連産業全体の革新を後押しする方針だ。コンビナートは変われるのか。 水素社会推進法による産業支援はコンビナートにどんな影響を与えうるのか
アンモニア発電、韓国が先行へ 丸紅「燃料の供給検討」
丸紅の幾島渉・新エネルギー開発推進部長はNIKKEI GXの取材で、発電燃料としての低炭素アンモニアについて「日本より韓国で先に市場が立ち上がる可能性がある」と述べた。政府による価格支援策が2027年の発電分から適用できるためだ。実際に発電が始まるかどうかは不透明な面もあるが、韓国への「燃料供給を検討している」と明らかにした。 2027年の発電分から支援 ――二酸化炭素(CO2)排出量が少ないア