オキムです!
今シーズンは毎週末西寄りの強風が吹き曝し、中々満足な釣りをさせてもらえません。
近場でコウイカでもとホームを覗いてみたけど見ての通りの大時化です。
風裏となる新門司側も調査してみましたがこちらは墨跡少なくシーズンインはもう少し先なのかなといった印象でした。
イカは不発だったけどベイトは回っているのかな、鳥山があちらこちらに確認できて、ついでにスナメリの大きな群れがバシャバシャと…(^_^;)
最近のルアー製作!
メルカリで箔押し機なるものを見つけたので買ってみました。
出品者さんが実際にルアー作りに使っていとのことで、機械の使い方に加え作り方のノウハウなども詳しく教えて頂きました。
通販で3万円程度で流通しているマシンみたいですが、少し改造して発熱部に耐熱シリコンの板が挟み込んであります。
私が型取りで使っているワッカーシリコンM4470より少し柔らかくスポンジのような目の粗いシリコンです。
ウェブで検索しても耐熱シリコンというとM4470くらいしかヒットしないんですがなんて銘柄のシリコンなんでしょうね。
聞いておけばよかったなぁ。
丁度ホロ貼り前のジグがあったので通電確認も兼ねて試し貼り。
手貼りに比べると虫食い穴も少なく綺麗に仕上がりました(*^_^*)
が…!?
反対面はこの通り(>_<)
シリコン板に厚みが無い為高さのあるルアーは上手く転写されない部分が出来てしまうようです。
最悪塗装でごまかしても良いかなとは思うんですけどね。
スロー系ジグの作成!
(スロース○ップ・フリック)
前回の釣行で感触が良かったので、定番のスロー系ジグを型取りし量産化してみることにしました。
型作りって苦手なんですよね。
硬化剤の混合だったり作業手順だったり、一つ間違えばお高いシリコンが台無しになってしまいます。
とにかく気の抜けない神経をすり減らす作業。
脂粘土やシリコンで汚れますしね(;^_^A
鉛流し!
今回準備したのは『サーディンウェー○ー』と『スロー○キップ・フリック』。
それぞれ100gと200gの計4種類を型取りし、早速鉛を流し込んでみたのですが…。
型を二つもダメにしてしまいました(>_<)
鉛の温度が高くなり過ぎたせいだと思います。
リードメルターの設定温度はいつもと同じだったんですが。
ちゃんと温度計でチェックしながら加工しないとダメですね~
鉛の温度管理にてこずり、作業が疎かになったせいで全体的に出来栄えは残念な結果に。
この際全部溶かしてやり直そうかとも思ったのですが、製作時間も電気代もそれなりと掛かってる事ですし、幾分マシなものを選んで完成させてみることにしました。
いびつな感じで仕上げたら動きはどんな風になるんだろうとか思ったら逆にワクワクして(笑)
マシなヤツをバリ取り、軽くペーパー掛け、中性洗剤で脱脂洗浄したところ。
半日乾燥させたら関西ペイントのJUSTアクリルプラサフにどぶ漬け。
乾いたら#400のペーパーで軽くペーパー掛け。
このプラサフおすすめですよ(*^_^*)
ヤスリ傷や多少の凹凸は目立たなくなります。
なによりどぶ漬けなのでスプレーみたいにミストが舞わない、塗料ロスも少ないです。
一液タイプで長期保管がきき、濃度が濃くなたらシンナーで希釈すれば良いので経済的にも助かります。
私はエンジョイペイントさんで購入しました。
使用上の注意としては。
通常はスプレーガンで吹き付けて使用する塗料なのでメーカーの推奨通りに希釈するとどぶ漬けには少し薄い気がします。
通常は40~60%シンナーで希釈との事ですが、どぶ漬けで使用する場合は20~30%位で丁度良いかなと思います。
保管期間が長いと主剤が沈殿しがちなので使用前は良く攪拌してくださいね。
下地のウレタン!
熱転写ホログラムを貼り付ける為に下地となるウレタンクリアをどぶ漬け。
昨年11月頭に購入した塗料ですがまだ大丈夫。
(2液の良いウレタンを教えて頂いたので今回の塗料がダメになったら試してみようと思ってます。)
今までは塗料缶に直接ルアーを漬けていましたが、塗料の傷みが早いので小さめのプラ容器に取り分けて使用し、勿体ないですが余った塗料は缶には戻さず廃棄することにしました。
ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)製の容器だと溶剤で溶けたりせず安心。
私はいつも仕事場で廃棄している工具の空き容器を拾ってきて使ってます。
完全硬化すればウレタンは簡単に取り除くことができるので再利用も可能。
塗料を移し替える際気泡が発生しますが、そのままルアーを漬けると付着して表面がブツブツに。
塗料粘度が高いと中々気泡が抜けないので、そんな場合は20~30%シンナーで希釈すると気泡が抜けるのも早いです。
パラパラと僅かに残った気泡はルアーをゆっくり漬け持ち上げれば、ルアーに付着することはほとんどありません。
長手のルアーは上下を入れ替え二度漬け。
長いルアー、ボリュームのあるルアーから漬けていくと塗料が溢れたり漬け足りなかったりが無いと思います。
20分ほど置き、最初に漬けたものを観察して塗膜が薄いようであればもう一度どぶ漬けします。
約30本の下地塗装が完了。
残った塗料でエアブラシなど吹き、仕上げコーティングなどすればロスも少なくなりますね。
塗装作業は一度に沢山行うことで塗料ロスを減らすことができます。
…が、さすがに趣味の範囲では数に限度がありますもんね(;^_^A
熱転写ホログラム!
下地塗装を終えたルアーに早速ホロを貼りました。
一番楽しみな作業!
(*´Д`)
今のところ仕入れたマシンより手貼りの方がマシに貼れるという印象(^^;
ボコボコだったルアーもホロを貼ると案外見られるようになりましたね。
後は流れ止め→最終コーティング。
塗装を繰り返すことで徐々に輝きが損なわれてくるので、後はどれだけこの輝きを残せるかがキーです。
まとめ!
今回も荒天の日恒例のルアー製作記事でした!
メタルジグに加えコウイカ用のスッテも自作しようと材料を揃えているところなので、製作を開始したら改めて紹介していこうと思ってます。
スッテ…需要あるかなぁ(笑)
そう言えば釣り具業界にも少なからずコロンちゃんの影響が出てきてますね。
前々から注文してるロッド全然入荷しないもの。
中国からの物流が滞ってるせいで、メーカーはガイドやその他もろもろのアクセサリーが在庫切れ状態なんだって。
お天気もコロンちゃんも早く落ち着いてくれると良いのだけれど。
では~