Automate Studio (Winshuttle)

各部門の従業員に SAP の使用方法に関するトレーニングを受けさせたり、SAP の使用経験を持つ派遣社員を探したりするのは面倒な作業であり、コストもかかってしまいます。Automate Studio を利用すると、ビジネス ユーザーは SAP プロセスを Excel で簡単・安全に実行および管理できるため、この課題を克服できます。スクリプトを作成して特定のユーザー、部門、グループに展開すると、展開先でそのスクリプトを Excel 内から実行できます。Automate Studio はすべての SAP セキュリティ、ユーザー/ビジネス ルールを遵守するため、ご使用の SAP システムでは不正活動が一切起こらないので枕を高くして眠ることができます。最後に、Automate Studio を利用すると、データを抽出できるユーザー、その時期、その量に制限を設けることで、大量の SAP データ クエリがシステム パフォーマンスに与える影響を最小限に抑えることができます。

Automate Studio を利用すると、SAP システムへのデータ転記作業がとても簡単になります。レコーディング、マッピング、実行という 3 段階プロセスにより、短時間でテストを作成してオートメーション スクリプトを展開し、ご使用の SAP 環境全体で SAP データ管理の効率性を大幅に促進できます。複雑な多段階データ管理タスクの場合、Automate Studio を利用するとスクリプトを連鎖させることができるため、各段階を手動で実行する必要はありません。すべての Automate Studio スクリプトについて、データを SAP と照合しながら検証できます。データ検証が完了したら、転記する前に修正して更新することで、データの品質を確実に高めることができます。

データの一括変更やレポート目的のために SAP からデータを抽出する作業は、それを主に手作業で行う場合には面倒で、エラーが発生しやすいものです。Automate Studio を利用すると、SAP からのデータ抽出がこれまでになく簡単になります。リアルタイム SAP データからアドホック レポートを作成できます。作業に必要なデータを正確に取得するために、複数の SAP テーブル、インフォセット、論理データベースからデータを柔軟に選択できます。さらに柔軟性を高めるために、Automate Studio にはクエリのスケジュールを設定したり、複数のファイル形式 (Excel や Access など) にデータをマッピングしたりする機能があります。この機能を利用すると、レポートを作成するために必要なレポートの作成や、データ管理タスクの完了を自由に行うことができます。

Automate Studio の Direct 機能は、内蔵の SAP API や、リモート ファンクション モジュールを活用してオートメーション パフォーマンスを改善できるように設計されています。また、Automate Studio では BAPI を使用して SAP データを作成、抽出、更新することもできます。こうした Direct 機能は、専属 SAP ビジネス/IT チームに対して優れたパフォーマンスを発揮します。というのも、自動プロセスはビジネス ユーザーにあまり依存せず、より迅速で一貫性の強いパフォーマンスを必要とするからです。