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AWSのローコード開発ツール「Amplify Studio」が正式リリース。Figmaと連携してプロトタイプからコードを自動生成

2022年4月26日

Amazon Web Services(AWS)は、Webアプリケーションを最小限のコーディングで開発できる、いわゆるローコード開発ツール「Amplify Studio」の正式リリースを発表しました。

Amplify Studioは、2021年12月に開催されたイベント「AWS re:Invent 2021」で発表されました。

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AWSは、同社のクラウドサービスを連携させてスケーラブルなバックエンドサービスを作成、管理できるツール「Amplify Librafies」や「Amplify CLI」、Webアプリケーションのビルド、テスト、デプロイ、ホスティングを行うためのツール「Amplify Console」など、迅速かつ容易にWebアプリケーションやモバイルアプリケーションを開発するツールを「Amplify」ブランドで提供してきました。

今回正式版となった「Amplify Studio」は、このAmplifyブランドにおいてフロントエンドとなるWebアプリケーションを迅速かつ容易に開発するためのツールです。

プロトタイピングツールのFigmaの画面をインポート

Amplify StudioのUIからバックエンドを構築することが可能で、プロトタイピングツールとして人気のサードパーティの「Figma」と連携します。Figmaで作成したユーザーインターフェイス画面とコンポーネントをAmplify Studioにインポートできます。

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インポートされたコンポーネントを、Amplify Studio上でデータとバインドします。

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するとAmplifyがReactのコードを自動生成してくれるため、簡単にWebアプリケーションが開発できるというものです。

コンポーネントは、ボタンやテキストフィールドなどの基本的なものだけでなく、ニュースフィード、コンタクト用フォーム、eコマースカードなど多数があらかじめ用意され、カスタマイズも可能と説明されています。

AWSはデータベースやストレージをはじめとするさまざまなクラウドサービスを提供することで、これらを組み合わせればコーディングを最小限にしてバックエンドサービスを構築できるようにしました。

Amplify Studioは、これをフロントエンドにも拡張し、既存のデザインツールやコンポーネントライブラリを組み合わせることで、コーディングを最小限にWebアプリケーションやモバイルアプリケーションの開発を可能にしようとするツールだといえるのではないでしょうか。

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Junichi Niino(jniino)
IT系の雑誌編集者、オンラインメディア発行人を経て独立。2009年にPublickeyを開始しました。
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