ビームス ライフ/横浜モアーズにエンタメ提案の複合店、11/30オープン

2024年11月29日 17:30 / 店舗レポート

ビームスは11月30日、横浜駅西口の商業施設「横浜モアーズ」に、「ビームス ライフ 横浜」(横浜市西区)をオープンする。29日マスコミ向け内覧会を開催した。

<ビームス ライフ 横浜>

設楽洋社長は「新店舗は、コミュニティを軸に据えたビームスの新ビジョン「Happy Life Solution Communities(ハッピー ライフ ソリューション コミュニティーズ)を体現する店舗となる。ECでなんでも買える時代、あらためて店舗の価値とは人と人とのつながり、買いたいもの以外も発見できる楽しさ、同好の士と集まれるコミュニティーであることだと思っている。フィルタリングされた検索では味わえないカルチャー、アート、エンターテインメントを楽しめる店舗を目指した。

横浜モアーズの16年ぶりの大型リニューアルにあたり、横浜岡田屋の岡田伸浩社長のカルチャーを感じる店を誘致したいという希望と2026年2月に迎える創業50周年の先を考えていた当社の理念が合致し、新たなエンターテインメント提案型の店を開発した。新店舗の状況を見て、東京、大阪など大都市にこの新業態で出店することも検討している」と話す。

<メンズファッションを中心に複数レーベルがそろう>
メンズファッションを中心に複数レーベルがそろう

メンズファッションを中心に個性的なビームスの複数レーベル、趣味性の高い古着・古本、食物販、1階の通りに面した飲食スペースの運営など、ビームス最大規模の複合店となる。

<食物販に飲食スペース併設>
食物販に飲食スペース併設

1・2階をまたいでおり、1階は食物販、アート・カルチャー領域の事業を束ねるプロジェクト「BEAMS CULTUART(ビームス カルチャート)」のコーナー、サーフ&スケートの自社ブランド「SSZ」、日本の魅力を発信する「BEAMS JAPAN」、メンズカジュアルの「BEAMS」、アウトドアコーナーなどがそろう。

2階はメンズスーツ、古着・古本、アンティークウオッチ、修理専門店などを集積した。

<食物販エリア>
食物販エリア

ビームスの太鼓判を掲げる「B印MARKET」による初めての食物販エリアが登場。併設の飲食スペースは、ナチュラルワイン、クラフトビール、オリジナルのおつまみなどが楽しめる。

<通りに面した飲食スペース>
飲食スペース

飲食スペースは、外に面した通りから直接入店もでき、帰宅前や待ち合わせ前の立ち飲みにも対応。横浜駅の待ち合わせ場所となっているモアーズにぴったりな立ち寄りスペースが誕生した(5席)。

食物販エリアでは、横浜中華街の上海料理店「状元樓」にビームスが別注した「肉まんじゅう」も販売する。

<ポップアップスペース>
ポップアップスペース

ポップアップスペースも設けており11月30日~12月17日、アートディレクターの平林奈緒美さんがディレクションするブランド35MMのクッキーを発売している。オレンジ色の缶と、キャラメル&スパイス味のクッキーはビームス別注品となる。

<ビームス カルチャート>
ビームス カルチャート

ビームス カルチャートのコーナーでは、作家の一点ものの作品などが並ぶ。

<サーフ&スケートの「SSZ」>

サーフ&スケートの自社ブランド「SSZ」

渡部啓司 執行役員は「ファッション、アート、カルチャー、食を含めたエンターテインメントと、ビームスの多面性を表現した店となっている。洋服を選ぶようにアートを選んだり、スタッフの個性豊かな商品セレクトやライフスタイル提案を楽しんだりできる。店内は共有部や各コーナーのつなぎ目を感じさせないようなデザインを採用。余白のある内装でイベントを開催しやすく設計している。また、横浜ならではの商品も横浜の企業とコラボし、ローカル色を打ち出している」と説明している。

<BEAMS JAPANに横浜限定品も>
BEAMS JAPAN

2階はオーダーサロン併設したドレス集積、アンティークウオッチなども

<本格的なスーツがそろう>
本格的なスーツがそろう

2階は、メンズの本格的なスーツやジャケットなどを展開する「BEAMS F」、「Brilla per il gusto(ブリッラ ペル イル グスト)」と「International Gallery BEAMS」による「オーダーサロン」を併設したドレス集積エリアとなっている。

修理専門店の「ビームス工房」も導入。スタッフが接客から修繕まで手掛けることで、洋服を選ぶ感覚でリペアも楽しめる。

<古着・古本のコーナーも>
古着・古本のコーナーも

アンティークウオッチや趣味性の高い古着・古本のコーナーもあり、個性豊かな店舗設計となっている。東京・銀座の「ANTIQURIOUS(アンティキュリオス)」によるメンズ・ウィメンズのアンティークウオッチは、専用の対面カウンターでゆっくり相談・吟味できる。東京・神保町の古本屋「magnif(マグニフ)」が、ファッションにまつわる雑誌や書籍をセレクトした。

<アンティークウオッチが充実>

アンティークウオッチ

さらに、隣接する「スターバックス コーヒー 横浜モアーズ店」との間には、イートインスペースを常設。スターバックスとのコラボレーションアイテムを販売しており、隣で購入したコーヒーも飲める。

<常設のイートインスペース>
イートインスペース

なお、横浜モアーズは4月から継続的に、9階の飲食エリア、5~7階「ハンズ」、3階ビューティーゾーンを一新した。

11月29日2階の「スターバックス コーヒー横浜モアーズ店」の刷新、11月30日の「ビームス ライフ 横浜」オープンで、16年ぶりのグランドリニューアルが完成する。

女性はもちろん、男性も利用しやすい「メンズ&フレンズ」をテーマにした店舗を増やし、「ちょっとリッチな大人のビル」へのアップデートを行っている。

■ビームス ライフ 横浜
所在地:神奈川県横浜市西区南幸1-3-1 横浜モアーズ1・2階
TEL:‭045-548-5305‬
営業時間:10時~21時
定休日:不定休

■導入レーベル
BEAMS
BEAMS PLUS
BEAMS JAPAN
fennica
TOKYO CULTUART by BEAMS
BEAMS T
bPr BEAMS
BEAMS F
Brilla per il gusto
International Gallery BEAMS
B印MARKET

取材・執筆 鹿野島智子

ビームス設楽社長/「会社の枠を越えて、明るく楽しい社会現象を起こしたい」

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