
HITACHI HDC2
注:このレビューは2004年1月に公開した記事の焼き直しです。
定価2万円を切る破格な価格で196万画素。
CMOSながら315万画素出力に対応している話題のデジカメ、HITACHIのHDC2を入手してみることにした。

撮影:A5402S
予想以上に小さいフォルム。
デジカメといえば小型化、高性能化されているのだがそれはこの機種にも押し寄せている。
ただし、コストを削減しているからなのかちょっと不満は残るところ。
インターフェイスから見れば、内蔵メモリでUSBに接続してストレージとしても使えるしもちろんテレビにもつなげる。
ファインダーは液晶に統一されている。操作性もそれほど悪くないところはさすが家電の日立である。
CMOSとマクロ カメラ機能はやや不満あり。
僕は主にマクロ撮影をするため、フルに生かしきれていないのが現状だ。
外を撮る分には割りときれいな画質、しかしフラッシュがオートに限定されていたりするので、強制発行を使いたい場面では不便。
CMOSなので蛍光灯が明るすぎる水槽や暗い室内などで取ると暗い画像になってしまうし、屋外では白飛びが激しい。
マクロはもろにその影響を受けやすい。
所によっては携帯のカメラの方が画質が良くなってしまうのはどうか。
見て分かるように、サイズの割には液晶がでかい。
ダイアルでモードをきりかえたりと使い勝手もなかなか良い。
しかし、撮った写真を拡大してみることも出来ないのでパソコンに転送をしないと細部を見ることが出来ない。
オリンパスのC2-ZOOMと比べてしまうとソフトウェアの動作もだいぶ遅い。
しかし、単3電池でかなり持つのでランニングコストは安い。
さすが家電の日立だ。
画質は?
見た感じは、屋外の写りは割りといい。
外で使うならば間違いなくオススメできるが、用途を割り切って使うのがベスト。
SDカードも勿論使用可能なので入門用にいかが?
・総評(2009年4月5日)
レビュー当時はC-2ZOOM位しかまともなデジカメがありませんでしたが、
今、思い返してみるとだいぶ動作が重たいカメラでした。
特に、フラッシュ関係と撮影後のタイムラグが非常に長く、
シャッターチャンスを非常に逃しやすいカメラだったことは記憶しております。
撮像素子もCMOSで、当時としてもトイデジと言われていましたので、
画質は見ての通り、今となるとだいぶ味がある絵ですけどね。
特に2枚目の画像は光量落ちが酷いですし、個人的にはもう一度使ってみたいカメラでもあります。
日立は未だに、このようなトイデジを出してますので、
逆に貴重なメーカーでもあります。
本当に初めての一台として買うと非常に後悔しますけどね。
その他の写真はこちらにございます。
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