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札幌オープンソース
  セミナー
             7/10/'09

よしおかひろたか (Debug Hacks 著者 )
         hyoshiok@gmail.com
   http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/
 http://blog.miraclelinux.com/yume/
                                      1
本日のアジェンダ

   勉強会、コミュニティ、エンジニアのキャリア




                            2
自己紹介

   よしおかひろたか
       カーネル読書会主宰、勉強会勉強会スタッ
        フ、 Debug Hacks 著者
   hyoshiok@gmail.com
   未来のいつか /hyosihok の日記
       http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok
   ユメのチカラ
       http://blog.miraclelinux.com/yume/
   Twitter:hyoshiok
                                             3
Debug Hacks

                 Debug Hacks --
                  デバッグを極めるテク
                  ニック & ツール
                 吉岡 弘隆 , 大和 一洋 , 大
                  岩 尚宏 , 安部 東洋 , 吉田
                  俊輔
                 ISBN:978-4-87311-404-0
                 オライリー・ジャパン
                 2009 年 4 月 22 日
                                       4
目的

   エンジニアのキャリアを考える




                     5
IT 産業の流れ

   垂直統合
   水平分散
       オープンシステム
   オープンソースの時代




                   6
インターネットの時代

   ネットワークの向こう側の誰かとコラボレー
    ション
       2ch
       ニコ動
       Wiki ペディア
       OSS
       勉強会



                           7
   ブログ
   SNS
   同じ嗜好性を持った人たちを見つけるコストが
    劇的に下がった




                            8
バザール

   ソフトウェア開発モデル
   参加&経験
       利用者の増大が開発者の増大へ
       いい経験
       ネットワークの向こう側の人々を信頼する
   コミュニティによる開発
       開発主体が組織でない
       個人によって開発される
       自発的な意志、志願した個人(ボランティア)
                                9
コミュニティの形成

   コミュニティって何?
       日本では、地域とか会社(組織)が担う場合が多い
       同じ志を持った人々の集まり
   インターネット
       コミュニティ形成コストを劇的に下げた
   魅力的なコミュニティ
       利用者コミュニティ
       開発者コミュニティ

                              10
バザールモデル

   ソフトウェア工学へのアンチテーゼ
       明確な管理主体、プロジェクトマネージャー、スケ
        ジュール、予算管理、リソース管理、…、が存在し
        ない?
   コミュニティの存在が前提
   情報を公開すると進化するというパラダイム
   優しい独裁者


                              11
あちら側を信頼するか

   オープンソース型開発(バザールモデル)
       見たこともあったこともない人たちとコラボレー
        ションする
       年齢も職業も性別も国籍も宗教も思想信条も関係な
        い
       インターネットが生んだ奇跡




                                 12
コミュニティマネジメント論

   コミュニティをどう運営するか
   コミュニティは管理可能か
   どのように影響力を持つのか
   従来の組織論とどう違うのか
   企業がコミュニティに参加するには、コミュニ
    ティの動作原理を理解しないといけない



                        13
バザール開発モデル

   コミュニティによるソフトウェア開発のベスト
    プラクティス
       release early, release often
       メーリングリストによる議論
       コード管理システム
       コミュニティへの影響力は貢献に比例
       技術力だけではなくコミュニケーション能力、リー
        ダシップが必要
       優しい独裁者
                                       14
技術者のロールモデル

   かつては社内にいた
   オープンイノベーション時代は外にいる




                         15
OSS 時代の技術者

   高速道路時代のエンジニアのキャリア
   人の下を行け
   流行に乗るな
   10 年続けろ




                        16
高速道路

   インターネットのおかげで、学習の高速道路が
    整備された
   言語化された知識は Google によって組織化さ
    れ、素早く入手できる
   言語化されていないものは?




                                17
   高速道路の先は大渋滞




                 18
人の下を行け

   一次情報へあたる
   一次情報までは高速道路
   言語化されていないものは何か




                     19
流行は追うな

   技術の進歩とバズワード
   OS/RDBMS/Languages/Web/...
   原理原則はほとんど変化なし
       クラウド
       Green IT
       怖くない




                                 20
続けろ

   好きなものを見つけて、それを愚直に続ける
   情報発信を続ける
   勉強を続ける




                           21
成長しているか

   1 年前、 3 年前、 10 年前の自分と比較して成
    長しているか。
       日記(ブログ)をベンチマークとして利用する
   1 年後、 3 年後、 10 年後にどうなりたいのか




                                 22
続ける

   ユメのチカラを信じる
   続ける
   プロフェッショナルになる




                   23
まとめ

   オープンソースとオープンイノベーションにつ
    いて紹介した
   オープンソース時代の技術者像について紹介し
    た




                        24

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  • 1. 札幌オープンソース セミナー 7/10/'09 よしおかひろたか (Debug Hacks 著者 ) hyoshiok@gmail.com http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok/ http://blog.miraclelinux.com/yume/ 1
  • 2. 本日のアジェンダ  勉強会、コミュニティ、エンジニアのキャリア 2
  • 3. 自己紹介  よしおかひろたか  カーネル読書会主宰、勉強会勉強会スタッ フ、 Debug Hacks 著者  hyoshiok@gmail.com  未来のいつか /hyosihok の日記  http://d.hatena.ne.jp/hyoshiok  ユメのチカラ  http://blog.miraclelinux.com/yume/  Twitter:hyoshiok 3
  • 4. Debug Hacks  Debug Hacks -- デバッグを極めるテク ニック & ツール  吉岡 弘隆 , 大和 一洋 , 大 岩 尚宏 , 安部 東洋 , 吉田 俊輔  ISBN:978-4-87311-404-0  オライリー・ジャパン  2009 年 4 月 22 日 4
  • 5. 目的  エンジニアのキャリアを考える 5
  • 6. IT 産業の流れ  垂直統合  水平分散  オープンシステム  オープンソースの時代 6
  • 7. インターネットの時代  ネットワークの向こう側の誰かとコラボレー ション  2ch  ニコ動  Wiki ペディア  OSS  勉強会 7
  • 8. ブログ  SNS  同じ嗜好性を持った人たちを見つけるコストが 劇的に下がった 8
  • 9. バザール  ソフトウェア開発モデル  参加&経験  利用者の増大が開発者の増大へ  いい経験  ネットワークの向こう側の人々を信頼する  コミュニティによる開発  開発主体が組織でない  個人によって開発される  自発的な意志、志願した個人(ボランティア) 9
  • 10. コミュニティの形成  コミュニティって何?  日本では、地域とか会社(組織)が担う場合が多い  同じ志を持った人々の集まり  インターネット  コミュニティ形成コストを劇的に下げた  魅力的なコミュニティ  利用者コミュニティ  開発者コミュニティ 10
  • 11. バザールモデル  ソフトウェア工学へのアンチテーゼ  明確な管理主体、プロジェクトマネージャー、スケ ジュール、予算管理、リソース管理、…、が存在し ない?  コミュニティの存在が前提  情報を公開すると進化するというパラダイム  優しい独裁者 11
  • 12. あちら側を信頼するか  オープンソース型開発(バザールモデル)  見たこともあったこともない人たちとコラボレー ションする  年齢も職業も性別も国籍も宗教も思想信条も関係な い  インターネットが生んだ奇跡 12
  • 13. コミュニティマネジメント論  コミュニティをどう運営するか  コミュニティは管理可能か  どのように影響力を持つのか  従来の組織論とどう違うのか  企業がコミュニティに参加するには、コミュニ ティの動作原理を理解しないといけない 13
  • 14. バザール開発モデル  コミュニティによるソフトウェア開発のベスト プラクティス  release early, release often  メーリングリストによる議論  コード管理システム  コミュニティへの影響力は貢献に比例  技術力だけではなくコミュニケーション能力、リー ダシップが必要  優しい独裁者 14
  • 15. 技術者のロールモデル  かつては社内にいた  オープンイノベーション時代は外にいる 15
  • 16. OSS 時代の技術者  高速道路時代のエンジニアのキャリア  人の下を行け  流行に乗るな  10 年続けろ 16
  • 17. 高速道路  インターネットのおかげで、学習の高速道路が 整備された  言語化された知識は Google によって組織化さ れ、素早く入手できる  言語化されていないものは? 17
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  • 20. 流行は追うな  技術の進歩とバズワード  OS/RDBMS/Languages/Web/...  原理原則はほとんど変化なし  クラウド  Green IT  怖くない 20
  • 21. 続けろ  好きなものを見つけて、それを愚直に続ける  情報発信を続ける  勉強を続ける 21
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