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第7回「エンタープライズ・クラウドの現在」

モバイル・デバイスのバックエンドを考える


2012年 7月 12日
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業 WebSphere事業部
須江 信洋(nsue@jp.ibm.com)
Twitter: @nobusue


                         © 2012 IBM Corporation
Mobile

Agenda

• 急成長するモバイル市場と
  モバイル・アプリケーションの課題
• BaaS(Backend as a Service)
• エンタープライズBaaS基盤としての
  IBM Mobile Foundation / Worklight
• まとめ

      (注)本資料の内容は一部に発表者が個人としての見解および調査結果述べたものを含みます。
             当該部分については所属企業が内容を保証するものではありません

2                                             © 2012 IBM Corporation
Mobile

    急成長するモバイル市場
                                                                                モバイルは新しいITの波
          インターネットに接続するデバイスの増加
  1200
                                       WW タブレット
                                       WW ノートPC
                                           WW PC
                                     WW スマートフォン
台数 (百万)




      600




          0
              2010      2011        2012        2013        2014      2015


                 Source: Wells Fargo Securities, January 23, 2012
               “Fostering the People: The Shift to Engagement Apps”          インターネットによってWebやeビジネス
                                                                             の波が押し寄せたように、現在、モバイ
          2020年までには、世界で100億台                                                   ルによる新しい波が起きている
            のモバイル機器が使用される                                                    →全業種においてビジネス・チャンスに
    3                                                                                          © 2012 IBM Corporation
Mobile

 7割のCIOがIT戦略の優先事項として「モバイル」を回答

                             今後3~5年で最も重要視している先見的なプラン
                                                    (複数回答可)
                                                                                                    83%
        ビジネス・インテリジェンスおよび分析                                                                66%
                                                                                              74%
                        モバイル・ソリューション                                                         72%

                                                                                            68%
                                         仮想化
                                                                                      61%

                    クラウド・コンピューティング                                                   60%
                                                                                            70%
                                                                                     60%
                 ビジネス・プロセス管理(BPM)
                                                                              48%
                                                                                    58%
                  リスク管理とコンプライアンス
                                                                                      61%

                                                                                    57%
                      セルフサービス・ポータル                         19%

コラボレーションおよびソーシャル・ネットワーキング                                                         55%                 グローバル
                                                                     34%
                                                                                                       日本

       出所:    2011 CIO Study, Q12:「今後3 ~ 5 年間で競争力を高めるために、どのような先見的なプランをお持ちですか?」 日本(n=206) , グローバル (n=3,018)

 4                                                                                                    © 2012 IBM Corporation
Mobile

モバイル・アプリケーションの高度化に伴う課題
• セキュリティ(認証/認可)
    • 認証情報をサービス毎に持つのではなく、外部の認証サービスと連携(
      OAuth、Facebook、Twitterなど)
• ストレージ
    • デバイスのストレージは容量が限られている
    • 一方、生成されるデータは増加し続けている(写真など)
• サービス連携
    • SNSやSaaSなどとの連携が必要になる
        •典型的には位置情報とSNS/SaaSの組み合わせ
    • デバイスでは処理できない高度な処理(自然言語解析など)
• 分析
    • アプリケーションの利用状況のログから、機能改善やマーケティングに役立
      つ情報を得る

5                                   © 2012 IBM Corporation
Mobile

モバイル・デバイスのバックエンドに求められるもの
• セキュリティ(認証/認可)
                                        モバイル・アプリ開発者とは
    • 3rd party認証(Facebook、Twitterなど)
                                        異なるスキルセットが必要
• ユーザー情報管理(プロファイル)
• SNSとの連携                               インフラの構築・運用に時間
                                        とコストを要する
• ストレージサービス
    • KVSやRDBなどのクエリー対象データ               必要な機能はアプリ横断的に
    • 位置情報                              共通なものが多い
    • ファイルや画像など
•   プッシュ通知サービス
•   バックエンド管理サービス
                                        バックエンドに必要な機能を
•   Elasticity(伸縮性)                     サービス(BaaS)として提供
•   アプリケーション開発者の利便性
                                        SaaSとPaaSの中間的存在
•   迅速な立ち上げ/撤退
6                                                 © 2012 IBM Corporation
Mobile

BaaS(Backend as a Service)の勃興




7                               © 2012 IBM Corporation
Mobile

日本発のBaaSも登場   http://www.appiaries.com/jp/index.html




8                                       © 2012 IBM Corporation
Mobile

BaaS比較(抜粋)                        https://docs.google.com/spreadsheet/ccc?key=0AhRcjY2b-EkwdERzb0xwNG5ISl9RREk0aG8wYjZGVUE


               Parse                     Appcelerator Cloud Services     StackMob                     appiaries
                                         http://www.appcelerator.com/clo                              http://www.appiaries.
               https://www.parse.com/                                    http://stackmob.com/
                                         ud                                                           com/
提供サー
     認証        独自/FB/TW                  独自/FB                            独自/FB/TW                    OAuth2.0
ビス
     ユーザープロ
               ○                         ○                                ○                           ○
     ファイル
     データベース    ○                         ○                                ○                           ○
     データ同期     ○                         -                                -                           -
     ファイル/画像   ○                         ○                                -                           ○
                                                                          Java/Scala/Clojure
      汎用ロジック   -                         -                                                            -
                                                                          HTML5もホスト可能
      プッシュ通知   iOS/Android               iOS/Android                      iOS/Android                 -
      SNS連携    Facebook/Twitter          Facebook/Twitter/Linkedin他       Facebook/Twitter            -
      位置情報     ○                         ○                                ○                           -
      アクセス解析   -                         -                                ○                           -
      課金/決済    -                         -                                -                           -
開発者向
     WebAPI    ○                         ○                                ○                           ○
け機能
                                         Android/iOS/JavaScript           Android/iOS/JavaScript
      SDK      Android/iOS/JavaScript                                                                 -
                                         Titanium Studio                  Java/Ruby
      バージョン管理 -                          -                                ○                           -
      テスト環境   -                          -                                ○                           -
      SCM連携   -                          (Titanium Studio)                GitHub                      -
                                                                          Stater $0/月~
               Basic 無料                  EXPLORE 無料
価格                                                                        Pro $399/月~                 無料ベータ中
               Pro $199/月                アプリ単位課金
                                                                          アプリ単位課金
               ロールベースのセキュリ               Tier1/Tier2で使えるAPIが異なる サービスは少なめだがカスタ 国内企業がサービス
その他
 9                                                                            © 2012 IBM Corporation
               ティ管理が可能                   SNS的機能が充実              ムコードによる拡張が可能 提供
Mobile        http://www.appcelerator.com/cloud


BaaS + SDK = モバイル・プラットフォーム




10                                                     © 2012 IBM Corporation
Mobile

BaaSのこれから

• モバイル・アプリケーションが必要とするバックエンド・サービスを
  クラウド上に用意しておくというのは合理的なアプローチであり、
  今後の成長が期待できる
• アプリケーションライフサイクルの観点からは、デバイス上に配置
  するアプリケーションとバックエンド・サービスのセットで一つのサ
  ービスととらえ、開発/テスト/リリース/運用をどのように回し
  ていくのかを考える必要がある
     • 特に、デバイス上のアプリケーションとバックエンド・サービスとの整合性の
       維持が課題
• 開発生産性向上のためにはSDKの提供が効果的
• BaaSへのロックインをどう考えるか?標準化は可能か?
• ビジネスモデルの確立(どのようなPricingが妥当か?)

11                                   © 2012 IBM Corporation
Mobile

エンタープライズシステムへの適用

                                         BaaS
                                  •認証/ユーザープロファイル
            モバイル                  •ストレージ/ファイル
          アプリケーション                •プッシュ通知
                                  •位置情報
                BaaS SDK          •アクセス解析



               EBaaS SDK?
               •Secure Shell
                                                   On Premise
                               Enterprise          •パッケージ
                                BaaS?              •カスタム
                                                   •SSO
                               •On Premise連携
     エンタープライズでも                •SaaS連携
                               •SSO連携
     BaaSのような基盤が                                     SaaS
     必要になるのでは?

12                                                      © 2012 IBM Corporation
Mobile




           エンタープライズBaaS基盤としての
         IBM Mobile Foundation / Worklight




13                                      © 2012 IBM Corporation
Mobile

企業向けモバイルプラットフォーム
  IBM Mobile Foundation V5.0 & IBM Worklight V5.0
                               モバイルデバイス



         ネットワーク・セキュリティ
         WebSphere DataPower


                        IBM Mobile Foundation V5.0
開発環境                                                   デバイスの
                  モバイルアプリの                                                    アプリ高速化
• Rational
  Application      開発・実行                              管理と                     WebSphere
                                                                              eXtreme
  Developer
• Rational         Worklight                         セキュリティ                   Scale
  Team                                                 End Point
  Concert
                                                        Manager
                     クラウドや基幹システムとの連携           Cast Iron

                                                 エンタープライズ・サービス・バス
                                                 WebSphere Message Broker



 14                                                                     © 2012 IBM Corporation
                       クラウド・サービス    パッケージソフト     カスタム・アプリケーション
Mobile

IBM Mobile Foundation の3つの特徴


     1. オープン技術の採用



     2. クラウドや基幹システムとの連携



     3. アプリとデバイスのセキュリティと管理

15                             © 2012 IBM Corporation
Mobile

1. オープン技術の採用
   Web 標準技術を活用したモバイルアプリの開発
 企業向けアプリ開発者やWeb デザイナーが利用しやすい環境を提供


                        • Eclipseベースの開発ツール
                        • HTML5/JavaScript /CSS
                          で開発
                        • jQuery , dojo など主要な
                          ライブラリーやツールと
                          統合可能
                        • Apache Cordova
                          (PhoneGap)プラグインが
                          利用可能


16                                    © 2012 IBM Corporation
Mobile

1. オープン技術の採用
   Worklightによるクロス・プラットフォーム対応
これまでのモバイル・アプリケーション開発             Worklightによる開発
・OS、バージョン毎にアプリケーションを開発           ・1つのeclipseプロジェクトで開発が可能
・開発、テスト費用の増加                     ・開発生産性の向上(コード管理、再利用)
     iOS用開発                      ・開発、テストの人員の削減、コスト削減
                                 ・開発のスピードアップが可能




     Android開発
     場合によってバージョン毎に開発
                                      共通部分開発者

     バージョン2.x         バージョン3.x

                                   必要に応じて       必要に応じて
                                 iOSネイティブ開発 Androidネイティブ開発
BlackBerry開発、Windows Phone開発




17                                                       © 2012 IBM Corporation
Mobile

サポートするアプリケーション

  様々なタイプのアプリケーションに対応
  モバイル
    – iPhone
    – iPad
    – Android
    – BlackBerry
    – Windows Phone
    – Mobile web app
  デスクトップ
    – Windows 7 and Vista(ガジェット)
    – Adobe AIR
    – Mac OS Dashboard
  Web アプリケーション
    – Facebook
    – iGoogle
    – Embedded web page



18                                 © 2012 IBM Corporation
Mobile

2. クラウドや基幹システムとの統合
 すばやく簡単に連携
 → 代表的なクラウドサービス・基幹アプリのアダプター、テンプレートを装備

 基幹システムの更新をモバイルに通知
 → 注文完了など、基幹システムの更新情報をプッシュで通知するAPI


                                                     クラウド・サービス
                                                        Salesforce.com
                     IBM Mobile Foundation     Google
                                                 Oracle CRM            NetSuite
        モバイル・                                    On Demand        SuccessFactors
        アプリケー           IBM
         ション          Worklight   WebSphere
                       Server      Cast Iron




       【利用シナリオ】              オンプレミス・サービス
         •クラウド上の顧客情報の参照      DB2     SAP      Siebel
         •基幹システム上の在庫情報の参照    SQL Server Oracle JDEdwards
                                              © 2012 IBM Corporation
19
         •基幹システム上の発注処理の実施 など
Mobile

 利用例
          シナリオ1: Worklightアプリケーションからエンタープライズデータを利用
                                            IBM Mobile Foundation
                                                                                                                            Force.com
                                                           3) 顧客情報要求                                                4) 顧客情報要
                      2) 顧客情報
                                                            (JSON/HTTP)                                                 求




                                                                          Worklight TIP
                         要求




                                                                                                       Connectors
                                            WL-Cast Iron
                                             Adaptor
           Mobile                 IBM
            Apps
                                Worklight                   6) 顧客情報
                                                                                          WebSphere                 5) 顧客情報
           built on   7) 顧客情報
          Worklight              Server                    (JSON/HTTP)                     Cast Iron

                                                                                                                                 BAPI



1) ユーザー
   の操作
   モバイル・アプリからSAP/salesforce上の顧客情報を参照
      1) ユーザーがモバイル・アプリ上でデータ参照要求を実行
      2) クライアント・デバイス上のモバイル・アプリはWorklight Serverに要求を送信
      3) Worklight ServerはCastIron Aadapterを経由し、CastIronに顧客情報の取得を要求 (JSON/HTTP)
      4) CastIronのTIP(テンプレート)は要求を受け付け、salesforceおよびSAPに接続して顧客情報を抽出

   Cast Ironからの応答
      5) Cast IronのTIPが要求された項目に従ってデータを加工
      6) Cast IronのTIPがXMLデータをJSON形式に変換し、HTTPでWorklight Serverに送信 (REST)
      7) Worklight Serverがデバイス上のモバイル・アプリにデータを配信
 20                                                                                                                           © 2012 IBM Corporation
Mobile

利用例
                シナリオ2: Cast Ironからモバイル・アプリにリアルタイム通知
                                             IBM Mobile Foundation
                4) iOSアプリに対
                してSAPの出荷遅                                           3) CastIronは                                                          1) 顧客出荷日付




                                            WL Push Notification
      Mobile        延を通知                                              Worklight                                                               が遅延




                                                                                   Worklight TIP




                                                                                                                Connectors
      App on                                                       Serverにデータ
       IOS                                                                                                                   2) SAPは日付変更
                                                                        を送信




                                                 Adapter
                                  IBM                              (JSON/HTTP)
                                                                                                                             を示すIDOCを発行
                                Worklight                                                          WebSphere
      Mobile                     Server                                                             Cast Iron
      App on
      Android
                4) Androidアプリ
                に対してSAPの出
                 荷遅延を通知




  エンタープライズ・システムの状況変化をモバイル・アプリへリアルタイム通知
     (例: SAPで顧客への出荷が遅延)
      1) 製造が遅延したことにより、SAP上の顧客出荷日付に変更が発生
      2) SAP側ではこの日付変更を示すIDOCを発行するように構成してあり、CastIronのTIPがIDOCを受け取ってデータを加工
      3) CastIronのTIPがデータをWorklight向けフォーマット(JSON)に変換し、HTTP経由でWorklight Serverに送信 (REST)
      4) Worklight Serverがメッセージを受信し、AndroidやiOSの通知サービスを利用してモバイル・アプリに通知を送信

21                                                                                                                                © 2012 IBM Corporation
Mobile

3. セキュリティと管理
 アプリとデバイス両方のセキュリティと管理が可能
 モバイルデバイスと他のエンドポイント (PCなど)を統一的に管理
                         セキュリティー                            管理

     モバイルアプリ     オフラインキャッシュの暗号化 自動更新
      モバイル
                 アプリケーションの改ざん防止 利用制限
       アプリ
                 認証/シングルサインオン   アプリケーション管理

      デバイス       セキュリティ構成管理
                                                 端末インベントリー
                 端末画面ロック
                                                 位置情報取得
                 データ消去(ワイプ)
                                                 端末構成
                 改造検出
              注) デバイスのセキュリティと管理は Mobile Foundation Enterprise Edition のみで利用可能

22                                                               © 2012 IBM Corporation
Mobile
     Worklightのランタイム・アーキテクチャ




                             Worklight Server                              Device Runtime

             Server-side                                                 Apache Cordova
                                                        Client-side
           Application Code
                                                      App Resources   • Cross Platform Technology
                                  Stats Aggregation




          JSON Translation                            Direct Update

                                                        Mobile        • Security and
            Authentication                             Web Apps         Authentication
                                                                      • Back-end Data
                                                                        Integration
                                                      Unified Push    • Post-deployment control
           Adapter Library
                                                      Notifications     and Diagnostics



23                                                                                                  © 2012 IBM Corporation
Mobile

アクティビティ・レポート機能




24               © 2012 IBM Corporation
Mobile

Worklight Application Center (開発・テスト用)




25                                       © 2012 IBM Corporation
Mobile

参考リンク
• 「モバイル向けの新クラウド、BaaS(Backend as a Service)とは何
  か。『Parse』が正式サービス開始」
     http://www.publickey1.jp/blog/12/baasbackend_as_a_serviceparse.html


• 「モバイルアプリのバックエンド(Web API)に特化したサービスの
  まとめ」
     http://iphone-dev.g.hatena.ne.jp/laiso/20120223/1330007695


• 「IBM Mobile Foundation製品ページ」
     http://www.ibm.com/software/jp/websphere/mobile-solutions/


• 「Worklight V5.0開発者版(無償) ダウンロード」
     http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/downloads/worklight/index.html

26                                                                     © 2012 IBM Corporation
Mobile




名    称 / メインテー       Impact 2012
         マ           ~次代のIT基盤がもたらすビジネス変革、そして飛躍~
      会 場            品川プリンスホテル
      会 期            2012年7月19日(木) 10:00-18:00
      協 賛            パートナー様 10社                          詳細・お申込みはこちら
                     ストリーミング中継            http://www.ibm.com/software/jp/websphere/events/impact2012/

       併催            パートナーミーティング
                     SOA Partner Community展示

              特別講演                  2つのフォーカス・ソリューション 2人のDE(技術理事)が来日!
                                       モバイル                                クラウド
ITで変貌する社会と日本企業の未来                   Mobile Foundation     エキスパート・インテグレーテッド・システム
                                       (Worklight)              (PureApplication)




     元NTTドコモ社 執行役員、iモードの生みの親

              夏野 剛   氏               Greg Truty                       Jason McGee
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クラウド研究会 20120712 BaaS

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  • 3. Mobile 急成長するモバイル市場 モバイルは新しいITの波 インターネットに接続するデバイスの増加 1200 WW タブレット WW ノートPC WW PC WW スマートフォン 台数 (百万) 600 0 2010 2011 2012 2013 2014 2015 Source: Wells Fargo Securities, January 23, 2012 “Fostering the People: The Shift to Engagement Apps” インターネットによってWebやeビジネス の波が押し寄せたように、現在、モバイ 2020年までには、世界で100億台 ルによる新しい波が起きている のモバイル機器が使用される →全業種においてビジネス・チャンスに 3 © 2012 IBM Corporation
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  • 14. Mobile 企業向けモバイルプラットフォーム IBM Mobile Foundation V5.0 & IBM Worklight V5.0 モバイルデバイス ネットワーク・セキュリティ WebSphere DataPower IBM Mobile Foundation V5.0 開発環境 デバイスの モバイルアプリの アプリ高速化 • Rational Application 開発・実行 管理と WebSphere eXtreme Developer • Rational Worklight セキュリティ Scale Team End Point Concert Manager クラウドや基幹システムとの連携 Cast Iron エンタープライズ・サービス・バス WebSphere Message Broker 14 © 2012 IBM Corporation クラウド・サービス パッケージソフト カスタム・アプリケーション
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  • 17. Mobile 1. オープン技術の採用 Worklightによるクロス・プラットフォーム対応 これまでのモバイル・アプリケーション開発 Worklightによる開発 ・OS、バージョン毎にアプリケーションを開発 ・1つのeclipseプロジェクトで開発が可能 ・開発、テスト費用の増加 ・開発生産性の向上(コード管理、再利用) iOS用開発 ・開発、テストの人員の削減、コスト削減 ・開発のスピードアップが可能 Android開発 場合によってバージョン毎に開発 共通部分開発者 バージョン2.x バージョン3.x 必要に応じて 必要に応じて iOSネイティブ開発 Androidネイティブ開発 BlackBerry開発、Windows Phone開発 17 © 2012 IBM Corporation
  • 18. Mobile サポートするアプリケーション  様々なタイプのアプリケーションに対応  モバイル – iPhone – iPad – Android – BlackBerry – Windows Phone – Mobile web app  デスクトップ – Windows 7 and Vista(ガジェット) – Adobe AIR – Mac OS Dashboard  Web アプリケーション – Facebook – iGoogle – Embedded web page 18 © 2012 IBM Corporation
  • 19. Mobile 2. クラウドや基幹システムとの統合 すばやく簡単に連携 → 代表的なクラウドサービス・基幹アプリのアダプター、テンプレートを装備 基幹システムの更新をモバイルに通知 → 注文完了など、基幹システムの更新情報をプッシュで通知するAPI クラウド・サービス Salesforce.com IBM Mobile Foundation Google Oracle CRM NetSuite モバイル・ On Demand SuccessFactors アプリケー IBM ション Worklight WebSphere Server Cast Iron 【利用シナリオ】 オンプレミス・サービス •クラウド上の顧客情報の参照 DB2 SAP Siebel •基幹システム上の在庫情報の参照 SQL Server Oracle JDEdwards © 2012 IBM Corporation 19 •基幹システム上の発注処理の実施 など
  • 20. Mobile 利用例 シナリオ1: Worklightアプリケーションからエンタープライズデータを利用 IBM Mobile Foundation Force.com 3) 顧客情報要求 4) 顧客情報要 2) 顧客情報 (JSON/HTTP) 求 Worklight TIP 要求 Connectors WL-Cast Iron Adaptor Mobile IBM Apps Worklight 6) 顧客情報 WebSphere 5) 顧客情報 built on 7) 顧客情報 Worklight Server (JSON/HTTP) Cast Iron BAPI 1) ユーザー の操作  モバイル・アプリからSAP/salesforce上の顧客情報を参照 1) ユーザーがモバイル・アプリ上でデータ参照要求を実行 2) クライアント・デバイス上のモバイル・アプリはWorklight Serverに要求を送信 3) Worklight ServerはCastIron Aadapterを経由し、CastIronに顧客情報の取得を要求 (JSON/HTTP) 4) CastIronのTIP(テンプレート)は要求を受け付け、salesforceおよびSAPに接続して顧客情報を抽出  Cast Ironからの応答 5) Cast IronのTIPが要求された項目に従ってデータを加工 6) Cast IronのTIPがXMLデータをJSON形式に変換し、HTTPでWorklight Serverに送信 (REST) 7) Worklight Serverがデバイス上のモバイル・アプリにデータを配信 20 © 2012 IBM Corporation
  • 21. Mobile 利用例 シナリオ2: Cast Ironからモバイル・アプリにリアルタイム通知 IBM Mobile Foundation 4) iOSアプリに対 してSAPの出荷遅 3) CastIronは 1) 顧客出荷日付 WL Push Notification Mobile 延を通知 Worklight が遅延 Worklight TIP Connectors App on Serverにデータ IOS 2) SAPは日付変更 を送信 Adapter IBM (JSON/HTTP) を示すIDOCを発行 Worklight WebSphere Mobile Server Cast Iron App on Android 4) Androidアプリ に対してSAPの出 荷遅延を通知  エンタープライズ・システムの状況変化をモバイル・アプリへリアルタイム通知 (例: SAPで顧客への出荷が遅延) 1) 製造が遅延したことにより、SAP上の顧客出荷日付に変更が発生 2) SAP側ではこの日付変更を示すIDOCを発行するように構成してあり、CastIronのTIPがIDOCを受け取ってデータを加工 3) CastIronのTIPがデータをWorklight向けフォーマット(JSON)に変換し、HTTP経由でWorklight Serverに送信 (REST) 4) Worklight Serverがメッセージを受信し、AndroidやiOSの通知サービスを利用してモバイル・アプリに通知を送信 21 © 2012 IBM Corporation
  • 22. Mobile 3. セキュリティと管理 アプリとデバイス両方のセキュリティと管理が可能 モバイルデバイスと他のエンドポイント (PCなど)を統一的に管理 セキュリティー 管理 モバイルアプリ オフラインキャッシュの暗号化 自動更新 モバイル アプリケーションの改ざん防止 利用制限 アプリ 認証/シングルサインオン アプリケーション管理 デバイス セキュリティ構成管理 端末インベントリー 端末画面ロック 位置情報取得 データ消去(ワイプ) 端末構成 改造検出 注) デバイスのセキュリティと管理は Mobile Foundation Enterprise Edition のみで利用可能 22 © 2012 IBM Corporation
  • 23. Mobile Worklightのランタイム・アーキテクチャ Worklight Server Device Runtime Server-side Apache Cordova Client-side Application Code App Resources • Cross Platform Technology Stats Aggregation JSON Translation Direct Update Mobile • Security and Authentication Web Apps Authentication • Back-end Data Integration Unified Push • Post-deployment control Adapter Library Notifications and Diagnostics 23 © 2012 IBM Corporation
  • 25. Mobile Worklight Application Center (開発・テスト用) 25 © 2012 IBM Corporation
  • 26. Mobile 参考リンク • 「モバイル向けの新クラウド、BaaS(Backend as a Service)とは何 か。『Parse』が正式サービス開始」 http://www.publickey1.jp/blog/12/baasbackend_as_a_serviceparse.html • 「モバイルアプリのバックエンド(Web API)に特化したサービスの まとめ」 http://iphone-dev.g.hatena.ne.jp/laiso/20120223/1330007695 • 「IBM Mobile Foundation製品ページ」 http://www.ibm.com/software/jp/websphere/mobile-solutions/ • 「Worklight V5.0開発者版(無償) ダウンロード」 http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/downloads/worklight/index.html 26 © 2012 IBM Corporation
  • 27. Mobile 名 称 / メインテー Impact 2012 マ ~次代のIT基盤がもたらすビジネス変革、そして飛躍~ 会 場 品川プリンスホテル 会 期 2012年7月19日(木) 10:00-18:00 協 賛 パートナー様 10社 詳細・お申込みはこちら ストリーミング中継 http://www.ibm.com/software/jp/websphere/events/impact2012/ 併催 パートナーミーティング SOA Partner Community展示 特別講演 2つのフォーカス・ソリューション 2人のDE(技術理事)が来日! モバイル クラウド ITで変貌する社会と日本企業の未来 Mobile Foundation エキスパート・インテグレーテッド・システム (Worklight) (PureApplication) 元NTTドコモ社 執行役員、iモードの生みの親 夏野 剛 氏 Greg Truty Jason McGee 27 © 2012 IBM Corporation
  • 28. Mobile © Copyright IBM Corporation 2012. All rights reserved. The information contained in these materials is provided for informational purposes only, and is provided AS IS without warranty of any kind, express or implied. IBM shall not be responsible for any damages arising out of the use of, or otherwise related to, these materials. Nothing contained in these materials is intended to, nor shall have the effect of, creating any warranties or representations from IBM or its suppliers or licensors, or altering the terms and conditions of the applicable license agreement governing the use of IBM software. References in these materials to IBM products, programs, or services do not imply that they will be available in all countries in which IBM operates. Product release dates and/or capabilities referenced in these materials may change at any time at IBM’s sole discretion based on market opportunities or other factors, and are not intended to be a commitment to future product or feature availability in any way. IBM, the IBM logo, Rational, the Rational logo, Telelogic, the Telelogic logo, and other IBM products and services are trademarks of the International Business Machines Corporation, in the United States, other countries or both. Other company, product, or service names may be trademarks or service marks of others. 28 © 2012 IBM Corporation