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地域活動を行うために(1)
~情報の活用(収集及び発信)~
東京情報大学総合情報学科
ゲーム・アプリケーション研究室
河野 義広
Tokyo University of Information Sciences
コミュニティカレッジさくら@臼井公民館, May 26, 2018

2

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
本日の流れ
 自己紹介
 ソーシャルメディアの概要
 情報の公開範囲とプライバシー
 ディスカッション・グループワーク
 ソーシャルメディア活用と地域活動の現状
 まとめ
2

3

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
自己紹介
 名前:河野 義広(かわの よしひろ)
 所属:ゲーム・アプリケーション研究室
 専門:情報工学、社会情報学
 社会的課題をシステムで解決する!
 研究テーマ:ソーシャルメディアの社会的影響
 ソーシャルメディア活用&パーソナルブランディング
 ソーシャルメディアを「いかに人生に活かすか!」がテーマ
 各ソーシャルメディアを自ら使い込んで実践研究
 学生のキャリアデザイン支援、教育現場における情報教育
3

4

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
河野の情報発信
 ソーシャルアカウント
 Twitter:@yoshi_kawano
 Facebook:河野 義広
 ブログ
 個人ブログ:「穏やかに楽しく生きる」研究者のブログ
 ITmediaでのブログ連載:アカデミックが見た社会
4

5

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
ITを使ったアンケート
 スマホを使って下記アンケートにご回答ください
 スマホをお持ちの方はお答えください
 PCをお持ちの方はURLを入力してお答えください
5
https://goo.gl/uwVMeY

6

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
皆さんに質問(パソコン利用)
 パソコンの利用頻度は?
 ほとんど使わない
 1日平均1時間未満
 1日平均1時間以上~3時間未満
 1日平均3時間以上
 パソコンの利用目的は(複数可)?
□ 文書作成 □ 写真の整理 □ イラスト制作
□ SNS □ 情報検索 □ メール □ 買い物
□ 動画サイト □ その他
6

7

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
皆さんに質問(情報収集/発信)
 普段利用する情報源は(複数可)?
□ テレビ □ 新聞 □ ラジオ □ 雑誌 □ 折込チラシ
□ 友人・知人からの評判 □ ニュースサイト □ 通販サイト
□ SNS(Twitter、Facebookなど) □ クチコミサイト
 地域活動の成果を伝えたい相手は?
 地域住民(ジュニア・ヤング世代:~30代)
 地域住民(ミドル世代:40代~50代)
 地域住民(シニア世代:60代~)
 地域外の人
 伝えたい相手にどうやって伝えればよいでしょうか?7

8

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
総務省の調査報告(1)
8
総務省 情報通信政策研究所:平成27年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

9

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
総務省の調査報告(2)
9
総務省 情報通信政策研究所:平成27年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

10

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
総務省の調査報告(3)
10
総務省 情報通信政策研究所:平成27年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

11

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
総務省の調査報告(4)
11
総務省 情報通信政策研究所:平成27年 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査

12

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
使っているアプリは?
 普段使っているアプリはいくつある?
14

13

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
ソーシャルメディアの特徴
 マスメディアの特徴
 例:新聞、テレビ、雑誌、ラジオなど
 新聞社、放送局などから大衆に向けた一方的な情報発信
 一部のプロのみが情報発信する
 ソーシャルメディアの特徴
 例:ブログ、Twitter、Facebookなど
 誰もが参加・発言できる
 双方向でのやり取り
 情報の拡散(リツイート、いいね!)
15
一人ひとりが主役、個人が活躍する時代

14

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
クラウド(Cloud)とは?
 概要
 インターネット上に計算資源、データ領域を確保
 多くのサービスがWebブラウザのみで利用可能
16
インターネット
SNS
動画
メール
地図
買い物
利用
端末

15

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
ソーシャルメディアの特徴・魅力
Twitter、Facebook、Instagram
について簡単に説明します
18

16

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
Twitter
 ゆるいつながりでのコミュニケーション
 日常の出来事、面白い情報をつぶやく
Aさん Bさん Cさん
フォローしている人
Xさん
フォローされている人
Yさん Zさん
自分
自分が
フォローした
自分が
フォローされた
メッセージメッセージ
メッセージ
メッセージ メッセージ
メッセージ
メッセージ
メッセージ
フォローしている人の
メッセージが
次々に送られてくる
自分のメッセージが
フォローしている人に
送られる
Twitterの基本的な仕組み 19

17

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
Twitterの魅力
 優れた情報収集能力
 気になる人をフォロー(ソーシャルフィルタリング)
 Google検索では得られない情報収集
 即時性の高い情報伝達能力
 手軽な情報発信ツール
 リツイートによる情報の拡散
 パーソナルブランディング
 自己PRのプラットフォーム
 インターネット上に公開
20

18

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
Facebookの概要
 基本理念
 ソーシャルグラフ(人間関係)でつながる
 個人と結び付くため、原則1アカウント
 実名登録制。偽名での登録はアカウント停止の可能性
21

19

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
Facebookの魅力
 いいね!の力
 Webの記事をFB友達におすすめできる
 友達が勧めるなら見てみよう
 WebがLinkだけでなくLikeでつながる
 人探しに便利
 名前で簡単に検索可
 誰と友達か可視化
 イベント参加者リスト
22
いいね!ボタン

20

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
Instagram
 写真を共有できるメディア
 インスタ映えするスイーツやスポットが人気
 ハッシュタグ(#)で検索
23

21

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
代表的なソーシャルメディア
 ソーシャルメディア
 誰もが参加・発言できるWeb上のメディア
 電子掲示板、ブログ、SNS、動画共有サイト、レビューサイトなど
 特にTwitter、Facebookが有名
 TwitterとFacebookの違い
 Twitter:ゆるいつながりでのコミュニケーション
 140文字以内で日常の出来事、面白い情報をつぶやく
 「実名」「匿名」の選択はユーザの判断、複数アカウント可
 Facebook:ソーシャルグラフ(人間関係)でつながる
 写真や動画、近況報告により人とのつながりを深める
 個人と結び付くため、原則1アカウント
24

22

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
情報の公開範囲とプライバシー
ソーシャルメディアを利用する際の
プライバシーについて考えてみましょう
25

23

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
情報の公開範囲
 ソーシャルメディア上の情報を管理できていますか?
 あなたの情報を見られる人は誰ですか?
 Facebookのプロフィール、投稿
 Twitterの投稿
 ブログ記事の内容
 自分と相手のプライバシーを気にしていますか?
 友達の写真を掲載する時に相手に確認を取りますか?
 友達の写真に自分がタグ付けされたことはありますか?
 ソーシャルメディア上の友達はどういう人達ですか?
 実際の友達 or 知っている人 or ネット上の付き合いのみ
26

24

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
友達ポリシー
 あなたなら、どんな人と友達になりますか?
27
ク
ロ
ー
ズ
友
達
に
な
ら
な
い
家
族
・
親
友
の
み
友
達
顔
見
知
り
見
か
け
た
こ
と
が
あ
る
共
通
の
友
達
が
い
る
誰
で
も
O
K
!オ
ー
プ
ン

25

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
ソーシャルメディア利用の心得
 自分の身を守るために
 基本的な人間関係は現実世界と同じ
 具体的な対策
 パスワードの管理をしっかり→アカウントの乗っ取り防止
 友達の管理→誰と友達になるかを考える(友達ポリシー)
 相手のことを考える→自分が言って欲しくないことは言わない
 見られている意識を持つ→内輪だけの話しでも誰かに見られている
 軽率な投稿は控える→後々問題になる可能性
 ソーシャルメディアの問題ではない、あくまでも人の問題
 匿名だからと言って不用意な発言をしない
 ネット上で発言したからではなく、そういう人間性が問題
28

26

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
ソーシャルメディアリテラシーとは
 ソーシャルメディアをうまく活用できる能力
 トラブルに適切に対応できること
 情報の公開範囲を管理できること
 他者と適切にコミュニケーションが取れること
 ソーシャルメディアを使った人付き合い
 基本は普段のコミュニケーションと一緒
 単にいろんな人が見ているだけ(インターネット上で)
 ツールは単なる手段であり、本質は道徳と通じる
 相手のことを考えて発言する
 相手が言って欲しくないこと、相手を傷付ける発言はしない
 当たり前のことができれば、特に恐れることはない
30

27

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
透明性の時代へ
 個人の発言がネットを通じて容易に拡散
 意図せず個人の情報が露出してしまう可能性
→例え自分が気を付けていても、他者によって自分の情報が
勝手に発信されてしまう可能性がある
→好むと好まざるとに関わらず、常にソーシャルな世界にいる
 個人・企業による悪事は隠し通せない
→以前は発言の統制、口封じが可能
→ソーシャルメディア上の発言はコントロールできない
→個人・企業ともに真摯な対応、誠実さが求められる
31
透明性の時代

28

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
メディア活用
各種メディアの使い分けを説明します
32

29

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
各種メディアの役割
 メディアの3つの役割
 導線:自分のコンテンツに誘導する仕掛け
 Twitter、Facebook、Web広告など
 ホームグラウンド:最も優れたコンテンツが置かれる場所
 自社Webサイト、商品紹介サイト、ブログ
 エンゲージメント:他者と交流する場所
 交流サイト、Facebookページ、LINE@
33

30

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
フローメディアとストックメディア
34

31

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
ストックメディアへの導線
35

32

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
コミュニケーションデザイン
36
アカデミックが見た社会,「第1回河野流パーソナルブランディング実践術」より
http://blog.marketing.itmedia.co.jp/yoshi_kawano/entry/142.html

33

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
演習の時間
ここで10分間の休憩とします
休憩後、グループでディスカッション
37

34

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
ソーシャルメディア活用と地域活動
ソーシャルメディア活用と地域活動の
現状について説明します
39

35

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
地域活動の現状
 着眼点
 コンテンツ、発信者、道具(ツール)、拡がり方
 現状
 流れている情報
 写真、文章、FBページへの地元住民のコメント(コンテンツ)
 実際に活動している人達がFacebookを活用(発信者)
 情報発信のツール
 ソーシャルメディアを積極的に活用
 役所の広報誌、地域の広報誌、フリーペーパー
 ソーシャルメディア活用の現状
 利用者との距離が近くなる(エンゲージメント)
 PC、スマホ、タブレットで同じ情報⇒1つのコンテンツでOK 40

36

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
地域活動の課題
 運用体制の強化
 円滑な情報収集/発信のための連携強化
 地元の商業施設、他団体も巻き込んだ体制作り
 地域活性化の評価基準の検討
 何をもって成功とするのか?
 観光客や転入者の増加?
 住民の誇りや地元愛?
 シティプロモーションを参考に
41

37

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
シティプロモーション
 シティプロモーションとは?
 地域の魅力を地域内外に効果的に訴求する方法
 地域イメージのブランド化
 専門家:東海大学文学部 河井 孝仁 教授
 シティプロモーション、地域ブランド、地域とICT
 関連書籍
 シティプロモーション
 地域の魅力を創るしごと、河井 孝仁 著
 定住人口を増やしたい、地域産品を売りたいと
いう課題に対しマーケティングの成功要素を解説
 多角的視点によるシティプロモーションの評価
42

38

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
ディスカッション・グループワーク
 手順(合計50分程度)
 Step 1. 発散:テーマ毎にブレーンストーミング(10分)
 グループのテーマで解決策をたくさん挙げる
 Step 2. 共有:グループでの共有(10分)
 ストーリーで考える:「なぜ、それがよい解決策なのか」
 発表1. 各グループで出た意見を発表(各2分)
 Step 3. 集約:メッセージの選定(10分)
 「この地域がどうありたいか」を示す
 ターゲット(年齢層、仕事、家庭状況など)を決める
 Step 4. 提案:具体的な方策を提案する(10分)
 どのメディアを使い、誰がどのように情報発信するか
 発表2. メッセージ・提案を発表(各2分)
43

39

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
リスクについて
 質問
 地域活動、情報発信の際の一番のリスクは?
 何もやらないことが一番のリスク
 何もしなければ、何も始まらない
 まず動こう!実践しよう!!
 やらない後悔より、やって失敗した後悔の方がよい
 ネットから現実への交流が重要
 O2O(Online to Offline)
 ソーシャルメディア活用は当たり前
44

40

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
ソーシャルメディア活用と情報リテラシー
 社会的背景
 ソーシャルメディアの急速な普及
 Twitter、Facebook、LinkedInなど
 様々な情報(人々の考え方、価値観)の流通や人脈形成
 社会的課題解決の必須スキル
 世の中にあるほとんどの課題は、一人では解決できない
 それぞれの人の考え方や価値観が異なるため
 ソーシャルメディア活用は社会的課題解決の必須スキル
 情報リテラシーの重要性
 時間的・空間的な制約を受けず情報交換できるツール
 “情報”の扱い方に関する適切な知識=『情報リテラシー』 45

41

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
まとめ
 まとめ
 ソーシャルメディアの概要
 情報の公開範囲とプライバシー
 地域活動の事例紹介
 地域の魅力発信のディスカッション・グループワーク
 今後の課題
 地域活動の実践による学び&フィードバック
46

42

TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES
おわり
 ご清聴ありがとうございました
 ご質問・コメント等ありましたらお願いします
47
東京情報大学 総合情報学科
ゲーム・アプリケーション研究室
河野 義広
Twitter:@yoshi_kawano
Facebook:河野 義広
興味のある方はFacebook、Twitterでご連絡ください。

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  • 27. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 透明性の時代へ  個人の発言がネットを通じて容易に拡散  意図せず個人の情報が露出してしまう可能性 →例え自分が気を付けていても、他者によって自分の情報が 勝手に発信されてしまう可能性がある →好むと好まざるとに関わらず、常にソーシャルな世界にいる  個人・企業による悪事は隠し通せない →以前は発言の統制、口封じが可能 →ソーシャルメディア上の発言はコントロールできない →個人・企業ともに真摯な対応、誠実さが求められる 31 透明性の時代
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  • 30. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES フローメディアとストックメディア 34
  • 31. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES ストックメディアへの導線 35
  • 32. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES コミュニケーションデザイン 36 アカデミックが見た社会,「第1回河野流パーソナルブランディング実践術」より http://blog.marketing.itmedia.co.jp/yoshi_kawano/entry/142.html
  • 33. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 演習の時間 ここで10分間の休憩とします 休憩後、グループでディスカッション 37
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  • 36. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES 地域活動の課題  運用体制の強化  円滑な情報収集/発信のための連携強化  地元の商業施設、他団体も巻き込んだ体制作り  地域活性化の評価基準の検討  何をもって成功とするのか?  観光客や転入者の増加?  住民の誇りや地元愛?  シティプロモーションを参考に 41
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  • 38. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES ディスカッション・グループワーク  手順(合計50分程度)  Step 1. 発散:テーマ毎にブレーンストーミング(10分)  グループのテーマで解決策をたくさん挙げる  Step 2. 共有:グループでの共有(10分)  ストーリーで考える:「なぜ、それがよい解決策なのか」  発表1. 各グループで出た意見を発表(各2分)  Step 3. 集約:メッセージの選定(10分)  「この地域がどうありたいか」を示す  ターゲット(年齢層、仕事、家庭状況など)を決める  Step 4. 提案:具体的な方策を提案する(10分)  どのメディアを使い、誰がどのように情報発信するか  発表2. メッセージ・提案を発表(各2分) 43
  • 39. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES リスクについて  質問  地域活動、情報発信の際の一番のリスクは?  何もやらないことが一番のリスク  何もしなければ、何も始まらない  まず動こう!実践しよう!!  やらない後悔より、やって失敗した後悔の方がよい  ネットから現実への交流が重要  O2O(Online to Offline)  ソーシャルメディア活用は当たり前 44
  • 40. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES ソーシャルメディア活用と情報リテラシー  社会的背景  ソーシャルメディアの急速な普及  Twitter、Facebook、LinkedInなど  様々な情報(人々の考え方、価値観)の流通や人脈形成  社会的課題解決の必須スキル  世の中にあるほとんどの課題は、一人では解決できない  それぞれの人の考え方や価値観が異なるため  ソーシャルメディア活用は社会的課題解決の必須スキル  情報リテラシーの重要性  時間的・空間的な制約を受けず情報交換できるツール  “情報”の扱い方に関する適切な知識=『情報リテラシー』 45
  • 41. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES まとめ  まとめ  ソーシャルメディアの概要  情報の公開範囲とプライバシー  地域活動の事例紹介  地域の魅力発信のディスカッション・グループワーク  今後の課題  地域活動の実践による学び&フィードバック 46
  • 42. TOKYO JOHO UNIVERSITYTOKYO UNIVERSITY OF INFORMATION SCIENCES おわり  ご清聴ありがとうございました  ご質問・コメント等ありましたらお願いします 47 東京情報大学 総合情報学科 ゲーム・アプリケーション研究室 河野 義広 Twitter:@yoshi_kawano Facebook:河野 義広 興味のある方はFacebook、Twitterでご連絡ください。