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メディア・リテラシー
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メディア
• メディア(media)とは
• 情報の記録
• 情報の伝達
• 情報の保管
• 等に用いられるものや装置
• 「媒体」と訳される
• メディアは以下の二種に大別される
• 記録・保管のためのメディア
• コミュニケーションのためのメディア
• 一例であるが
• CD、手紙、電話、テレビは
• 音楽、文章、声、映像
• などの情報を伝達するのに用いられる
のでメディアである
• より広義には、空気もメディアとして
考えられる
• 発話者は声帯を震動させ、音声化す
る
• この震動が空気の疎密波となって受
話者に届く
• 日常生活の文脈の上では「マスコミ」
の同義語として用いられることが多い
ので、注意が必要
• 「マスコミ」は「マスメディア」とも
呼ぶ
リテラシー
• リテラシー(literacy)とは
• 原義は「書き言葉をプロトコルに則
り読んだり書いたりできる能力」
• 「識字」と訳されてきた
• リテラシーは、様々に類推的・拡張的
に用いられるようになった
• 何らかの分野で用いられている記述体
系を理解し、整理し、活用する能力一
般を指すようになった
• 更には、記述言語に留まらず、様々な
コミュニケーションの媒体を適切に読
み取り、分析し、適切にその媒体で記
述・表現できることなどを指すように
なった
• 情報がある形で提示されるに至った経
緯や、発信者が隠そうとしている意図
や目的までクリティカルに見抜く能力
も近年では指すようになってきてる
メディア・リテラシー
• メディア・リテラシー(media literacy)とは
• 情報メディアを主体的に読み解いて必
要な情報を引き出し
• その真偽を見抜き
• 活用する能力のこと
• 換言すれば
• 情報を評価・識別する能力
• とも言える
受信者として
• 発信された情報には、程度の差はあるに
せよ、何かしらの偏り・虚偽や誇張、間
違えが含まれていることを知る
• 情報の話者、目的、内容、背景などを的
確に読み取る必要があることを学ぶ
• 「情報を評価・識別する能力」を身に付
けることで、情報を正しく利用すること
を学ぶ
• 偏った情報を鵜呑みにしていては、その
物事に関する正しい知識を身に付けるこ
とは難しい
• 今日の社会では情報への依存度が大きく、
偏ったり間違えている情報を信じ、様々
な場面で不利益を被る可能性がある
• 発信された情報を受け取る際「その情報
は信頼に足るか」を判断し、どのような
偏りがあるか、情報の発信者はどのよう
な意図・目的で情報を発信したり編集し
たかを考える必要がある
• それらの背景を読み取り、情報の取捨選
択を行う能力を身に付ける
• それらの行為を行わず、発信者の言う事
を信じ、それが正しいと認識する行為は、
自己考察を捨て去る事と同義であり、よ
り直接的に言うならば「自分自身の考え
を持たない」と言える
• マスメディアが発信する情報には、様々
な理由により偏りが発生することを知る
• 東日本大震災で発生した福島第一原子力
発電所に関する一連の報道を見れば判る
ように、政府や東京電力が真実を隠 し
ている場合もあることを知る

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