Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                
SlideShare a Scribd company logo
Redmineの2つの顔
の2つの顔
表の顔
OSSの
プロジェクト管理ツール

裏の顔
業務アプリケーションの
開発基盤
(プラットフォーム
プラットフォーム)
プラットフォーム

・プロジェクト管理で使われる機能が
一通りそろっている。
・ソフトウェア企業(日本では主にSI)を
ターゲットにしている。
・世界中で使われている。
・タスク管理以外にも運用保守や
ヘルプデスク管理、工数管理にも
使われている。

・外部システムとの接続 が豊富
外部システムとの接続I/Fが豊富
外部システムとの接続
(REST、Webサービス、rakeによる
バッチ処理 etc.)
・機能のカスタマイズが容易
機能のカスタマイズが容易
・プラグインによる機能追加
・パラメータ設定
(プロジェクト、ワークフロー、権限 etc.)
開発基盤としてのRedmine
開発基盤としての
Redmineを開発基盤 プラットフォーム と見なしてカスタマイズする場合、
を開発基盤(プラットフォーム
を開発基盤 プラットフォーム)と見なしてカスタマイズする場合、
4種類の手法がある。
外部接続I/Fを通じて
外部接続 を通じて
データ操作だけを行う
(REST, Webサービス,
rake etc.)

パラメータの設定だけ
で機能拡張する
(プロジェクト、ワークフ
ロー、権限など)

③プラグイン
(アドオン
アドオン)
アドオン

アプリケーション層
(カスタマイズ箇所
カスタマイズ箇所)
カスタマイズ箇所

①外部接続I/F ②パラメータ設定
外部接続
プラットフォーム層
(Redmine)

フレームワーク層
(Rails)

標準機能のソースを
修正する事無く追加開
修正する事無く追加開
発で機能拡張する

標準機能のソースを
直接修正して
機能拡張する
(EPM-X, Lychee etc.)

④モディフィケーション

ソースを直接修正
【1】外部接続I/F ①REST編
HTTPによる
Redmine操作

RedminePM:
(Redmineの
iPhone/Android
アプリ )

PC

XML/
JSON

http://redminepm.jp

スマートフォン

HTTP
による
リアル連携

サーバー

管理画面で「RESTによるWebサービス」を有効
に設定。「JSONP」にも対応している。
http://www.r-labs.org/projects/r-labs/wiki/Redmine_REST_API
【1】外部接続I/F ②構成管理ツールと連携
リポジトリ情報取得

バージョン管理リポジトリへコミット時、「refs #12」「fixes
#13」でチケットと相互リンクできる
http://redmine.jp/tech_note/subversion/

管理画面で「リポジトリ管理用のWeb
サービス」を有効に設定
→http://Redmineサーバ名
/sys/fetch_changesets?key=APIキー
&id=プロジェクト識別子
で取得可能
(http://blog.redmine.jp/articles/redmine-0_9-url-to-fetchchangesets/)
【1】外部接続I/F ③メールによるチケット登録
チケット登録用
メールアドレス
①メール発行

②通知

@
ユーザ

③チケット
登録
④チケット確認
他に下記のrakeコマンドもある。
rake redmine:email:read
rake redmine:email:receive_imap
rake redmine:email:receive_pop3

管理画面で「受信メール用Webサービス」を有効に設定
http://www.redmine.org/projects/redmine/wiki/RedmineReceivingEmails
【1】外部接続I/F ④他ITSからのデータ移行
データ移行

下記のrakeコマンドでデータ移行できる。
rake redmine:migrate_from_mantis # Mantis migration script
rake redmine:migrate_from_trac # Trac migration script
RedmineMigrate
http://www.redmine.org/projects/redmine/wiki/RedmineMigrate

外部接続I/Fは他にも存在する。
【参考1】期日が間近のチケットをメールで通知する(リマインダ機能): Redmine.JP
http://redmine.jp/faq/issue/send_reminders/
【参考2】 Redmine Rake - Batch job tasks
http://www.redmine.org/projects/redmine/wiki/RedmineRake#Batch-job-tasks
【1】外部接続I/F ⑤メール通知、RSS
メール通知の設定は、
Configuration.ymlに設定する。
SMTPS、POP3Sも対応可能。
http://www.redmine.org/projects/redmine/wiki/Email
Configuration

RSS通知の設定もある。
【2】パラメータ設定
ワークフロー機能で多種多様な運用が可能。
(障害、課題、タスク、問合せ、PC資産など)
他に、プロジェクト単位に権限やワークフローも設定できる。

ステータスの移行先

現
在
の
ス
テ
ー
タ
ス
【参考】第3回SRA関西セミナー(2013/9/12)
「Redmineの運用パターン集~私に聞くな、チケットシステムに聞け」
http://www.slideshare.net/akipii.oga/sea-west-ogawa201309open
【3】プラグインで機能追加
プラグインは、Railsフレームワークの一部として開発できる。
(1)Railsフレームワークは次の特徴を持つおかげで、開発しやすい。
・CoC:設定より規約(Convention Over Configuration)
・DRY:繰り返しの禁止(Don't Repeat Yourself)
(2)プラグインのインストールの基本は、ソース配置後、下記コマンドを実行するだけ。
rake redmine:plugins:migrate RAILS_ENV=production

View

参照・更新
操作・依頼

アクセス

Controller
ユーザ

DB

Model
プラグイン

【参考1】プラグイン開発ガイド - r-labs
http://www.r-labs.org/projects/r-labs/wiki/プラグイン開発ガイド
【参考2】プラグインの開発~Redmine.JP
http://redmine.jp/tech_note/plugins/developer/
【4】モディフィケーションで機能拡張
①EPM-X
Redmineプラットフォーム上でBI/ELTツールを追加開発して機能拡張している。

※BI(Buisiness Inteligence):業務システムなどから蓄積される企業内の膨大なデータを、蓄積・分析・加
工して、企業の意思決定に活用しようとする手法。
ELT:企業の基幹系システムなどに蓄積されたデータを抽出(extract)し、データウェアハウスなどで利
用しやすい形に加工(transform)し、対象となるデータベースに書き出す(load)こと。

定量的プロジェクト管理ツール(EPM-X):IPA
http://www.ipa.go.jp/about/toolcatalog/sec/sec-2-1.html
【4】モディフィケーションで機能拡張
②Lychee Enterpriseシリーズ
Redmineプラットフォーム上で、
ガントチャート・EVM・チケット関連図を追加開発して機能拡張している。

Lychee EVM
Lychee Association Chart

Lychee Enterprise : アジャイルウェア(株)
http://lychee-redmine.jp/

有償製品は他にもある。
【参考】Redmine for ITILの特長|株式会社ホロンテクノロジー
http://www.holontec.co.jp/doc/info_solution.pdf

More Related Content

Redmineの裏の顔~開発基盤としてのRedmine