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VUXデザイナー
@yoshidashingo
2018.1.24
Serverless “Extreme” Meetup #1 Lightning Talk
吉田真吾
n バックグラウンド
証券システム基盤開発
p 基盤システム開発、Oracleチューニングなど
エバンジェリスト
p 講演113回(2013年実績)
p AWS設計・構築・移行(2014-2015)
n 現在のしごと
(株) セクションナイン 代表取締役社長
p APN コンサルティングパートナー
p DevOps Dockerize Serverless 支援など
(株) 実績等
p AWSウルトラクイズ
初代チャンピオン (2012年)
p AWS Samurai 2014 / 2016
Alexa アプリ
• カスタムスキル
• ホームスキル
・Amazon開発者ポータルアカウント
・AWS Lambda(AWSアカウント)
・alexaアプリ(+Amazon.co.jpアカウント)
How to DESIGN?
音声デザインガイド
1. 目的とユーザー
ストーリーの設定
2. 台本の作成
3. 対話フローの作成
4. スキル構築のための
準備
https://developer.amazon.com/ja/designing-for-voice/design-process/
ひとつのスキルで色々なこと
をやろうとするとインテント
の区別や発話→インテントの
マッピング精度がいまいちに
なりがち
音声デザインガイド
1. 目的とユーザー
ストーリーの設定
2. 台本の作成
3. 対話フローの作成
4. スキル構築のための
準備
https://developer.amazon.com/ja/designing-for-voice/design-process/
実際に声に出し話してみる
• 質問は適切か
• 答えは冗長ではないか
• 次の行動をどう促すか
• 機能性として十分か
音声デザインガイド
1. 目的とユーザー
ストーリーの設定
2. 台本の作成
3. 対話フローの作成
4. スキル構築のための
準備
音声デザインガイド:4. スキル構築のための準備
https://developer.amazon.com/ja/designing-for-voice/design-process/
スキルの「呼び出し名」
インテント
(=Lambdaハンドラー)
スロット
(=Lambda: switch case / value)
われわれがつくりたいのは
IVR(自動音声応答システム)
ではない
・声による入力
・ユーザーはコマンドラインのようには
話しかけてくれない
言葉ではなく意味・文脈を
理解するアシスタント
・動詞が揺れる(聞かせて/教えて/調べて…)
・目的語が抜ける
・指示語(それ)のあつかい、などなど
インテントの作成 (Skill Builder)
それぞれのインテントが
Lambdaの別々のハンドラーに
マッピングされる
サンプル発話で動詞の
「ゆれ」を吸収する
カスタムスロットの作成 (Skill Builder)
変数化
カスタムスロットの作成 (Skill Builder)
スロットの値に別名を
たくさんつけることで
目的語の「ゆれ」を吸
収する
視点
• 会話の文脈によりそのときに最適で複雑なス
テートが存在する(≠チャットボット)
• サンプル発話やスロットのシノニムで「ゆれ」
を吸収する部分はプラットフォーム側に移って
いくと想定される(すべてユーザーが設定→辞
書から提案→自動でマッピング)
• Webアプリ、業務システム丸ごと再現できる規
模のスキルが実現されるようになる(→より本
格的な設計プロセスの必要性)
余談)バックアップ大事
Code Editorのモデル
(JSON)をコピーしておく
まとめ
• バックエンドを実装する以前に、対話モデルや会話
体験を設計して作り込む必要がある
• 自然に話しかけてどの程度理解してもらえるか?
• 期待する動作をしてくれるか?
• 冗長なやりとりにならないか?
• 言葉のゆらぎを吸収してくれるか?
• ここで促すべき次の行動はなにか?
→ Voice User Interface eXperience Designer
(VUXデザイナー)

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