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【ホープフルS】クロワデュノール持久力で押し切る!陣営「いい枠に入った」

[ 2024年12月27日 05:27 ]

ウォーキングマシンから厩舎へ戻るクロワデュノール(撮影・亀井直樹) 
Photo By スポニチ

 24年JRAラストG1となる「第41回ホープフルS」の出走馬18頭と枠順が26日、確定した。展開面にスポットを当てて勝ち馬をあぶり出していくG1企画「展開王」は大阪本社・新谷尚太記者が担当する。無敗2連勝中のクロワデュノールを◎に指名。先行力と末脚を持続する持久力を生かして押し切ると読んだ。同レースを含む特別8鞍は27日にインターネット投票で前日発売がある。

 G1に昇格した17年以降、連対した14頭中、11頭(勝ち馬5頭)は4角4番手以内で通過。昨年、4角10番手から差し切ったレガレイラはレアケース。基本的には先行力や早めに動ける機動力が問われる傾向だ。

 今年のメンバーで前走、逃げた馬は3頭。デビュー3戦で先手を奪ったアスクシュタインが積極的に行きそう。ヤマニンブークリエ、アマキヒの鞍上はそれぞれ武豊、ルメール。無理には競りかけず、好位で折り合いに専念するだろう。そこまでペースが速くならなければ例年通り、勝負どころで好位キープがV条件。センス光るクロワデュノールには絶好の流れになる。

 6月東京の新馬戦、前走の東スポ杯2歳Sは、いずれも好位から抜け出して快勝。その2戦はメンバー最速の上がり3Fをマークし、文句なしの勝ちっぷりだった。2歳戦らしい緩めの流れでも、ピタッと折り合い、追い出してからの反応も抜群。特に前走はレースのラスト3Fが11秒3→10秒9→11秒2の高速ラップを簡単に差し切った。あの立ち回りを見れば、初めて起用する2000メートルの距離への不安もなく、コーナー4つの舞台も難なく対応できると判断した。

 26日、決まった3枠6番の馬番も理想的。内外を見ながら絶好のポジションを確保できそうだ。下沢助手は「競馬が上手。外過ぎない枠ならと思っていたので、いい枠に入った。自分でレースをつくれるタイプ。(中山の)トリッキーなコース形態も問題ないと思います」とジャッジした。父キタサンブラックは17年有馬記念など中山の重賞3勝。父から受け継いだポテンシャルを大舞台で見せつける。

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