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裏金問題でも…政権の窮地にいつも呼ばれる 新官房長官の林芳正氏ってどんな人? 安倍家とも因縁

2023年12月14日 20時29分 有料会員限定記事
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自民党派閥の政治資金パーティーの裏金問題で、閣僚から安倍派が一掃された。窮地に立つ岸田文雄首相が、代わりに政権の要となる官房長官に起用したのは自身の側近、林芳正氏(62)だった。
過去にも政権を揺るがすスキャンダルで、火中の栗を拾ってきたピンチヒッターだ。数々の政権の危機を救ってきた林氏とはいかなる人物なのか。(デジタル編集部)

◆起用は「晴天の霹靂」

林氏は14日夜の就任会見で、記者から官房長官に起用された感想を問われると、「晴天の霹靂(へきれき)だった」と明かした。

官房長官に就任した林芳正氏=12月14日、首相官邸で

その上で「厳しい状況の中、総理を支え、微力ではありますが、誠心誠意、努力していきたい」と抱負を述べた。
林氏は岸田派でナンバー2の座長を務めており、岸田首相の次のリーダー候補と目される。いわば岸田首相の側近中の側近だ。
会見では、岸田首相を「長年の同士」「(1995年の)初当選のとき以来、同じ政策集団の仲間」と評し、「お互い率直に意見交換し合える仲。私からも忌憚のない意見を申し上げながら職責を果たしたい」と決意を語った。
岸田派の国会議員のベテラン秘書は、林氏の官房長官への起用について「官房長官は首相を守る存在。岸田首相は女房役として本当に信頼できる人を選んだんだと思う」とし、「何でもできるオールマイティーな人なので、派閥関係なく納得の人事だろう」と話す。

◆岸田首相は安倍派排除の狙いを否定

ただ、裏金問題では、岸田派でもパーティー収入の不記載が取り沙汰されている。
裏金問題に関し、林氏は「私自身は、(岸田派から)パーティー券収入の還流は受けていない。宏池政策研究会(岸田派)から私の政治団体に対して寄付はなされているが、政治資金規正法に則り対応している」と述べた。
13日の会見で「自民党の体質を一新すべく先頭に立って闘うのが自分の務めだ」と述べた岸田首相。最大派閥の安倍派を閣僚から一掃し、側近を起用した今回の人事について、排除された派閥の心境はいかばかりか。一部の安倍派からは反発の声も聞こえる。

14日、記者団の取材に応じる岸田首相

岸田首相は14日、人事の狙いについて、報道陣に「所属...

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