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努力をしなければ、成功を得ることは難しいが、諦めることをしなければ、少なくとも最低限の人生は送れる。

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20代くらいの若者が燻ってる原因なんて、大概は場数を踏んでないだけ。逆に言うと、若い頃から少ない場数でも自信ありげに振る舞えるのって、一つの才能なんだよね。

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さとるは、机の引き出しを開け、自分で書いた 「公立中サバイバル ・マニュアル 」を引っ張り出して、それを眺めた 。 一 、できるだけ、目立たないようにする 。 二 、発言するときは、ちょっとした笑いをとる 。 三 、誰にでも、愛想よく 。 四 、身だしなみは清潔に 。 五 、答えがわかったからといって、手を挙げない 。 六 、いじめには加担しないが、いじめられっ子とは距離を置く 。 七 、近づきすぎる相手とは、距離を置く 。

「平成大家族」中島京子

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「 … …わたしね、夫婦の仲がうまくいってないこと 、誰にも言ってないんだ 」 すこしあとで典子が言った。 「由井くんにも言ってないの。ママ友達とか、地元のわりと仲いい友達にも、誰にも言ってないの。入江くんにはじめて言ったの 」「うん 」 「なんで入江くんにこんな話できたのかっていうとね 」 と典子は言った。 「それは、入江くんがもうわたしの人生の登場人物じゃないからなんだよ 」 典子はわたしの顔をみて、にっこりと笑った。

「すべて真夜中の恋人たち」川上未映子

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七〇代男性作家が性について記した小説の読後感が、どこか湿ってほの哀しいのに対して、『老春も愉し』(瀬戸内寂徳 集英社 1600円+税)に吹く、カラッとした風は、何なのだろうか。 (中略) そして私は八十三歳の時のエッセイに、 「私は五十一歳で出家して以来、仏教の戒律を守り通せたことは、ただ一つ淫戒だけであった」 という一文を見て、明るい風が吹く源はこれなのかも、と思ったのだった。性というものから自由になったら、どれほど人はすがすがしい気持ちになることができるのか。そういえば更年期を脱したとある先輩女性も 「更年期が終わったら性欲から解放されていて、それが一番ラクになったことかしら」 と言っていたっけ。

「本が多すぎる」酒井順子

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女性誌のインタビューをたまに受けることがある。その雑誌の購読者層が抱きがちな典型的な悩み、のようなものを紹介されて、 「何かメッセージを」 と言われるのだが、その悩みについて真剣に考えれば考えるほど、答えは一つしか思い浮かばなくなってくるのだった。 してその答えとは、 「女性誌を、読まないようにすればいいのではないですかね?」 というもの。

「本が多すぎる」酒井順子

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ここ数年における女性犯罪者の中で最も印象に残る存在といえる木嶋佳苗は、男にせっせと手料理を作ってから殺していた。そして彼女のお相手は、いかにも異性に不自由していそうなタイプ。 (中略) 同時期、似たような事件が鳥取でも起こったのだが、両事件に詳しい北原さんは、「お金取られた被害者の男性たちってみんな同じ顔に見えた」と言う。どんな男なのかといえば、「完璧に過保護に育てられた男の子たち」。「大多数が長男で、『あなたは何もしなくてよいわよ』ってとてもとてもお母さんに大事にされただろう男たち」なのだ、と。

「本が多すぎる」酒井順子

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この病気になってから専門家にもそうでない人にも全員に「ゆっくり休め」と言われましたが、休むということがどういうことか、それまでまったくわからなかったのです。体を休めても頭はぐるぐると目まぐるしくネガティブなことを考え続けていてちっとも休んだ気になれませんでした。このとき私はやっと何も考えずにぽかーんとすることができました。何も考えず頭をからっぽにすることはとても難しいことだと元気になった今でも思います。

「再婚生活 私のうつ闘病日記」 山本文緒

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夫婦がうまくいかなくなるのは何故だろう。そんなのそれぞれだろうけど、うまくいっている方が気持ちがいいのに、どうしてお互い歩み寄れないのだろう。なんで人間は自分の我を通したいのだろう。自分の人生はひとつで一回きりだからか。

「再婚生活 私のうつ闘病日記」 山本文緒

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「こんなに元気になってきたのだから、薬を減らしてほしいケロ」としつこく食い下がってみたが、「調子がよくなったからといって急に薬を減らすと、また落ちるケロよ」とのお答え。それを服薬指導の薬剤師さんに愚痴ってみたら、「外来の患者さんで、あなたの何倍も薬を飲んでいる人はいます。要は薬の量ではなくて、今の服薬で、日常生活を平穏に過ごせるかどうかなんですよ」とたしなめられてしまった。

「再婚生活 私のうつ闘病日記」 山本文緒

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これまで生きてきた中で、何度も心の拠り所として役に立ってきたのが「人はどんな環境にも慣れる」という経験則である。

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「そんな浅いところで馴れ合ったり傷つけ合って 、それで絶望したつもりか 。君が孤独になりたいというのなら 、それでもいい 。ただ 、そんな浅瀬で溺れたふりなんて 、俺は一生認めないし 、そんなことになれば 、君を軽蔑する 」

「あられもない祈り」島本理生

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大人になるということは、核心を突かないということ。

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あるヒトの「ヒトから信頼を得る方法」は「社会から嫌われているヤツと仲良くする。さすればそいつは自分を大きく評価し人望として返す」だそうだ。そんな彼にも仲良くしてもらえない私は、ヒトであることを放棄でもするか…。

「壇蜜日記」壇蜜

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問題の構造を見つけたら、それを新たな仕組みに置き換える。そうすることで組織の体質は変わり、実行力のある組織になるのです。

「無印良品は、仕組みが9割ー仕事はシンプルにやりなさい」松井忠三

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改革にはスピード感が重要で、戦略が間違っていても、実行力があれば軌道修正ができます。 社内のITシステムを構築するときも、「七割できていればよし」とし、後は使いながら機能を変更したり追加するようにしました。とくにITの分野は変化が激しいので、開発に数ヶ月かかっていたら、その間に、求められる機能が違ってきてしまいます。走りながら考えないと間に合わないのです。

「無印良品は、仕組みが9割ー仕事はシンプルにやりなさい」松井忠三

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無印良品で運用しているほとんどの仕組みは、他社の仕組みにヒントを得ています。オリジナルのものは、ほとんどないといってもいいかもしれません。 知恵の源泉は、徹底して他社に求めているのです。どうして、他社を参考にすることを基本にしているのか。それは、「同質の人間同士がいくら議論をしても、新しい知恵は出てこない」という事実に尽きます。

「無印良品は、仕組みが9割ー仕事はシンプルにやりなさい」松井忠三

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