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新Kindle Paperwhiteは6.8型大画面に。20%高速化で1.5万円

Kindle Paperwhite

Amazonは、ディスプレイを6.8型に大型化した新「Kindle Paperwhite」を発売開始した。出荷開始は10月27日を予定しており、価格は8GBの広告ありモデルが14,980円、広告無しモデルが16,980円。また、ストレージが32GBでワイヤレス充電に対応の「シグネチャーエディション」も発売。11月10日から出荷開始予定で、価格は19,980円。

電子書籍リーダー「Kindle」シリーズの中核モデル「Kindle Paperwhite」が一新。ディスプレイを6型から6.8型にサイズアップしたほか、レスポンスを20%高速化。ディスプレイは10%明るくなり、色調調整に対応する。バッテリ駆動も長時間化した。

ディスプレイは6.8型/300ppi。ベゼル枠を最小化したほか、最上位モデルのKindle Oasisと同等の最新世代E-inkを採用し、操作レスポンスを20%高速化。また環境に合わせて色調をホワイトからアンバーまで変えられるほか、17個のLED(従来は5個)を搭載するなど、文字の読みやすさを向上した。

バッテリ寿命も前世代より約65%向上。1回の充電で最大10週間利用できるという。また、従来モデルと同様にIPX8相当の防水対応で、お風呂やプールサイドでも利用できる。インターフェイスもPaperwhiteシリーズ初のUSB Type-Cとなった。外形寸法は174×125×8.1mm、重量は205g。

上位モデルのシグネチャーエディションは、メモリを32GBに強化したほか、画面の明るさを自動で調整できる自動調整フロントライトを搭載。周囲の明るさに応じて、輝度を自動的に調整し、心地よい読書が可能とする。自動調整ライトはKindle Oasisにのみ搭載していたが、Paperwhiteシリーズで初めて搭載したこととなる。また、Qi方式のワイヤレス充電に対応し、専用のワイヤレス充電器「Made for Amazon認定Anker社製のワイヤレス充電スタンド」も12月1日より出荷開始する。価格は3,480円。

Kindle Paperwhite シグネチャーエディション
自動調整ライトを搭載

また、Kindleシリーズのインターフェースも一新。ホーム画面、ライブラリ、読書中の本の間での画面の切り替えが簡単に行なえるように変更した。Kindleデバイスの設定は、画面の上から指でスワイプダウンして変更が可能になり、画面の輝度調整や、機内モード、ダークモードのオン/オフも簡単になった。また、今読んでいる本をKindleのロック画面に表示できる「表紙を表示」にも対応する。これは「広告なし」モデルのみでの対応となる。

iOS/AndroidのKindleアプリも刷新しており、アプリを使ったクイック設定に対応。Kindleデバイスをスマートフォンとペアリングするだけで、手順も少なく、すぐにKindleデバイスの利用を開始できる。

Paperwhite初のキッズモデルも。鬼滅も追加

「Kindle Paperwhite キッズモデル」も発売し、10月27日から出荷開始予定。メモリは8GBで価格は16,980円。

キッズモデルは、新Kindle Paperwhiteをベースに、1年間の「Amazon Kids+」サブスクリプション契約と、2年保証、保護カバーをセットにしたもの。Kindleキッズモデル初の防水対応となる。

Amazon Kids+は、子どもに人気の1,000冊以上の本が追加料金なしで読み放題で楽しめるサービス。「なぜ僕らは働くのか 君が幸せになるために考えてほしい大切なこと」「こども六法」などの最新作や「三国志 上 岩波少年文庫 」、「星の王子さま 岩波少年文庫 」などの名作を用意するほか、10月1日からは集英社みらい文庫の「鬼滅の刃 ノベライズ ~炭治郎と禰豆子、運命のはじまり編~」「鬼滅の刃 ノベライズ ~きょうだいの絆と鬼殺隊編~」も提供開始する。

1年間のAmazon Kids+の使い放題期間終了後は、月額980円(プライム会員は月額480円)で継続利用できる。保護カバーは、ブラック、エメラルドフォレスト、ロボットドリームの3色を用意する。