2011年のオールスターゲーム は、2011年 (平成 23年)7月 に行われた同年度の日本プロ野球 オールスターゲーム である。
概要
2008年 から引き続きマツダ の特別協賛を受け、「マツダオールスターゲーム2011 」として開催される。
選手年金制度の財源確保[ 1] など、日本野球機構 (NPB)の収益強化を目的として2001年 以来10年ぶりとなる3試合での開催となった[ 2] [ 3] [ 4] 。
NPBでは、「日本体育協会 ・日本オリンピック委員会 の創立100周年記念事業」としている[ 4] 。
日程
第1戦、第2戦はホーム一塁側、第3戦はホーム三塁側[ 6] 。
第2戦と第3戦はデーゲームでの開催。デーゲームでの開催は2007年 第2試合 (フルスタ宮城=現楽天生命パーク宮城・14時開始)以来である。
当初は第1戦がナゴヤドーム、第2戦は東京ドーム (以上2試合セ・リーグホーム扱い)、第3戦はQVCマリンフィールド(パ・リーグホーム扱い)とする予定だった。しかし、3月11日 の東日本大震災 と福島第一原子力発電所事故 からの復興を願って、東京ドームでの開催を変更し、宮城県高等学校野球連盟など各関係機関と交渉し、全国高等学校野球選手権宮城大会 が予定されていた仙台 で開催することを決めた。
この移動スケジュールの関係上、QVCマリンでの試合は第2戦に繰り上げて、第3戦を仙台・クリネックスに球場を変更する処置を取った。第2戦・第3戦は中継テレビ局の都合によりデーゲームとなったため、第1戦終了後深夜に一部選手を除き中部空港 から羽田空港 までチャーター機での移動となった。また雨天中止となった場合、リーグ戦が7月25日 から再開されることから、順延(予備日)は設定せずその球場の試合は開催中止とすることとなっていたが3試合とも予定通り実施された。
アトラクション
本塁打競争 (第1・2試合のみ)
震災復興支援イベント(第3試合のみ)
野球殿堂 表彰式(第1試合途中) 落合博満 、皆川睦雄 (落合はセ・リーグ監督として指揮を執るため、ユニフォーム姿で表彰を受けた。皆川は故人のため遺族が出席)
出場者
太字 はファン投票による出場、※印は選手間投票による出場、◇は「マツダ・スカイアクティブ・テクノロジー プラスワンチャレンジ」投票による出場、▲は出場選手の辞退に伴う補充選手、他は監督推薦による出場。
数字は出場回数。カッコ内数字は上記回数中故障のため不出場の回数。
^ 右肩筋挫傷のため、出場辞退。補充選手として増井を選出。なお、馬原は野球協約86条により球宴終了後の後半戦開始から10試合、選手登録が出来ない。
^ 選手間投票は指名打者で選出。
試合結果
試合
日付
ビジター球団(先攻)
スコア
ホーム球団(後攻)
MVP
開催球場
第1戦
7月22日
パ・リーグ
4 - 9
セ・リーグ
畠山和洋
ナゴヤドーム
第2戦
7月23日
セ・リーグ
3 - 4
パ・リーグ
中村剛也
QVCマリンフィールド
第3戦
7月24日
セ・リーグ
0 - 5
パ・リーグ
稲葉篤紀
クリネックススタジアム宮城
第1戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
パシフィック
1
1
1
0
0
0
1
0
0
4
11
1
セントラル
0
0
0
1
8
0
0
0
☓
9
15
1
パ:寺原、●武田勝、斎藤、森福、岸田- 銀仁朗、嶋 セ:岩瀬、江尻、榎田、久保、○山口、サファテ、林、浅尾、藤川 - 相川、石原 勝利 :山口 敗戦 :武田勝 本塁打 パ:稲葉1号(3回ソロ・榎田) セ:荒木1号(5回2ラン・武田勝)、畠山1号(5回3ラン武田勝)、バレンティン1号(5回2ラン・武田勝)、長野1号(5回ソロ・武田勝)審判 [球審]本田 [塁審]橘高 (1B)、佐々木 (2B)、川口 (3B) [外審]栄村 (LL)、山本貴 (RL)観客動員数:38,008人 試合時間:2時間45分
MVP
畠山(ヤクルト)
敢闘選手賞
寺原(オリックス)
バレンティン(ヤクルト)
オーダー
パシフィック
打 順
守 備
選 手
1
(遊)
川﨑宗則
2
(二)
本多雄一
3
(指)
稲葉篤紀
4
(三)
小久保裕紀
5
(二)
松田宣浩
6
(左)
中田翔
7
(中)
糸井嘉男
8
(右)
坂口智隆
9
(捕)
銀仁朗
セントラル
打 順
守 備
選 手
1
(左)
マートン
2
(中)
青木宣親
3
(一)
畠山和洋
4
(三)
村田修一
5
(指)
バレンティン
6
(右)
長野久義
7
(二)
井端弘和
8
(捕)
相川亮二
9
(遊)
荒木雅博
第2戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
セントラル
0
0
0
0
1
1
0
0
1
3
12
0
パシフィック
2
0
0
1
0
0
1
0
X
4
8
1
セ:●館山、榎田、吉見、沢村、久保- 阿部、相川 パ:○唐川、杉内、牧田、増井、平野、S武田久 - 里崎、嶋 勝利 :唐川 セーブ :武田久 敗戦 :館山 本塁打 セ:坂本1号(5回ソロ・牧田) パ:中村1号(1回2ラン・館山)、中村2号(4回ソロ・吉見)審判 [球審]川口 [塁審]佐々木(1B)、栄村(2B)、山本貴(3B) [外審]橘高(LL)、本田(RL)観客動員数:27,311人 試合時間:2時間25分
MVP
中村(西武)
敢闘選手賞
坂本(巨人)
オーダー
セントラル
打 順
守 備
選 手
1
(遊)
坂本勇人
2
(中)
青木宣親
3
(左)
マートン
4
(捕)
阿部慎之助
5
(指)
村田修一
6
(一)
畠山和洋
7
(右)
長野久義
8
(三)
宮本慎也
9
(二)
平野恵一
パシフィック
打 順
守 備
選 手
1
(遊)
中島裕之
2
(二)
井口資仁
3
(一)
小久保裕紀
4
(三)
中村剛也
5
(指)
山﨑武司
6
(左)
中田翔
7
(中)
糸井嘉男
8
(右)
坂口智隆
9
(捕)
里崎智也
第3戦
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
H
E
セントラル
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
10
1
パシフィック
2
0
1
1
0
1
0
0
X
5
11
0
セ:●由規、山口、バリントン、内海、江尻- 石原、阿部 パ:○田中、ダルビッシュ、和田、攝津、斎藤、森福、増井、岸田- 嶋 勝利 :田中 敗戦 :由規 本塁打 パ:稲葉2号(1回2ラン・由規)、T-岡田1号(4回ソロ・バリントン)審判 [球審]山本貴 [塁審]本田(1B)、橘高(2B)、栄村(3B) [外審]佐々木(LL)、川口(RL)観客動員数:21,347人 試合時間:2時間35分
MVP
稲葉(日本ハム)
敢闘選手賞
渡辺(横浜)
T-岡田(オリックス)
SKYACTIV TECHNOLOGY賞(3試合を通じてファンの印象に残った選手)
斎藤(日本ハム)
2試合登板し、第1戦では1回1/3を、第3戦では1回を投げ、無失点。
オーダー
セントラル
打 順
守 備
選 手
1
(中)
青木宣親
2
(三)
宮本慎也
3
(指)
マートン
4
(左)
畠山和洋
5
(一)
栗原健太
6
(右)
バレンティン
7
(遊)
坂本勇人
8
(捕)
石原慶幸
9
(二)
渡辺直人
パシフィック
打 順
守 備
選 手
1
(遊)
川﨑宗則
2
(二)
本多雄一
3
(一)
稲葉篤紀
4
(指)
山﨑武司
5
(三)
松田宣浩
6
(右)
T-岡田
7
(左)
中田翔
8
(中)
糸井嘉男
9
(捕)
嶋基宏
テレビ中継
ラジオ中継
第2戦
JRN系列への裏送り≪JRN…HBC・CBC・RKB他 制作:TBS≫ 実況・戸崎貴広 (TBS)、解説・槙原寛己 、佐々木主浩 、レポーター・伊藤隆佑 (TBS、パ・リーグサイド)、新タ悦男(TBS、セ・リーグサイド)
文化放送(QR)≪NRN…SF・ABC・KBC≫ 実況・松島茂 、解説・山崎裕之 、レポーター・槇嶋範彦 (パ・リーグサイド)、長谷川太(セ・リーグサイド)
ニッポン放送(LF)≪MBSとの2局ネット≫ 実況・松本秀夫 、解説・江本孟紀 、レポーター・宮田統樹 (パ・リーグサイド)、師岡正雄 (セ・リーグサイド)
第3戦
TBCラジオ≪JRN…HBC・CBC・RKB他≫ 実況:飯野雅人 、解説:松本匡史 、レポーター・松尾武 (パ・リーグサイド)、新タ悦男(TBS、セ・リーグサイド)
文化放送(QR)≪NRN…SF・ABC・KBC 技術協力:TBC≫ 実況・槇嶋範彦、解説・駒田徳広 、レポーター・飯塚治(パ・リーグサイド)、菅野詩朗 (セ・リーグサイド)
ニッポン放送(LF)≪関東広域圏ローカル≫ 実況・師岡正雄、解説・田尾安志 、レポーター・宮田統樹(パ・リーグサイド)、松本秀夫(セ・リーグサイド)
NHKラジオ第一放送 (東北地方のみ) - 実況:伊藤慶太 、解説:与田剛
出典
関連項目
外部リンク
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