2018–19年 FIA 世界耐久選手権
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「ジネッタ・G60-LT-P1」の記事における「2018–19年 FIA 世界耐久選手権」の解説
当初2017年10月、ジネッタは3台のシャーシを販売したと発表したが、その販売計画は失敗に終わった。その後、マノー・エンデュランス・レーシングはCEFC・TRSMの元で、タレント・レーシング・スポーツと共同で2台のジネッタで参戦すると発表した。しかし開幕戦スパ6時間で予定されていたデビュー戦を途中棄権した。その後、チームがジネッタへの支払いが遅れていた為、レースでの走行を拒否したことがジネッタによって明らかにされた。 デビュー戦となった、ル・マン24時間レース(英語版)では、マシンはペースが足りなかった。これは車が低ドラッグトリムになっていないことも一因だった。車はLMP1クラス最下位で予選を通過し、#5は4台のLMP2マシンに遅れをとった。決勝では、#6は9時間後にマシントラブルでリタイヤ、#5はレースを完走し、最後から2番目だった。しかし、最小走行時間制限のためにレース後のペナルティを受け、その後完走車中最下位になった。ル・マン24時間レース後、#6は当初計画されていたフルシーズンプログラムを継続することになっていた。しかしメカクロームがエンジンの出力を上げることを拒否し、その為エンジンをAER製P60Bに変更し、エントリー期限から遅れた為、車はシルバーストン6時間に参加できなかった。 しかしその後マノー・レーシングは、CEFC・ TRSMチームから距離を置き、エントリーを操作しなくなったと報告された。 #6も富士6時間耐久レースに出場できなかった。 #6は上海6時間のエントリーリストに含まれていないことも明らかになった。ジネッタはAERエンジンを搭載した車の1台を2019年スパ6時間に再び参戦させることを計画していたが、CEFCの不在により発生した多額の罰金に関するWECとの意見の不一致により、出場できなかった。ジネッタのローレンス・トムリンソン(英語版)会長は、2019年ル・マン24時間レースにエントリーしたが、それも却下された。 チームSPA LMS SIL FUJ SHA SEB スパ LMS 合計ポイント 順位 CEFC TRSM Racing WD 41 WD WD 1 1 6位1 各チームの最高位の車のみがポイントを獲得した。
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