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お六櫛とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > お六櫛の意味・解説 

おろく‐ぐし【お六×櫛】

読み方:おろくぐし

長野県木曽郡藪原(やぶはら)の名物のすき黄楊(つげ)などで作り、歯が細く、密で長い江戸中期お六という女性作り広めたという。


お六櫛

読み方:オロクグシ(orokugushi)

初演 嘉永4.8(名古屋若宮芝居)


お六櫛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/20 06:01 UTC 版)

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お六櫛(おろくぐし)とは、長野県木曽郡木祖村薮原で生産される長野県知事指定の伝統工芸品梳き櫛(整髪具のには、髪を梳かす梳き櫛と、髪に飾る挿し櫛などがある)。

その名は、大きさが六寸だったからという説など諸説あるが、最も有名なものは、お六説。

歴史

  • 元禄年間(1688年 - 1704年)、持病の頭痛に悩んでいた村娘お六が、治癒を祈って御嶽山に願いをかけたところ、ミネバリで櫛を作り、髪をとかしなさいというお告げを受けた。お告げのとおりに櫛を作り髪を梳いたところ、これが治った。ミネバリの櫛の名は広まり、中山道藪原宿の名物として作り続けられることになった。
  • 1982年10月21日 - 長野県知事伝統的工芸品に指定。
  • 2016年4月25日 - 文化庁 日本遺産に認定。

伝統的な技術・技法

  • 歯挽き鋸を用いた手引き

伝統的に使用されてきた原材料

  • ミネバリ
ミネバリ(峰棒)は、カバノキ科の落葉高木。高さ15m、太さ60cmほどに育つ。目の詰まった硬い木で、日本産の樹木の中ではイスノキの心材についで重い。別名オノオレカンバ(斧折樺)。

関連施設・団体

  • 木祖村郷土館

お六櫛の販売店

  • 篠原商店
  • 宮川漆器店(宮川家史料館)

関連書物

  • 『木曽のお六櫛』 木祖村教育委員会編 (木祖村文化財調査報告書 第2集) 1975
  • 『木曽名所図会』 秋里籬島

関連項目

外部リンク



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