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アニマティズムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > アニマティズムの意味・解説 

アニマティズム【animatism】

読み方:あにまてぃずむ

霊魂精霊認知され以前に、自然界諸事物に生命認め段階があったとする説。アニミズムに対して英国人類学者マレット提唱。プレアニミズム。


アニマティズム 【animatism】

原始宗教超自然観の一つ無生物にも生命活力がある(生きている)と見、その力を生活に取り込もうとする信仰アニミズムより原初的。プレアニミズム、マナイズム、バイタリズムなどとも。→ アニマ アニミズム マナ

アニマティズム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/29 15:37 UTC 版)

アニマティズムとは、イギリス人類学者マレット英語版[1][2][3]によって造られた、「人々が制御する手段を有している、遍在的・非人格的な力への信仰」[4]をさす用語である。表記ゆれとしてアニマチズム[5]、あるいはプレアニミズム[6]とも。

概説

マレットは、ある文化では「人々、動物、植物そして無生物はある力を授かっている。その力は非人間的でもあり超自然的でもある」と信じていると主張する[4]

マレットによれば、マナは「あらゆるものに存在し、能力や強さ、成功を授ける」というアニマティズム的な効果の凝縮された儀礼である[7]。さまざまな文化に共通して、アニマティズムやマナはさまざまな物事の成功や失敗を通して表面化される。成功はアニマティズムやマナが多いことと同等であり、失敗はアニマティズムやマナが失われた結果である。超自然的な人格への信仰を持つアニミズムとしばしば比較される。

脚注

  1. ^ Robert Ranulph Marett
  2. ^ マレット』 - コトバンク
  3. ^ ロバート・ラナルフ マレット』 - コトバンク
  4. ^ a b Ferraro, Gary. 2008. Cultural Anthropology: An Applied Perspective, 7th ed. Belmont, CA: Thompson Wadsworth. p. 340
  5. ^ アニマチズム』 - コトバンク
  6. ^ プレアニミズム』 - コトバンク
  7. ^ Ferraro, Gary. 2008. Cultural Anthropology: An Applied Perspective, 7th ed. Belmont, CA: Thompson Wadsworth.

参考文献

関連項目

外部リンク


「アニマティズム」の例文・使い方・用例・文例

  • アニマティズムという信仰
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