イタリアでの上映禁止処置
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/16 16:01 UTC 版)
「砂漠のライオン (映画)」の記事における「イタリアでの上映禁止処置」の解説
1982年、イタリア首相ジュリオ・アンドレオッティは「イタリア軍の名誉を傷付けている」として、イタリア国内での上映を禁止した。その後、上映を許可するよう代議院で議論が行われ、1987年4月7日にトレントで上映が行われ、1988年にはリミニで開催された映画祭で準公式作品として上映された。これ以降、本作は非公式という形ながら、イタリア政府からの干渉を受けることなく上映されるようになったが、依然としてイタリア政府は上映に難色を示し、首相のベッティーノ・クラクシはテレビ放送を約束するが履行しようとはしなかった。 2009年6月10日、カダフィはイタリアを訪問した際に、軍服にムクターが捕縛された写真を付け、さらにムクターの息子を同行させ物議を醸した。翌11日に本作が初めてテレビ放送され、イタリア政府による干渉が終わった。
※この「イタリアでの上映禁止処置」の解説は、「砂漠のライオン (映画)」の解説の一部です。
「イタリアでの上映禁止処置」を含む「砂漠のライオン (映画)」の記事については、「砂漠のライオン (映画)」の概要を参照ください。
- イタリアでの上映禁止処置のページへのリンク