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オグロヌーとは? わかりやすく解説

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オグロヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/14 08:23 UTC 版)

オグロヌー
オグロヌー Connochaetes taurinus
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: 偶蹄目/鯨偶蹄目
Artiodactyla/Cetartiodactyla
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ブルーバック亜科 Hippotraginae
もしくは(Antelopinae
: (ブルーバック族 Hippotragini)
: ヌー属 Connochaetes
: オグロヌー C. taurinus
学名
Connochaetes taurinus
(Burchell, 1823)[1][2]
和名
オグロヌー[2][3]
英名
Blinded gnu[2][3]
Blue wildebeest[1][2][3]

オグロヌー(尾黒ヌー Connochaetes taurinus)は、哺乳綱偶蹄目鯨偶蹄目とする説もあり)ウシ科ヌー属に分類される偶蹄類

分布

ケニアアンゴラエスワティニザンビアジンバブエタンザニアナミビアボツワナ南アフリカ共和国モザンビーク[1]マラウイでは絶滅。

形態

頭胴長(体長)170 - 240センチメートル[2]。尾長60 - 100センチメートル[2]。体高115 - 145センチメートル[2]体重120 - 290キログラム[2]。顔を被う体毛は下方へ向かう[2]。胴体には、黒い横縞が入る個体が多い[2]

雌雄共に下方外側へ湾曲し、先端が上方内側へ向かう角を持つ[2][3]。角長40 - 73センチメートル[3]

分類

分類・英名はIUCN(2016)に、和名は今泉(1988)に従う。

Connochaetes taurinus taurinus (Burchell, 1823) ケープオグロヌー、クロヒゲオグロヌー Blue wildebeest
アンゴラ南部からナミビア・オレンジ川以北の南アフリカ共和国・ザンベジ川以南のモザンビークにかけて
顔や喉の体毛が黒い[2]。胴体の体色は青灰色[2]
Connochaetes taurinus albojubatus Thomas, 1892 シロヒゲオグロヌー Eastern White-bearded Wildebeest
ケニア中部からタンザニア北部
喉が黄白色[2]。胴体の体色は淡灰褐色[2]
Connochaetes taurinus cooksoni Blaine, 1914 ザンビアオグロヌー Cookson's wildebeest
ザンビア(ルアングワ渓谷)
顔は赤褐色、喉が黄白色[2]。眼下部に白い横縞が入らない。胴体は赤みがかった淡灰褐色[2]
Connochaetes taurinus johnstoni Sclater, 1896 シロオビオグロヌー Nyassa Wildebeest
タンザニア中東部、ザンベジ川以北のモザンビーク[2]
顔は赤褐色、喉が黄白色[2]。眼下部に白い横縞が入る。胴体は灰褐色[2]
Connochaetes taurinus mearnsi Heller, 1913 タンザニアオグロヌー Western White-bearded Wildebeest
ケニア南部からタンザニア北部

生態

草本の丈が短い草原や、その周囲にあるサバンナ・乾燥した藪地・開けた森林などに生息する[1]。乾季になると、降雨量が多く草本の丈が長い草原へ移動する[1]

野火などにより、丈が短くなった草本を好む[2]

繁殖様式は胎生。妊娠期間は8 - 8か月半[2]

天敵として ライオンブチハイエナリカオンナイルワニがいる。

参考文献

  1. ^ a b c d e f IUCN SSC Antelope Specialist Group 2016. Connochaetes taurinus. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T5229A50185086. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-2.RLTS.T5229A50185086.en. Downloaded on 08 March 2020.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v 今泉吉典 「ブルーバック亜科の分類」『世界の動物 分類と飼育7 (偶蹄目III)』、東京動物園協会、1988年、36-59頁。
  3. ^ a b c d e Martyn G. Murray 「大型アンテロープ」「ブルーバック亜科24種」今泉吉晴訳『動物大百科 4 大型草食獣』、平凡社、1986年、120-131頁。
  • 『原色ワイド図鑑3 動物』、学習研究社、1984年、109頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 動物』、小学館、2002年、98頁。
  • ジュリエット・クラットン=ブロック著、『世界哺乳類図鑑』、新樹社、2005年、366-367頁

関連項目


オグロヌー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 09:21 UTC 版)

ヌー」の記事における「オグロヌー」の解説

生息域はケニア以南アフリカ中南部ケニアタンザニア南アフリカ等)のサバンナや半砂漠地帯散在している。タンザニアンゴロンゴロ自然保護区やセレンゲティ高原同国国立公園となっている)の個体群が特に有名。成体体長180-240 cm、肩高125-145 cm体重150-270 kgにもなる。地域により様々な亜種存在することが知られている。

※この「オグロヌー」の解説は、「ヌー」の解説の一部です。
「オグロヌー」を含む「ヌー」の記事については、「ヌー」の概要を参照ください。

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