キルキン
分子式: | C16H19NO3 |
その他の名称: | ホルツシン、Fortucine、(16β)-3,12-Didehydro-10-methoxygalanthan-1α,9-diol、(+)-キルキン、(+)-Kirkine、(1R,16β)-10-Methoxy-3,12-didehydrogalanthan-1α,9-diol、キルキン、Kirkine、(16β)-10-Methoxy-3,12-didehydrogalanthan-1α,9-diol |
体系名: | (16β)-3,12-ジデヒドロ-10-メトキシガランタン-1α,9-ジオール、(1R,16β)-10-メトキシ-3,12-ジデヒドロガランタン-1α,9-ジオール、(16β)-10-メトキシ-3,12-ジデヒドロガランタン-1α,9-ジオール |
キルキン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/29 14:07 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動キルキンまたはシルキン[1] (Circin, Circinn)は、6世紀から9世紀の同時代史料に記録されているピクト人領の地名で[2]、現在のスコットランドにおける、テイ湾の北、グランピアン山地の南に位置していた[3]。9世紀の四行連詩『Seven Children of Cruithne』で語られるピクト人の創設神話には、ピクト人の領域の神話的な創設者Cirigが登場しており、キルキンとはこの名の主格複数形であると考えられている[4]。
同時代歴史史料は、ピクト人の領域を言い表す際、支配的な王国の名である「フォルトリウ」に次いで2番目に「キルキン」という名を使っている[5]。ただし、キルキンという名を何らかの王国そのものの名として用いている史料はない[6]。
脚注
- ^ 久保田 2013, p. 2.
- ^ Evans 2013, p. 34.
- ^ Evans 2013, p. 32.
- ^ Broun 2007, pp. 79, 93.
- ^ Evans 2013, p. 4.
- ^ Evans 2013, p. 33.
参考文献
- Broun, Dauvit (2007). Scottish Independence and the Idea of Britain From the Picts to Alexander III. Edinburgh: Edinburgh University Press. ISBN 9780748623617
- Evans, Nicholas (2013). “Circin and Mag Gerginn: Pictish Territories in Irish and Scottish Sources”. Cambrian Medieval Celtic Studies 66: 1-36.
- 久保田義弘「中世スコットランドのピクト王国」『札幌学院大学経済論集』第6巻、札幌学院大学総合研究所、2013年10月、 1-24頁、 ISSN 1884-8974、 NAID 120005387528。
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