コンパイルの経営破綻後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 04:11 UTC 版)
1998年にコンパイルは経営破綻したが、その後もオンラインショップでの通販を始めるなど主力商品として販売を強化した。経営破綻時の数少ない黒字部門だったと噂される。経営破綻後の東京ゲームショウで、ゲームを展示せずにぷよまんを販売していたことからもそれがうかがえる。しかし、同社が2002年に解散したことにより製造が打ち切られて姿を消した。 『ぷよぷよ』シリーズの知的財産権はセガ(後のセガホールディングス)に移転したものの、「ぷよまん」の商標権(登録商標第3318947号)自体はセガに譲渡されず、コンパイルからアイキを経てD4エンタープライズに移転した。これにより、元になったゲームキャラクターとそれを模した饅頭で権利が2社に分断されている。2006年、D4エンタープライズが当時のぷよまんの焼型を発見したとして復活販売を予告した。その前段階として同年12月に開催されたコミックマーケット71では、ぷよまんの製造過程ビデオが上映された。しかしその後の進展はない。 一方、セガホールディングスは「ぷよまん」の商標を持っていないため、『ぷよぷよ通』をセガ(後のセガゲームス)がPlayStation 2用に移植した『ぷよぷよ通 パーフェクトセット』や携帯電話アプリ版『ぷよぷよ通DX』、Android版『ぷよぷよ通』などでは、ゲーム内で「ぷよまん」が登場していた箇所が単なるお菓子や饅頭に置き換えられている。ただし、D4エンタープライズの許諾を得てセガが移植した携帯電話アプリ版『魔導物語III 究極女王様』では原作同様に「ぷよまん」が登場するが、「昔広島県で売っていた」「ボクのことわすれないでね」といったメッセージに置き換えられている。 2012年1月には「ぷよぷよシリーズ生誕20周年企画」の一環として、セガが井村屋とコラボした「ぷよぷよまん(あかぷよ)」の発売が告知された。この商品は肉まんの形状があかぷよに似せて作られているというもので、かつて発売されていた「ぷよまん」とは異なる。 2018年9月〜11月には「セガのたい焼き 池袋店」にて、「カーバンクル」と「みどりぷよ」を模した焼き菓子「ぷよぷよ焼き」を期間限定で発売した。
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