シャッターチャンス!とは？ わかりやすく解説

『シャッターチャンス！』
莉犬 の スタジオ・アルバム
リリース	2022年1月12日 日本
ジャンル	J-POP
時間	47分13秒
レーベル	STPR Records
チャート最高順位
1位（オリコンデイリー）[1] 2位（オリコン週間）[2] 2位（Billboard Japan Hot Albums）[3]
莉犬 アルバム 年表
タイムカプセル （2019年） シャッターチャンス！ （2022年）
『シャッターチャンス！』収録のシングル
「人生勝利宣言！」 リリース: 2020年11月11日 「いいんだよ」 リリース: 2021年3月31日
ミュージックビデオ
人生勝利宣言！ - YouTube 和音 - YouTube マンマルダンス - YouTube 蒼い嗚咽をもう一度 - YouTube ラリパッパ☆しゅぎ - YouTube いいんだよ - YouTube シャッターチャンス！ - YouTube
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『シャッターチャンス！』は、すとぷりのメンバー・莉犬のセカンドフルアルバム^[4]。2022年1月12日にSTPR Recordsより発売^[4][5]。前作『タイムカプセル』より2年ぶりにリリースされ^[6]、莉犬が自ら作詞を担当した楽曲のほか、ATOLS、Eight、かいりきベア、Chinozo、ナナホシ管弦楽団、柊キライ、B.EYES、Moe Shopなどが参加しているアルバムである^[4]。

背景

莉犬にとって初の配信シングルであり、アルバム『タイムカプセル』収録曲の「君の方が好きだけど」で「初めて自分で作詞に挑戦」した莉犬は^[7][8]、以降、作詞活動を行っている^[9]。作詞を手がけた曲をリスナーが「うれしそうに聴いてくれている」ため、「たくさん作詞活動をしていきたい」と莉犬は考えていた^[10]。莉犬は今作では「キミだけの最高のシャッターチャンスを逃さないように、俺のことをずっと見ていて」^[4]、「これからも、俺とキミとの想い出を写真のように残していこう」^[4]という「ファンを元気づけるような」想いを込め、アルバムを制作^[4][11]。莉犬が自ら作詞を手がけた楽曲も収録されている^[4]。

リリース

2022年1月12日にSTPR Recordsより、通常盤、初回限定盤、完全生産限定盤の3形態で発売^[4][5]。前作『タイムカプセル』より2年ぶりにリリースされている^[6]。形態と規格品版は以下の3形態^[4]。

完全生産限定メモリアルフォトフレーム盤：STPR-9025^[12]

「フォトフレーム仕様」で大判のフォトカードを3枚封入^[12]。アルバムのジャケットは「思わずシャッターを切ったような」イラストが描かれている^[13]。

初回限定DVD盤：STPR-9024^[12]

付属のDVDには実写の動画「もしも莉犬くんが彼氏だったら ♡初デート編♡」が収録されており、「デート気分が楽しめる」内容となっている^[4]。

通常盤：STPR-1013^[12]

プロモーション

2021年12月25日、アルバムの発売前に収録曲「シャッターチャンス！」と「オオカミ」の先行配信を開始^[12]。タワーレコードの選出したアーティストを全店でプッシュする企画「マンスリー・タワー・プッシュ」の2022年1月度に莉犬が選ばれる^[6]。2022年1月1日よりアルバムの発売に関する展開として、オリジナルポスターの掲示や等身大パネルの設置などが行われている^[6]。同店舗の先着購入特典として「天ノ弱」^[13]、アニメイトの特典では「スキスキ星人」の歌ってみたCDが配布された^[14]。1月12日よりアルバムの発売を記念し、JOYSOUNDとコラボレートが行われた^[15]。タワーレコード新宿店のアニメ担当バイヤーによる「新宿アニソンスコープ」にて、同年1月10日から16日のランキングでは首位を獲得^[11]。

チャート成績

オリコンチャートデイリーアルバムランキングで初日の2022年1月11日付と^[16][1]、1月12日付にて連続で1位を獲得^[17]。週間ランキングでは、1月24日付で2位を獲得^[2]。Billboard Japan Hot Albumsの2022年1月19日公開（1月10日から16日集計）にて、初動3日間で57576枚、週間で73460枚を記録して、2位を獲得^[3]。オリコン月間アニメアルバムチャートの2022年1月度で1位を獲得^[18]。

収録曲

曲一覧

曲解説

1. 「人生勝利宣言！」

   HoneyWorksが作詞と作曲を行い、莉犬のために書き下ろしで制作された楽曲^[12][7]。2020年8月27日にミュージックビデオが公開され、同年11月11日にセカンド配信シングルとして発売されている^[7]。歌ネットが発表した「歌ネット注目度ランキング」の同年1月6日付では、第6位を獲得^[19]。

2. 「和音」

   ボカロPのChinozoが作詞と作曲を行い、楽曲を制作^[20]。「キュートでポップ」が特徴的な楽曲^[20]。1月9日にアルバムの試聴動画が公開された際に、楽曲のミュージックビデオの一部を公開^[21]。1月12日にアルバムの発売にあわせ、ミュージックビデオが公開されている^[22]。Chinozoの「グッバイ宣言」でイラストを担当したアルセチカと、Adoの「踊」で動画を担当した藍瀬まなみが、「莉犬の雰囲気に合った可愛らしい」ようなミュージックビデオを制作している^[20][22]。

3. 「マンマルダンス」

   作詞と作曲をかいりきベアが担当し、莉犬のために書き下ろされた楽曲^[23][24]。かいりきベアが莉犬に楽曲提供を行うのは、『タイムカプセル』収録曲の「ルマ」以来で、2年ぶりである^[23][24]。「かいりきベアらしい言葉遊びとスピード感のあるリズムカルな」部分が特徴的で、「可愛さ」も表現された楽曲^[24]。アルバム発売前の2022年1月3日に楽曲のミュージックビデオが公開となり^[24]、nanaoがイラストを描き、利波雷が動画制作を担当している^[23]。歌ネットが発表した「歌ネット注目度ランキング」の同年1月6日付では、楽曲がランキング初登場を果たし、第3位を獲得^[19]。

4. 「蒼い嗚咽をもう一度」

   ボカロPのEightが作詞と作曲を行い、楽曲を制作^[25][26]。すとぷりでは赤色担当の莉犬は同色がイメージカラーであるが、莉犬の「クールな一面」が引き出されている楽曲では、普段の赤色ではなく「蒼」がテーマとなっている^[25][26][27]。1月9日にアルバムの試聴動画が公開された際に、楽曲のミュージックビデオの一部が公開され^[21]、1月15日にはtoaiが映像制作を担当したミュージックビデオを公開^[25][26]。ミュージックビデオでは莉犬による歌声と、「楽曲の世界観」が「スタイリッシュな場面」を表す仕上がりとなっている^[26]。

5. 「コーラット」

   柊キライが作詞と作曲を担当し、楽曲を制作^[12]。

6. 「オオカミ」

   ボカロPのATOLSが作詞と作曲を担当^[28][29]。「低音が鳴り響」き、莉犬の異なる一面を「垣間見ることができる」楽曲となっている^[29]。2021年12月にミュージックビデオが公開され、発表時点で莉犬にとって約8か月ぶりとなるオリジナル曲であった^[29]。ミュージックビデオは楽曲を制作したATOLSが担当している^[28][29]。歌ネットが発表した「歌ネット注目度ランキング」の2022年1月6日付では、第5位を獲得^[19]。

7. 「きゅ〜と★アグレッション」

   作詞をナナホシ管弦楽団、作曲を岩見陸名義で制作された楽曲^[12]。

8. 「ラリパッパ☆しゅぎ」

   莉犬による作詞、Moe Shopによる作曲で制作された楽曲^[12]。

9. 「いいんだよ」

   コレサワが作詞と作曲を行い、楽曲を制作^[30]。「片思いの心情を繊細な言葉で表現」した^[30]、「切ないメロディーのミディアムテンポ」な楽曲^[31]。楽曲制作の会議の際、「たくさんの大人」の前で「甘酸っぱい恋愛話」を披露したことが「忘れられない」と莉犬は話している^[31]。2021年3月27日にウチボリシンペ（mob creche）の監督によるミュージックビデオが公開され、同年3月31日に配信限定でシングルを発売^[30][31]。ミュージックビデオは「学園を舞台に、ある女性と莉犬の思い出がノスタルジックに描かれ」た内容となっている^[30]。

10. 「ラブヒーロー」

    HoneyWorksが作詞と作曲を手がけた楽曲^[12]。

11. 「ギミ・ギミ・キミ！」

    莉犬が作詞を手がけ、すとぷりのメンバーであるるぅとが松とともに作曲を担当した楽曲^[12]。

12. 「STORY」

    作詞を莉犬が担当し、作曲をB.EYESが担当した楽曲^[12]。

13. 「シャッターチャンス！」

    アルバムの表題曲^[32]。莉犬が自ら作詞を行い、るぅとが作曲を担当した共作曲^[32][12]。「リスナーに対する莉犬の想い」が歌詞に込められており、るぅとによる「ポップなサウンド」が合わさった楽曲となっている^[32]。2021年12月に楽曲のミュージックビデオを公開^[12]。「キュートな」印象で楽曲と「マッチ」したミュージックビデオは、nanaoがイラストを手がけ、えるいーが動画制作を担当^[32]。歌ネットが発表した「歌ネット注目度ランキング」の2022年1月6日付では、第4位を獲得している^[19]。

出典

参考文献

• 莉犬、ななもり。『莉犬めもりー』STPR BOOKS、2021年6月24日。ISBN 978-4-8456-3625-9。 

外部リンク

• クロスフェード動画 - YouTube