Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

ジグリムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 自然 > 物質 > 化合物 > エーテル > ジグリムの意味・解説 

ジグリム

分子式C6H14O3
その他の名称ダイグライムDiglyme、2,5,8-Trioxanonane、1,1'-Oxybis(2-methoxyethane)、Diethylene glycol dimethyl ether、ジグリム、Bis(2-methoxyethyl) ether、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジメチルジグリコール、Dimethyldiglycol、グリム2、Glyme 2、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジメチルジゴール、Dimethyldigol、2,2'-Oxybis(1-methoxyethane)、Diethylene glycol methyl ether
体系名:1-メトキシ-2-(2-メトキシエトキシ)エタンビス(2-メトキシエチル)エーテル、1,1'-オキシビス(2-メトキシエタン)、2,5,8-トリオキサノナン、2,2'-オキシビス(1-メトキシエタン)


ジグリム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/22 16:33 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ジグリム
識別情報
CAS登録番号 111-96-6 
PubChem 8150
ChemSpider 13839575 
UNII M4BH3X0MVZ 
EC番号 203-924-4
DrugBank DB02935
ChEBI
特性
化学式 C6H14O3
モル質量 134.17 g mol−1
示性式 CH3OCH2CH2OCH2CH2OCH3
外観 無色透明の液体[1]
匂い 特異臭[1]
密度 0.937 g/mL
融点

-64 °C, 209 K, -83 °F

沸点

162 °C, 435 K, 324 °F

への溶解度 混和する
危険性
EU分類 Toxic (T)
Flammable (F)
Rフレーズ R60 R61 R10 R19
Sフレーズ S53 S45
引火点 57 °C (135 °F)
発火点 190℃[1]
爆発限界 1.3 ~ 17.4vol%[1]
半数致死量 LD50 5000mg/kg
関連する物質
関連物質 ジエチレングリコールジエチルエーテル, エチレングリコールジメチルエーテル
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ジグリム (diglyme) とは、有機化学で用いられる高沸点の溶媒の一種。別名としてダイグライムジエチレングリコールジメチルエーテルとも呼ばれる。 diglyme は diethyleneglycol dimethyl ether の略。

ジエチレングリコールの2つのヒドロキシ基メチル化した構造を持つ。水、各種アルコール、ジエチルエーテル、各種炭化水素系の溶媒と混和する。

ジグリムは主に化学反応の溶媒として用いられる。金属カチオンにキレート配位して対アニオンを活性化させることができる。そのため、グリニャール試薬や金属ヒドリドなどの金属化合物を反応剤とする場合に反応速度を上げる目的で用いられる。

この溶媒は塩基性に強く、強塩基存在下に加熱しても通常は安定である。

関連化合物

参考文献

  1. ^ a b c d ジエチレングリコールジメチルエーテル”. 厚生労働省職場のあんぜんサイト (2009年3月30日). 2018年9月23日閲覧。
  • Merck Index 11th ed., 3148.



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジグリム」の関連用語

ジグリムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジグリムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジグリム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS