タム23700形
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「国鉄タム3700形貨車」の記事における「タム23700形」の解説
タム23700形はメタノール専用の15t積みタンク私有貨車である。 当初タム3700形の軸ばね支持装置は一段リンク式であったが、貨物列車の最高速度引き上げが行われた1968年(昭和43年)10月1日ダイヤ改正対応のため、大半の車は二段リンク式に改造したが、1両(タム3719)の未改造の車が残り区別のため別形式(タム23700形)とした1形式1両の車であった。改造内容は標記類の書き換え以外なにもなく、むしろ本形式の方が本来のタム3700形ともいえる。 車番は「タム23700」とはならず、「タム23719」となった。(現番号+20000) 所有者は東洋高圧工業であり、社名がその後三井東圧化学(現在では三井化学)となり、函館本線の豊沼駅を生涯変わることなく常備駅として運用された。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 塗色は、黒であり黄色(黄1号)の帯を巻いている。全長は8,230mm、自重は12.0t、換算両数は積車2.6、空車1.2、最高運転速度は65km/h、車軸は12t長軸であった。 1982年(昭和57年)11月4日に廃車となり同時に形式消滅となった。
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