タム3850形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/01/28 02:39 UTC 版)
「国鉄タキ7700形貨車」の記事における「タム3850形」の解説
1960年(昭和35年)11月8日にタキ300形より2両(タキ4371 - タキ4372→タム3850 - タム3851)の専用種別変更(濃硫酸→酢酸エチル)が行われ形式名は新形式であるタム3850形とされた。 落成時の所有者は、新日本窒素肥料(その後社名はチッソ、チッソ石油化学へと変遷)の1社のみでありその常備駅は鶴見線の扇町駅であった。 荷役方式は、タンク上部のマンホールからの上入れ、液出管と空気管使用による上出し方式であり、液出管はS字管を装備した。 1979年(昭和54年)10月より化成品分類番号「燃31」(燃焼性の物質、引火性液体、危険性度合2(中))が標記された。 車体色は黒色、寸法関係は全長は9,900mm、全幅は2,507mm、全高は3,812mm、台車中心間距離は5,600mm、実容積は16.2m3、自重は14.5t、換算両数は積車3.0、空車1.6であり、台車はベッテンドルフ式のTR41C(その後TR41Dへ改造)であった。 1986年(昭和61年)4月30日に最後まで在籍した1両(タム3850)が廃車となり同時に形式消滅となった。
※この「タム3850形」の解説は、「国鉄タキ7700形貨車」の解説の一部です。
「タム3850形」を含む「国鉄タキ7700形貨車」の記事については、「国鉄タキ7700形貨車」の概要を参照ください。
- タム3850形のページへのリンク