デルブーフ‐さくし【デルブーフ錯視】
デルブーフ錯視
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 05:08 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動デルブーフ錯視(デルブーフさくし)は、相対的な大きさの知覚に関する錯視である。最も有名なものは、同じ大きさの2つの円が互いに近くに置かれており、1つは円環に囲まれている。円環が近くにある場合は、囲まれている円は囲まれていない円よりも大きく見え、円環が離れている場合には囲まれていない円よりも小さく見える。2005年の研究では、エビングハウス錯視が起こるのと同じ視覚過程により起きることが示唆された[1]。
エポニム
この名前はベルギーの哲学者、数学者、実験心理学者、催眠術師、心理物理学者であるヨーゼフ・レミ・レオポルト・デルブーフ(1831年 - 1896年)にちなむ。彼は1865年にこれを考案した[2]。
関連研究
デルブーフ錯視に関連する研究において、小さな皿で食べることにより食事量が少なくなると主張されている。2018年6月、イスラエルのネゲヴ・ベン=グリオン大学の研究者らがこの主張を疑問視する論文を発表した[3]。
脚注
- ^ “The roles of inducer size and distance in the Ebbinghaus illusion (Titchener circles)”. Perception 34 (7): 847–56. (2005). doi:10.1068/p5273. PMID 16124270.
- ^ Delboeuf, Franz Joseph (1865). “Note sur certaines illusions d’optique: Essai d’une théorie psychophysique de la maniere dont l’oeil apprécie les distances et les angles.”. Bulletins de l’Académie Royale des Sciences, Lettres et Beaux-arts de Belgique 19: 195-216.
- ^ “The Delboeuf Illusion: Common Weight Loss Trick Debunked in Study”. newsweek.com (2018年7月17日). 2018年7月18日閲覧。
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デルブーフ錯視
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 03:26 UTC 版)
詳細は「デルブーフ錯視」を参照 デルブフ錯視とも言われる。2つ合同な円を描き、片方には外に大きな同心円、もう片方には外に小さな同心円を描くと、元の円の大きさが異なって見える錯視。大きさが極端なほど錯視も顕著になる。応用として、図形の中から別の図形をくりぬくと、くりぬいた部分が大きく見える。円以外に、他の図形(正多角形など)でも発生する。
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