フランスのアイデンティティの確立
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 00:28 UTC 版)
「ニコラ・サルコジ」の記事における「フランスのアイデンティティの確立」の解説
2009年、サルコジは、フランス国民の定義とフランスの価値観を移民に共有させる方法について問題提起し、この2点を議論するよう国民に呼びかけた。そのうえで、移民省に命じてフランス全土450か所で討論会を開催するなど、議論への積極的な参加を国民に要請している。この議論について、サルコジは「フランスとは何かを知る崇高な運動」と位置づけているが、ドミニク・ド・ビルパンが「こんな重大なテーマを経済危機で団結すべきときに持ち出すべきではない」と指摘するなど、サルコジを支える与党勢力からも懐疑的な意見が出された。同じく与党のアラン・ジュペは、この論議は「国内の対立、特にイスラム教徒への反感をあおった」と指摘している。
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