マヤ‐れき【マヤ暦】
マヤ暦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/09 01:24 UTC 版)
マヤ暦(スペイン語: Calendario maya)は、先コロンブス期のメソアメリカ、及びグアテマラの高地[1]やメキシコの一部[2]などの中央アメリカ各地の文明地域(マヤ文明)で使用されていた暦法である。
注釈
- ^ Miller & Taube (1993), pp.99–100 イツァムナーの項目を参照
- ^ 「神話上」とは、長期暦が最初に発明されたであろう先古典期中期から後期が、この最初の日からずっと後の時代であることを意味する。Miller and Taube (1993) p.50 などを参照
- ^ 八杉 (1982:61–65) によるとこの日はユカテコ語以外では「バッツ」と呼ばれるが、八杉は『ポポル・ヴフ』に登場する悪さをしたために猿に変えられた兄弟フンバッツとフンチョウェンの話や、チラム・バラムの書のうち『カワの書』や『マニの書』におけるチュエンの日の占いを引き合いに出し、チュエン(チョウェン)とバッツの関連性を説いている。
- ^ それぞれ書記・芸術家の神と算術家の神である[10]。
- ^ 〈猿〉を意味する[10]。
- ^ 八杉 (1982:59) によると、チアパスやグアテマラの各地に残存するツォルキンの各日付け名は大方同一であるが、中でもこの2番目の日は全ての言語において共通が見られる。
- ^ 「棘(草)」もしくは「人身供儀の際に血を流すために用いる尖った道具」を意味する[10]。
- ^ 夜の太陽を象徴する神[10]。
- ^ 〈家〉や〈神殿〉を意味する[10]。
- ^ 葦を意味する[10]。
- ^ 〈イグアナ〉を意味する[10]。
- ^ 夜の神および人身供儀を執り行う者としての側面を有する[10]。
- ^ 〈ジャガー〉を意味する[10]。
- ^ 豊饒神信仰や雨と関連する[10]。
- ^ 〈ヘビ〉を意味する[10]。
- ^ イシュ・チェルとの関連が考えられる[10]。
- ^ 〈ワシ〉を意味する[10]。
- ^ 死の不気味な相を表す神[10]。
- ^ 蜂などの昆虫や蜂の巣を守護する[10]。
- ^ 〈ハゲタカ〉を意味する[10]。
- ^ 戦と人身供儀を司り、シカの姿で現れる神[10]。
- ^ 〈シカ〉を意味する[10]。
- ^ 〈動き〉を意味する[10]。
- ^ 守護神は不明[10]。
- ^ 〈ウサギ〉を意味する[10]。
- ^ 〈黒曜石製のナイフ〉を意味する[10]。
- ^ 神名は不明。神話上の存在アフ・ショクと関連性がある[10]。
- ^ 〈水〉を意味する[10]。
- ^ 〈雨〉を意味する[10]。
- ^ 〈犬〉を意味する[10]。
- ^ 王や高位の神官の名前や称号、また男性神の呼び名にも用いられた[10]。
- ^ 〈花〉を意味する[10]。
- ^ マヤ地域の時間帯がおおむねUT-6であるという事実を考慮に入れなければ、0ポプは 12/27/−575、12/27/−574、12/27/−573、12/26/−572 において実際に冬至と一致していた。参照: IMCCE seasonsArchived August 23, 2012, at the Wayback Machine.
- ^ 詳細は Thompson 1966: 123–124 を参照
出典
- ^ Tedlock, Barbara, Time and the Highland Maya Revised edition (1992 Page 1) "Scores of indigenous Guatemalan communities, principally those speaking the Mayan languages known as Ixil, Mam, Pokomchí, and Quiché, keep the 260-day cycle and (in many cases) the ancient solar cycle as well (chapter 4)."
- ^ Miles, Susanna W, "An Analysis of the Modern Middle American Calendars: A Study in Conservation." In Acculturation in the Americas. Edited by Sol Tax, p. 273. Chicago: University of Chicago Press, 1952.
- ^ “Maya Calendar Origins: Monuments, Mythistory, and the Materialization of Time”. 2017年4月閲覧。
- ^ a b Academia de las Lenguas Mayas de Guatemala (1988). Lenguas Mayas de Guatemala: Documento de referencia para la pronunciación de los nuevos alfabetos oficiales. Guatemala City: Instituto Indigenista Nacional マヤ研究者の間でのこの語の採用に関する詳細と注釈は Kettunen & Hemke (2005), p. 5 を参照
- ^ a b c 暦Wiki マヤ暦 暦計算室 国立天文台
- ^ Tedlock (1992), p. 1
- ^ Voss (2006, p.138)
- ^ 八杉 (1982:56–57).
- ^ 八杉 (1982:65).
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as ロンゲーナ (2002:115–124).
- ^ a b 八杉 (1982:61–62,65).
- ^ a b 八杉 (1982:59).
- ^ a b Kettunen and Helmke (2011),Different Tzolk'in date of name, pp.58–59
- ^ Kettunen and Helmke (2005), pp.47–48
- ^ Boot (2002), pp.111–114.
- ^ “Introduction to Maya Hieroglyphs”. Wayeb, Comenius University in Bratislava, The Slovak Archaeological and Historical Institute. p. 51 (2014年). 2017年4月閲覧。
- ^ Thompson (1966) p.124
- ^ 年の支えの扱いについて詳しくは Tedlock (1992) pp.89–90; 99–104 と Thompson (1966) を参照
- ^ Coe (1965)
- ^ Tedlock (1992) p.92
- ^ Miles, Susanna W, "An Analysis of the Modern Middle American Calendars: A Study in Conservation." In Acculturation in the Americas. Edited by Sol Tax, pp. 273–84. Chicago: University of Chicago Press, 1952.
- ^ USA Today (MacDonald 2007)
- ^ Coe, William R. 'TIKAL a handbook of the ancient Maya Ruins' The University Museum of the University of Pennsylvalia, Philadelphia, Pa. 1967 p. 114
- ^ Roys (1967) pp.132,184–185
- ^ Miller & Taube (1993) p.52
- ^ Miller & Taube (1993) p.53
- ^ Miller & Taube (1993) pp.180-181
- ^ Šprajc, Ivan (2001). “Venus”. The Oxford Encyclopedia of Mesoamerican Cultures. 3. Oxford University Press. pp. 310-312. ISBN 0195108159
- ^ Miller & Taube (1993) p.54
- ^ Obara, D&L「【13の月の暦】の大基本」『シンクロニック・ダイアリー(13の月の暦)』。2018年6月25日閲覧。
- ^ “一般社団法人日本マヤ暦セラピスト協会 公式ホームページ”. mayan-astrology.org. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “銀河のマヤのホームページ”. asuwa.info. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “マヤ暦神聖暦ツォルキン | 毎日に小さな倖せとワクワクを”. マヤ暦神聖暦ツォルキン. 2018年6月27日閲覧。
- ^ “インラケチのblog” (英語). インラケチのblog. 2018年6月27日閲覧。
マヤ暦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/27 14:34 UTC 版)
「アクバル (曖昧さ回避)」の記事における「マヤ暦」の解説
アクバル (マヤ暦) - マヤ文明で使われていたツォルキン(暦)の第3番目の日。 このページは曖昧さ回避のためのページです。一つの語句が複数の意味・職能を有する場合の水先案内のために、異なる用法を一覧にしてあります。お探しの用語に一番近い記事を選んで下さい。このページへリンクしているページを見つけたら、リンクを適切な項目に張り替えて下さい。
※この「マヤ暦」の解説は、「アクバル (曖昧さ回避)」の解説の一部です。
「マヤ暦」を含む「アクバル (曖昧さ回避)」の記事については、「アクバル (曖昧さ回避)」の概要を参照ください。
- マヤ暦のページへのリンク