不当
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/11 04:56 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動不当(ふとう)は、正しくないこと、妥当ではないこと、道理に外れたことを指す。対義語は正当、妥当である。
法令用語としての「不当」
「不当」という言葉は「違法」と同じような意味と解釈されることがあるが、法令用語としてはそれぞれの意味が異なってくる。
「不当」とは、実質的に妥当性を欠いていることをいう。対して「違法」とは、法秩序に違反していることをいう。「不当」なものが必ずしも「違法」であるとは限らず、法に違反してさえいなければ、それは「適法」という扱いになる。しかし、如何に適法であっても法の趣旨や目的から見て問題のある行為には変わりない。
なお、これは「不当」が「違法」でないことを保証するものではない。「不当」でかつ「違法」なものも当然あり得る。
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関連項目
不当
「不当」の例文・使い方・用例・文例
- 不当解雇
- 不当利得者
- 不当な利益
- 彼女は不当な解雇に憤慨した
- 彼女は判決の不当さに抗議した
- 彼は自分が受けた不当な批判に対して立ち上がった
- 彼は不当な扱いを受けた
- 不当な要求
- 彼らを不当に扱うな
- その兵士を不当に扱ってはならない
- アパートの家賃が不当に高いと思う。
- 我々は不当労働行為への抗議のためデモを行った。
- 不当廉売は不公正な取引方法の具体的な例のうちの一つです。
- 不当対価とは、不当な対価によって取引を行うことを意味します。
- 私は不当に非難された。
- 彼は不当な理由で解雇された。
- そんな不当な提案は、拒否すべきだったのに。
- 彼らは私を不当に扱った。
- 彼は私たちが彼を不当に扱ったと言って私達を非難した。
- 日本がそれらの不当な関税を撤廃しなければ、アメリカは制裁措置を取るだろう。
不当と同じ種類の言葉
品詞の分類
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