じんこう‐とうはん【人工登×攀】
人工登攀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 05:51 UTC 版)
「アルパイン・クライミング」の記事における「人工登攀」の解説
どうしても手足、あるいはクランポンやバイルでは突破できない場合、カムやナッツ、ピトンやフックといった人工物をセットして、それにあぶみ(縄ばしご)をかけて登る人工登攀で突破することになる。ボルトは打とうと思えば何処にでも打てるため、かつては直線的にボルトを連打したルートが量産されたが、近年ではそういったルートづくりやそれを使った登り方は批判・否定される傾向にある。 なお先鋭的なクライマーの間でも、例外的にはボルトを使ってもよしとするのか、それともどんな場合でも一切使わないのか、状況によっては使うのを許すとしたらどういった場合なら許容され得るとするのか、といったことに関しては論争がある。ボルトは消し去るべきだという者もいれば、ルート中の一部ならOKではないか、といった意見もある。また、人工的手段を用いた場合、Aで表記されるグレードをつける。A0はピトンを足場にしたり、ヌンチャクをつかんで登った場合などに示される。あぶみを用いた本格的な人工登攀は、墜落予想距離によりA1からA5までの表記で示される。 登る壁の状態によって幾つかの分類がある。
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