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光路とは? わかりやすく解説

光路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/11 00:39 UTC 版)

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ズーミングと光路の関係

光路(こうろ、: Optical path)は、光が光学系を横断する際にとる経路。屈曲光学を利用することによって、光学装置の物理的な大きさを光路の長さ未満にできる。光学で定義される光路長は、経路の長さに中間の屈折率を掛けた長さとなる。

関連項目


光路

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/25 01:07 UTC 版)

偏光顕微鏡」の記事における「光路」の解説

1. 光源 ハロゲンランプタングステンランプ用いられるかつては反射鏡用い太陽間接光などを利用したこの段階では発生した光はあらゆる方向振動している自然光である。 2. 偏光子(ポラライザ) 光源からの光を直線偏光とするために偏光板配置される。この偏光板を「ポラライザ」・「下方ポーラー」などと呼ぶこともある。 偏光板はかつてウィリアム・ニコル (William Nicol) が開発したニコルプリズム (Nicol prism) が使用されていた。これは方解石三方晶系炭酸カルシウム結晶)の透明度が高い単結晶特定の面に切り出し2枚張り合わせたのである。これは高価かつ材料確保も困難であったため、のちにヨウ素添加したポリビニルアルコール樹脂などを一方向引っ張りながら整形し製造した偏光フィルム」などが登場した。これは比較安価であり、教材として使用される安価なものなどでは10cm角程度のものが数百円で購入できる。このフィルム外力によって容易に変形してしまうため、偏光子として用い場合には光学ガラス板でサンドイッチ状に挟みこむなどして安定した状態に整形されている(偏光#偏光作り出す光学素子詳細な記述がある)。 3. コンデンサーレンズ 通常の光学顕微鏡のものと基本的な構造一緒である。ただし、光路からの出し入れ可能な構造となっている。コノスコープ観察後述)を行う場合にのみ用いる。 4. ステージ 光路の中心に回転できる構造となっている。また、回転角測定するための目盛り振られている。試料観察する部分を光路の位置するように配置するこのため試料用のメカニカルステージがついていることがある5. 対物レンズ 基本的な構造原理通常の光学顕微鏡のものと共通であるが、観察する偏光乱さないために配慮が行われる。ガラス歪み加えると偏光特性変化するため、レンズ固定レンズ材にストレスかからないように考慮して行われている。レンズ素材偏光特性影響がないものが選定される対物レンズマウントは、試料回転軸視野中心一致させることができるよう出し機構取り付けられている。 6. 検板スリット 観察補助のための検板(コンペンセータ)を入れるためのスリットである。鋭敏色板・1/4波長板くさび形水晶板などを光路に挿入するために装備されている。 7. 検光子アナライザ偏光子偏光振動面と90°になる角度配置できる偏光板である。この偏光板を「アナライザ」・「上方ポーラー」などと呼ぶこともある。検光板は光路からの抜き差し可能な構造となっている。 8. ベルトランレンズ 対物レンズ射出瞳ができる位置取り付けられ凸レンズである。射出瞳直接観察する場合コノスコープ観察)にのみ使用されるため、光路からの抜き差し可能な構造となっている。 9. 接眼レンズ 基本的に通常の光学顕微鏡用のものと共通である。ただし、対物レンズ出し用に十字レティクル入ったものを用いことがある

※この「光路」の解説は、「偏光顕微鏡」の解説の一部です。
「光路」を含む「偏光顕微鏡」の記事については、「偏光顕微鏡」の概要を参照ください。

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