兎粘液腫
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/09 06:55 UTC 版)
兎粘液腫(うさぎねんえきしゅ、英:rabbit myxomatosis)とは、ミクソーマウイルス感染を原因とするウサギの感染症。日本では家畜伝染病予防法において届出伝染病に指定されており、対象動物は兎。ミクソーマウイルスはポックスウイルス科レポリポックスウイルス属に属するDNAウイルス。主にウサギノミより媒介されるが、他の節足動物もベクターとなる。症状は発熱、結膜眼瞼炎、鼻、耳、肛門、生殖器周辺の粘膜と皮膚の境界部皮下にゼラチン様腫瘤を形成する。死亡率はほぼ100%であり、発症後2週間前後で死亡する。治療法はない[1]。
- ^ 『動物の感染症』より。
- ^ a b 『ウサギの不思議な生活』(p37)より。
- ^ a b 『ウサギの不思議な生活』(p82)より。
- ^ 『ウサギの不思議な生活』(p81, p82)より。
- ^ 『ウサギの不思議な生活』(p82 - p85)より。
- ^ a b 中屋敷均 2016, p. 27-30.
- ^ 『ミクソーマウイルスの毒性の進化』(p1、PDF:p1/1)より。
- ^ 『ウサギの不思議な生活』(p27)より。
- ^ 『ウサギの不思議な生活』(p30)より
- ^ 『ウサギの不思議な生活』(p32 - p38)より。
- ^ 『ウサギの不思議な生活』(p38 - p42)より。
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