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内皮細胞とは? わかりやすく解説

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ないひ‐さいぼう〔‐サイバウ〕【内皮細胞】

読み方:ないひさいぼう

血管心臓リンパ管内皮構成する細胞。→血管内皮細胞


内皮細胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 07:35 UTC 版)

内皮細胞(ないひさいぼう、: endothelial cell)は、内皮を構成する細胞。内皮細胞は幅10~15μm、長さ25~50μmの多角形の細胞であり、形質膜小胞と呼ばれる小窩が多数存在し、Weibel-Palade小体と呼ばれる杆状の分泌顆粒を有する。血液およびリンパ組織液の交換の場。内皮細胞間には密着結合が存在する。内皮細胞は部位により種々の構造をとり、その壁構造から連続型、有窓型、不連続型の3種類に分類される。




「内皮細胞」の続きの解説一覧

内皮細胞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:21 UTC 版)

毛細血管」の記事における「内皮細胞」の解説

脈管系の上皮を内皮という。毛細血管内皮構成する内皮細胞は薄い板状であるが、部分だけが厚く盛り上がっている。細胞全形は、血管方向概ね一致してやや長く伸びこの方向に長軸向いた小判形である。毛細血管横断面をみると、細胞の1個が指輪のように全周を抱くこともあり2,3個がつながって全周を囲むことがある。 内皮細胞の境界線観察するには古くから硝酸銀による方法用いられる腸間膜などの膜片組織硝酸銀液に浸し、あるいは血管に同液を注入した後、光にさらすと銀粒子析出し、内皮細胞の境界沈着し、これを黒く染める。硝酸銀液を血管注入し、光または現像液処理した後にレジン注入し鋳型走査型電子顕微鏡観察すると内皮細胞の境界線わかりやすい。内皮細胞の内腔面を走査型電子顕微鏡観察する多数長さ不揃いな繊毛生えていることがある大血管にも小血管にも見られる。この微繊毛意義不明である。内皮細胞を透過型電子顕微鏡観察すると、近くゴルジ装置があり、両者の間にしばしば中心小体見える。そのほか周囲部にはミトコンドリア若干粗面小胞体遊離リボゾーム少数水解小体がある。細胞質の薄い部分にはのみこみ陥凹小胞通常みられる。内皮細胞の中間径フィラメントビメンチンが豊富で細胞骨格として内皮細胞を機械的に支持している。また基底膜との接着にも重要な役割を担う。微小管一端局在する中心小体から出て細胞長軸沿って走っている。血管内皮細胞間には、多少とも接着装置存在する。しかしその発達血管種類存在部位によって大きく異なる。血管透過性密着結合発達程度によって影響を受けると考えられている。血管透過性脳血管では低く、脳以外の組織では透過性は高い。脳の血管内皮強固連続的な密着結合形成し物質透過遮断しており血液脳関門といわれている。対照的に骨格筋血管内皮では密着結合発達悪く断続的であるので物質透過性が高い。内皮細胞のマーカーとしてはCD31(platelet endothelial cell adhesion molecule-1、PECAM-1)、CD34、CD36、RECA-1などが知られている。

※この「内皮細胞」の解説は、「毛細血管」の解説の一部です。
「内皮細胞」を含む「毛細血管」の記事については、「毛細血管」の概要を参照ください。

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