取り残された3人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/03 09:25 UTC 版)
「バーク・ウィルズ探検隊」の記事における「取り残された3人」の解説
ユーカリの木から発ってすぐ、2頭のラクダ、ラージャとランダが死んだ。積み荷を運ぶ動物を失ったバーク、ウィルズ、キングは、ストレルツキ砂漠を横断することを諦め、クーパー・クリークへ戻らざるをえなくなった。既に食糧は底を突きかけ、彼らは体力を消耗していた。クーパー・クリークの先住民族アボリジニのヤンドルワンダ族が、彼らに魚や、パドルーという豆、地表に生えるナルドゥー(デンジソウの一種 Marsilea drummondii)の実(正確には胞子のう果)から作ったブッシュブレッド(Bush bread )の一種を与えた(ナルドゥーはチアミンを破壊するチアミナーゼを含むため、大量に摂取すると脚気の原因となる)。ウィルズはユーカリの木のもとへ戻ると、旅の間つけてきたノートと日誌を、安全のため補給庫へ埋めた。バークは、何の供給も家畜も置いていかなかったブラーエへの批判を日誌に苦々しく記した。
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