啓典
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- ムーサー(モーセ)に下された『タウラート』(『モーセ五書』)
- ダーウード(ダビデ)に下された『ザブール』(『詩篇』)
- イーサー(イエス)に下された『インジール』(『福音書』)
- ムハンマドに下された『クルアーン』(『コーラン』)
また、クルアーンを、唯一神がムハンマドを通じて伝えた言葉として、教典にし、これに従うことをもいう。これは六信のひとつ。
ただし上記の4つの啓典は、クルアーンと同等というわけではない。キリスト教徒による改竄や悪意のない誤写、善意の辻褄合わせ等によって、本来のものとは文面の食い違っているところがあるとされ、その点は憶測や詮索あるいは研究の対象として認められる。そういう意味では、絶対不可侵のクルアーンよりは一段も二段も下に置かれるものである。
関連項目
啓典
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 08:07 UTC 版)
第三番目の信仰箇条は、神が諸預言者に啓示したすべての聖なる書に関するものである。それらにはトーラー、詩編、福音書、アブラハムの書巻、そしてクルアーンが含まれる。イスラームの到来以前、宗教の歴史は、各伝達者が時代と場所に適した教えをもたらした連続した天的配剤として理解されている。始まりの時に、神によって送られた教えは、時代と場所において補正された細則を除いて基本において一致している。イスラームの認識では、神は預言者をすべての国々と遠隔の集団に送ったとしている。従って、アハマディーの教えはアブラハム系統の啓典の外に、例えばヴェーダやアヴェスター等も神聖なる起源を持つと考えられている。コミュニティはクルアーンは人類に対する最後の聖なる書である信じている。クルアーンの教えは時代を超えたものであると見なされている。
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