とう‐こ〔タウ‐〕【島弧】
読み方:とうこ
⇒弧状列島
島弧
読み方: とうこ
【英】: island arc
【英】: island arc
千島、日本、インドネシアなど、大陸と大洋の境に位置し、大洋側に凸状をなして並ぶ弧状の島列で、列島弧、花綵{かさい}列島ともいわれ、大洋側にはそれと平行して細長い海溝があり、島列上には活火山が分布し、その下には深さ 70km 以上の深発地震帯を伴うのが普通で、これらの 3 現象を伴う地域は太平洋をとり巻く地域に典型的に見られ、活発な地殻変動を伴う地球上で現在、最も不安定な地帯である。島弧では海溝側を外側、その反対側を内側といい、深発地震の震源は内側へ向かって次第に深くなるほか、地表部では重力異常帯、熱流量異常帯、火山列などが海溝部と同方向に帯状配列しているのが特徴で、その原因は大洋底の下のマントル内での物質の流れが下降し、もぐり込む場所に当たっているからであるという(プレート・テクトニクスによる)仮説が一般的である。 |
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