げんし 【幻視】
幻視
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 03:35 UTC 版)
幻視とは視覚において認められる幻覚である。シャルル・ボネ症候群や後頭葉性幻視、閃輝暗点が有名である。閃輝暗点は突然ギラギラした模様が出現し、次第に拡大していき、その中心部は視野が欠損し暗点となる。10から20分ほどすると形が崩れて消失する。この光は赤、青、紫などの色がついていたり、無色であったりし中心部は見えない。閃輝暗点が消失した後、片頭痛を伴うことがあり古典的片頭痛といわれる。両眼性で視野の一側に出現し、暗所・明所に関係なく、閉眼時もこの症状が認められる。原因は片側の後大脳動脈の血管痙攣と考えられ、閃輝暗点は血管痙攣を起こしている対側の視野で生じる。
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