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御天気師とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 御天気師の意味・解説 

おてんき‐し【御天気師】

読み方:おてんきし

詐欺師の一。偽金などを路上落としておき、通行人二人で発見したように見せかけ配分しようなどと口実作ってその通行人金品すり替え逃げ去るもの。晴天の日にするところからいう。


御天気師

読み方:おてんきし

  1. 詐偽師のこと。
  2. 1 天気変る如く感情定まりなく、機嫌気心急劇変る人をいふ。御天気もの。2 詐欺一種を職とするもの。
  3. 〔犯・的〕お天気詐欺をやる者をいふ。お天気詐欺とは拾得物分配事寄せ、又は預け物紛失難くせを付けて金銭強要した詐欺することをいふ。「オトシコミ」の条参照
  4. 贋造紙幣などを使ふ詐欺
  5. 「どしやながし」の一種詐欺一種贋造紙幣札束などを路傍落して置き金銭所持してゐるが如き人物待ち受けて其人と二人で拾得せしかの如くに装ひ、札束は其人にあづけすつかり信用させておき、「一寸煙草を買たいから財布貸して呉れ給」なんとか云つて其財布借受けて其侭逃走するを云ふ。「おてんきし」(御天気師)仲間主犯を「だき」、「だき」を補佐する役を「もち」と云ひ。見張役を「うわ」と云ふ。被害者を「太郎」又は「椋鳥」と云ふ、偽造札束を「どさ」と云ふ。仕事をする際には「だき」一人にてする事もあるが時には共犯でする事もある。其時は共犯の「うわ」、「もち」は大抵白痴唖者を装ふのが普通である。
  6. 遺失物横領等の詐欺大阪
  7. 詐欺一種で、道路共犯者落した、ほとんど無価値の物を拾い上げ、さも金目のものでもあるかのように見せかけて、これをみていた通行人山分けするといってだましその品物相手渡し、これに相当する金銭詐取するもの。〔一般犯罪
  8. 詐欺手口一種お天気師関西地方では土砂流しという)。概してお天気のよい日を選んで犯行するところより(贋物ねたにし拾得物山分け藉口して金品騙取するもの)。〔詐〕
  9. 「どしかながし」(※「どしゃながし」か)の一種詐欺一種であって贋造紙幣札束などを路傍落しておき金銭所持している如き人物待ち受けてその人二人で拾得したかの如く装い札束その人預けてすつかり信用させておき、「一寸煙草買いたいから財布貸してくれ」とかなんとかいってその財布借受けそのまま逃走すること。「お天気師仲間主犯を「だき」それを補佐するものを「もち」といい、見張役を「うわ」という。被害者を「太郎」又は「椋鳥」という。

分類 東京犯罪、犯/的、詐/犯罪

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