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恵庭岳とは? わかりやすく解説

えにわ‐だけ〔ゑには‐〕【恵庭岳】

読み方:えにわだけ

北海道西部、支笏(しこつ)湖の北西岸にある活火山標高1320メートル

恵庭岳の画像
支笏湖と恵庭岳

恵庭岳(北海道)

1320m 北緯424736秒 東経1411707秒 (恵庭岳)(世界測地系

恵庭岳地図恵庭岳の写真

概 要

 支笏カルデラ北西内側生じた安山岩の後カルデラ火山直径5km比高1.1km。3回にわたる大規模な軽石噴火(最後のものは約1.5万年前)の後、 輝石安山岩溶岩流出によって山体形成された。山頂東側爆裂火口噴気認められる



最近1万年間の火山活動

 約1.5万年前の大規模な軽石噴火以降山頂付近山体東麓西麓において、溶岩ドーム形成溶岩流出続いた恵庭火山における最後マグマ噴火は約2000年前である。
 約1700年間の休止期の後、17世紀はじめに山頂部水蒸気爆発発生し山頂東部大規模に崩壊して火口形成崩壊物は岩屑なだれとなって山体流下し、支笏湖流入した。 この爆裂火口形成後、約150年の間に少なくとも2回の水蒸気爆発があり、それに伴う土石流発生している(中川ほか、1994 中川1998)。



記録に残る火山活動



1981(昭和56)年10月 恵庭岳付近地震群発(有感あり)。


日本活火山総覧第3版)(気象庁編、2005)による。


恵庭岳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/13 00:40 UTC 版)

恵庭岳(えにわだけ、アイヌ語: e-en-iwa)は、北海道支笏洞爺国立公園にある第四紀火山である。標高は1,320 mで、1991年に気象庁より活火山に指定されている。山名はアイヌ語の「エエンイワ[3]」(頭が・尖っている・山)に由来する[4]


  1. ^ 恵庭岳”. 気象庁. 2022年4月9日閲覧。
  2. ^ 日本の火山: 恵庭岳 - 産業技術総合研究所 地質調査総合センター、2019年11月閲覧
  3. ^ アイヌ語ラテン翻字: e-en-iwa
  4. ^ アイヌ語地名リスト” (PDF). 北海道. p. 9. 2017年4月14日閲覧。
  5. ^ 和田恵治、石塚吉浩、古川竜太、中川光弘、宝田晋治、吉本充宏 著、高橋正樹、小林哲夫 編 『北海道の火山』(2刷)築地書館、東京都中央区築地7-4-4-201〈フィールドガイド 日本の火山 3〉、1998年9月30日、62 - 75頁。ISBN 4-8067-1158-6 
  6. ^ 勝井義雄、岡田弘、中川光弘 『北海道の活火山』(第1刷)北海道新聞社、札幌市中央区大通西3丁目6、2007年1月17日、135 - 138頁。ISBN 978-4-89453-397-4 
  7. ^ 千歳市史編さん委員会 編 『新千歳市史 通史編』 上、千歳市、北海道千歳市東雲町2丁目、2010年3月19日、43 - 50頁。 
  8. ^ a b 支笏洞爺国立公園 利用時の注意事項”. 環境省. 2012年9月22日閲覧。
  9. ^ 知里真志保 『地名アイヌ語小辞典』(復刻第三刷)北海道出版企画センター、札幌市北区北18条西6丁目20、1956年9月30日、23頁。ISBN 4-8328-8802-1 
  10. ^ 山田秀三 『北海道の地名』(第三刷)北海道新聞社、札幌市中央区大通3丁目、1984年10月31日、57頁。ISBN 4-89363-321-X 
  11. ^ a b 去石信一 (2012年8月19日). “山は博物館”. 毎日新聞 (東京: 毎日新聞社): p. 22 北海道版 
  12. ^ 北海道立地下資源調査所 編 『北海道の地熱・温泉 調査研究報告第4号』 (B) 西南北海道北部、北海道立地下資源調査所、北海道札幌市中央区南11条西3丁目、1977年3月31日、96 - 98頁。 
  13. ^ 千歳市史編さん委員会 編 『新千歳市史 通史編』 上、千歳市、北海道千歳市東雲町2丁目、2010年3月19日、44 - 45頁。 
  14. ^ 浅田政広 『北海道金鉱山史研究』北海道大学図書刊行会、札幌市北区北9条西8丁目北海道大学構内、1999年2月28日、231 - 288頁。ISBN 4-8329-6021-0 
  15. ^ 千歳市史編さん委員会 編 『新千歳市史 通史編』 上、千歳市、北海道千歳市東雲町2丁目、2010年3月19日、858 - 863頁。 
  16. ^ 渡辺茂 編 『恵庭市史』北海道恵庭市役所、北海道恵庭市京町1番地、1979年7月、785 - 787頁。 
  17. ^ 北海道立地下資源調査所 編 『北海道の地熱・温泉 調査研究報告第4号』 (B) 西南北海道北部、北海道立地下資源調査所、北海道札幌市中央区南11条西3丁目、1977年3月31日、98 - 105頁。 
  18. ^ 和田恵治、石塚吉浩、古川竜太、中川光弘、宝田晋治、吉本充宏 著、高橋正樹、小林哲夫 編 『北海道の火山』(2刷)築地書館、東京都中央区築地7-4-4-201〈フィールドガイド 日本の火山 3〉、1998年9月30日、67 - 68頁。ISBN 4-8067-1158-6 
  19. ^ 北海道の山と谷再刊委員会 『北海道の山と谷』 上(初版)、北海道撮影社、札幌市西区発寒16条14丁目3-30、1998年12月15日、72 - 74頁。ISBN 4-938446-05-7 
  20. ^ 大橋弘一 『自然ガイド 支笏・樽前』(1刷)北海道新聞社、札幌市中央区大通西3丁目6、2002年8月25日、23頁。ISBN 4-89453-219-0 
  21. ^ 地図・空中写真閲覧サービス (写真名 HO20022X-C8-16)”. 国土地理院 (2002年7月28日). 2012年9月28日閲覧。
  22. ^ 財団法人札幌オリンピック冬季大会組織委員会 編 『第11回オリンピック冬季大会公式報告書』財団法人札幌オリンピック冬季大会組織委員会、1972年12月20日、248 - 250頁。 
  23. ^ 札幌市総務局オリンピック整理室 編 『第11回オリンピック冬季大会札幌市報告書』札幌市、北海道札幌市中央区北1条西2丁目、1972年12月、224 - 225頁。 
  24. ^ 小西淳一、杉本康弘 (2012年2月6日). “【白銀の祭典 札幌五輪から40年】(4)恵庭岳 癒えぬ傷”. 朝日新聞. 2012年9月28日閲覧。
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  26. ^ 平成23年全国都道府県市区町村別面積調” (PDF). 国土地理院. p. 1 (2011年10月1日). 2012年9月23日閲覧。
  27. ^ 国土地理院 地図閲覧システム 2万5千分1地形図名:恵庭岳”. 国土地理院. 2012年9月23日閲覧。
  28. ^ 渡辺茂 編 『恵庭市史』北海道恵庭市役所、北海道恵庭市京町1番地、1979年7月、583頁。 





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