こうしゅ‐ざい〔カウシユ‐〕【抗酒剤】
抗酒剤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 17:12 UTC 版)
アセトアルデヒドデヒドロゲナーゼ(アセトアルデヒド脱水素酵素)の働きを阻害する薬品で、服用すると飲酒時に血中のアセトアルデヒド濃度が高まるため、不快感で多量の飲酒ができなくなる。つまり「少量の飲酒で悪酔いさせる薬」であり、「飲酒欲求そのものを抑える薬ではない」。抗酒剤を飲んで大量飲酒をすると命にかかわる危険があるため、医師の指導の下、本人への充分な説明と断酒の決意を行った上での服用が必須である。アルコール依存者に知られぬよう密かに投与するようなことは厳禁である。 シアナミドとジスルフィラム(商品名は「シアナマイド」と「ノックビン」)の2種が日本では認可されている。
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