活性酸素とは、私たちが呼吸している大気中の酸素よりも活性化された酸素、およびその関連分子の総称で、不安定で、いろいろな物質と反応しやすい性質をもっています。三重項酸素が励起してできる一重項酸素(1O2)、酸素が1電子還元されたスーパーオキシド(O2-)、スーパーオキシドが不均化して生じた2電子還元種である過酸化水素(H2O2)、過酸化水素より生成するヒドロキシラジカル(HO・)の4つをさします。活性酸素を広くとらえると、この4つの他にも活性酸素と体の成分との反応で生じるペルオキシラジカル、アルコキシラジカル、ヒドロペルオキシド(過酸化脂質)や、一酸化窒素、二酸化窒素なども加わります。
かっせい‐さんそ〔クワツセイ‐〕【活性酸素】
活性酸素
スーパーオキシド(O2-)や過酸化水素などの総称で、生体内の酸化還元反応が係わる代謝で産物として生成されるほか、レドックスシグナルの伝達物質として参加ストレス応答時などに機能する。
スーパーオキシド
英訳・(英)同義/類義語:superoxide, O2-, superoxide anion
酸素分子に電子が過剰に取り込まれた化合物の総称。生体内では、白血球やマクロファージが産生することが知られる。
活性酸素
活性酸素
活性酸素
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/10/08 08:52 UTC 版)
活性酸素(かっせいさんそ、英: Reactive Oxygen Species, ROS)とは、大気中に含まれる酸素分子が、より反応性の高い化合物に変化したものの総称である[1]。一般的にスーパーオキシドアニオンラジカル(通称スーパーオキシドイオン)、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素(ペルオキシドイオン)、一重項酸素の4種類とされる[1]。
- 1 活性酸素とは
- 2 活性酸素の概要
「活性酸素」の例文・使い方・用例・文例
活性酸素と同じ種類の言葉
- 活性酸素のページへのリンク